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11/30/2023, 1:15:23 PM

泣かないで

ねぇ、いつになったら
君が笑える日が来るのかな
ねぇ、もっと早くに
会ってたら何か変わってたのかな
2人過ごした夏の夜
ベランダに君の横顔
どこか寂しそうで辛そうで
そこにあるのは不幸せ
手取り合って夜空の向こうへ
もう二度と置いてかないから
まだ暑い夏の夜に
魔法にかけられて
泣かないで
消えないで
一人にしないで

11/29/2023, 10:25:37 AM

冬のはじまり

親から期待させられる毎日。
気付けば親のいいなりに動いていて、
知らず知らずのうちに、
親の勧めるがままに生きていた。
「結癸は、俺たちが守るからな!
何でもやってやるから!」
「結癸、私たちに任せて。」
小さい時、言われた言葉。
言っている意味が分からなくて受け流した言葉。
今になって分かる。
俺は親に躾られた"いい子"なんだって。
自分が恵まれているのも分かってる。
親から言われること全てをそのまま受け止めて
反論しない俺は
親のいいなりのままの俺は
きっと、あいつらには"いい子"に見えていて
だれも、本当の俺なんて見てないんだよ。
薄暗い部屋で、電気も点けないで
これに慣れてしまってはいけない。
分かっているけど、抗えない
ふと窓の外を見ると、初雪が降っていた
本当の俺に見えて、怖かった。
ただの雪なのに、初めて降っただけで"初雪"なんて
そんなのペルソナで、
「ほんと、俺みたいに孤独だな…」
俺の頬に冷たく涙が伝う
…そうか、俺には痛みが無かったんだ
毎日甘やかされて、それに気付かず自分を偽って
"いい子"の仮面は、俺の心を傷付けてたんだ
「…孤独で、冷たい…。痛いよ…」
俺の、冬のはじまり。




あんなにあたたかかったあなたの温もり
今じゃもう、過去に変わってしまった。
あなたが消えてから、もう一ヶ月
俺にとっては心にぽっかり穴が空いたくらい
大きな出来事で。
あたたかさも、強さもない
ただ、冷たさが募っていく
二度と春が来ない冬のはじまり

あんまりいいの書けなかったです😭
初めて痛みと孤独、そして冷たさを知った男の子の話と
大切な人を失って、孤独に浸っていく話です。
読んでみてください。

11/28/2023, 10:22:42 AM

終わらせないで

「…別れよっか、」
「……え、なんでっ、」
そういって、あなたは出ていってしまった
毎日俺のために作ってくれるごはんも
あなたが俺にくれた誕生日プレゼントも
…凪のものが、俺の部屋のどこを見渡しても
まだ残ったまま
暗い部屋で一人リビングに蹲って、1人泣いた。
涙が枯れてしまうくらいに。
泣きたくても泣けない、俺の心には穴が空いたみたいで
それを埋めるのはやっぱり凪だったんやな。
「ごめん、好きって素直に言えへんくて。
喧嘩して、いつも謝ってくれるのは凪やったし、
今更遅いって分かっとる。もう二度と、元に戻れんのも
俺が一番分かってる。でも、終わりたくないっ、
終わらせないで。話、したいな、」
そう、凪にメッセージを送ったのは
凪がこの家を出ていって一週間が経とうとしていた時だった。
何も食べれない。喉を通らない。不安で、毎日寝れない
それだけ依存していたのに、凪の悩みにも気付けない俺って馬鹿やな、そう自嘲している時に
ドアが開いて真っ暗な部屋に光が射し込んだ。
「…ねぇ、何やってんの。
俺のこと呼んどいて、あんなメッセージみたら
戻るしかないじゃん、俺だって辛いんだよ。
…何も言わずに出ていったのはごめん。
紬にとっては、俺はずっと側に置いて置くだけの人間じゃないかなって思ったの。いつしか紬からの好きも聞けなくて、辛かったんだよ、?」
「…っ、ごめん、俺、離れてからっ、…
凪の大切さに、気付いた。…側に置きたいだけやったかもしれん、これから、辛いことばっかり思わせちゃうかもしれん。でも、必ず、凪を幸せにする。もう、
あんな思いはさせんっ…やから、また、…やり直したいっ…こんな……勝手なんは分かっとる。やから、考え直して…お願い、凪……」
「……絶対、俺のこと、幸せにしてよっ、?
俺だって、まだ紬のこと忘れられないんだから。
もう二度と、俺にあんな思いさせないで、
三度目はないから。俺のこと、時間がかかっても
側に置きたい存在じゃなくて、愛して、ずっと側にいたい存在にしてよ、?」
「…うんっ……絶対、大事に、幸せにするっ…
今も、これからも愛しとるで。…俺の愛、一生
受け取ってや。」
「…もう、ほら、立って?どうせずっとご飯食べれて無かったんでしょ?…俺も、全然食べる気になれなかったの。
ごめんね……ご飯、一緒に食べよう?……って、ほんとに立てないの?ほら、お姫様抱っこするよ?笑」
ほんとに良かった、また、凪とやり直せる。
絶対、幸せにするでな、凪
「…やめてや、笑立てるしっ!」
あのとき、終わらせないで良かった。


今の世界に合わせて男の子同士の恋愛も書いてみました!
賛否両論等あるかと思いますが…
いつもみてくださって、いいねもありがとうございます。

11/27/2023, 10:07:22 AM

愛情

沈みかける夕日を見るのも
馬鹿言って笑い合うのも
喧嘩して、雨の中君を探すのも
全部全部君だから楽しかったんだよ。
嫌だった雨も君といれば晴れになる
嫌いなものも君がいたから好きになれる
…どこ、行っちゃったんだよ。
君のくれた愛情がいつまでも僕の心に
重く鉛のようにのしかかる。
溶けない氷みたいに、僕の心に突き刺さったままなんだよ。
君の愛情で、早く僕の心を溶かしてよ。
ずっと、待ってるから…

11/26/2023, 10:10:42 AM

微熱

気付いたら、俺のとなりには君がいて。
ふと自分の手をみると、
そこにはグラスに入ってるお酒があって。
酒には弱いから、普段は飲まないはずなのに。
視界がぼやける。
頭もうまく働かない。
なんかだるいし、熱でもあるのかな。
君が立ち上がって、僕を一人置いていく。
どうやら僕は、
君に勝手に恋して、君によって、
初恋のように胸が締め付けられて
外に出ると、冷たい夜風が僕の頬を撫でる。
…どうやら、僕の微熱は勘違いだったようだ。
ただ一夜、君に溺れてたみたい。

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