微熱
気付いたら、俺のとなりには君がいて。
ふと自分の手をみると、
そこにはグラスに入ってるお酒があって。
酒には弱いから、普段は飲まないはずなのに。
視界がぼやける。
頭もうまく働かない。
なんかだるいし、熱でもあるのかな。
君が立ち上がって、僕を一人置いていく。
どうやら僕は、
君に勝手に恋して、君によって、
初恋のように胸が締め付けられて
外に出ると、冷たい夜風が僕の頬を撫でる。
…どうやら、僕の微熱は勘違いだったようだ。
ただ一夜、君に溺れてたみたい。
11/26/2023, 10:10:42 AM