太陽の下で
あたたかい春の日に
太陽の下で君と歩く
嘘ばっかりついてた
嘘をついてるのを悟られないように
最後に贈ったのはネックレス
君は喜んでくれたね。
ほんとに純粋なんだから、
僕は病気で長くないって言ったけど
病気も、もうすぐ死ぬのも、全部嘘なんだ。
全ては君を守るため。
「さとるー??具合悪いの、?」
「…ううん、大丈夫だよ
俺のネックレス、ずっと大事に持っててね。
ごめん、さよなら。」
そう言って、僕はあなたに追い付かれないような速さで
あなたに見えないように
僕の、俺の頬に涙が伝う。
あなたの声が聞こえる。
振り返れば、絶対戻れない。
分かっていても、あなたの声は聞こえちゃうんだよ。
「置いてかないでよ、」
それは、駄目じゃん、
あぁ、違う世界線だったら
俺たちずっと一緒にいられたのかな。
闇へ一歩一歩
堕ちていく
セーター
クローゼットを開けると
目に入ったのは
君がくれたセーター
今はもう、着ることはないけれど
たまに見るくらいなら許されるかな。
これを捨てるのは
記憶からあなたを消すようで怖い
「…やっぱ、まだ忘れられないのかな、俺。」
そんなことない。俺はもう前を向いてる。
たまには戻らないと、成長できないから。
…そう理由を付けて、まだ忘れることも出来ない
自分が嫌になる。
落ちていく
輝くステージ
私を呼ぶ声
全部私のエネルギー
私の歌声で皆の心が満たされていく
私のダンスで皆が心打たれる
私のエゴに着いてきて、
私を満たして?
そんな中で目立つヴィラン
「歌もダンスも普通だろ」
黙って私に着いてこればいいんだよ。
こんなやつ、要らない。
もっと欲しい。欲求不満にかられ、
今日もまた一つ
落ちていく
いつも恋愛ばかりなので今回は違うのにしてみました!
あまり慣れないので下手かもですが読んでみてください🙏
前にれんとかいの2人を出したんですが、そのお話に関連したものを出したいと思います!
下を見れば
人が小さく見える
風が強く吹き付けて
気が抜いたら吸い込まれそうな、ここは屋上
でも、もういいんよ。
もう、全部終わりにしたいんよ。
「…かい、ごめんな。
俺もう疲れたわ。周りの期待に応えるんも、
周りを気にするのも。
一生離れんって、かいを守るって決めたのに、ごめんな。」
そういって、俺は下に視線を投げた。
その時
「れん!何やってるの!」
「…あぁ、やっぱりかいは来てくれるんか。
俺、かいのこと捨てるんよ?
嫌いにならんの?
もう、ええやろ、こんな自分に疲れたんよ。」
「そんなのどうだっていいよ!
俺はれんがいればいいの!戻ってきてよ、、」
ごめんな、かい。俺もう決めたんよ。
「ごめん、かい。
大好きだよ。」
そういって、屋上から落ちていく。
夫婦
ずっと一緒で
これからも離れることなんて無いって思ってた
君は僕に
「私が死んでも私に囚われないで
あなたの人生を歩んで。」
なんていうけれど
僕には到底無理だよ
僕の心をあたためたのは
僕の心を満たしてくれるのは君だけなんだ。
僕は、まだ君を忘れられないみたいだ。
冷えきって
凍りついた僕の心を溶かしてくれたのは
何も残さず行ってしまった
あなたが一つだけ残してくれた
お揃いのネックレス
どうすればいいの?
あなたのその笑顔が儚く見えた瞬間
世界は一転した
僕は奈落の底に落ちていくように。
君は僕を残してどこかにいってしまった。
「…あぁ、どうすればいいの?」
僕だけが取り残されて
どんどん崩れていく世界。
もう時間はないと分かっていても
どうすることも出来なくて
ただ天を仰ぐ
君に会いたい。もう会えないと分かっていても。
でももう会えないから、僕は前に進むよ。
目を開ければそこは、あなたのいない世界だった。