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太陽の下で

あたたかい春の日に
太陽の下で君と歩く
嘘ばっかりついてた 
嘘をついてるのを悟られないように
最後に贈ったのはネックレス
君は喜んでくれたね。
ほんとに純粋なんだから、
僕は病気で長くないって言ったけど
病気も、もうすぐ死ぬのも、全部嘘なんだ。
全ては君を守るため。
「さとるー??具合悪いの、?」
「…ううん、大丈夫だよ
俺のネックレス、ずっと大事に持っててね。
ごめん、さよなら。」
そう言って、僕はあなたに追い付かれないような速さで
あなたに見えないように
僕の、俺の頬に涙が伝う。
あなたの声が聞こえる。
振り返れば、絶対戻れない。
分かっていても、あなたの声は聞こえちゃうんだよ。
「置いてかないでよ、」
それは、駄目じゃん、
あぁ、違う世界線だったら
俺たちずっと一緒にいられたのかな。
闇へ一歩一歩
堕ちていく

11/25/2023, 11:01:33 AM