溢れ出す言葉

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7/24/2023, 11:29:30 AM

君と出会った時、私はまだ友情を知らなかった。
知らなかったから君と初めてで作った。
それから、少しずつお互いを知っていって、こうだよね?
そうだよね?って嘘っぽく形作って。
それでもやっぱり君が側にいてくれるだけで
嬉しかった。
本当に。
でも、分かったんだ。その後それがただの束縛だって。
その後その後流されるように私は壁の後ろに行ってしまった。
そしてやってしまった。
君にしてしまった。
気付かれることもなくただ友情を壊してしまった。
苦しかった、罪悪感で君の顔すら見れない。
君が寂しそうにしていた、だけど、
一瞬だった。
 それが嫌だったんだ。
君にとって私は、大勢の中の一人で。
変わりなんていっぱいいて。
違うんだって思いたかったよ、多分私の気持ちが重かっただけ。
でも、やっぱり寂しかったんだもん。
でもさ、君とまた何回も会って、気付けば私は自分を諦めていた。
君が正義で、私はただの悪で。
私は悪い子で、君なんて明るすぎるって。
そんな風に差別化して、なんとかやり切ってきたけど、
でも、本当は君と、ただ喋っていたかった。
おかしいよね?自分から壊しに行ったくせに。
君と、二人で嫉妬なんて忘れて、いや、
面と向かっていけたらきっと、今も君と…。
でもさ、やっぱり私のやったこと戻らないし。
だから、私は罪を償うために生きるし、
君の後ろで暗い影に生きてしまう。ああ
君が、憎い振りをしてたら、
君を本当に憎むはめになるなんて。
あんたなんてかっこ悪くてウザくて明るくて
私は、真面目で。遊びもせずに、いやそう振る舞って、
君との間に線を引いた。
君は何も悪くないよ。君がちょっと人気者だったから。
   私が嫉妬深いから。
   私はずっと、こじれたまま
   生きてるの

7/22/2023, 12:24:41 PM

病院のベッド、あそこで見た笑っていいともの最終回
覚えてるよ。
何もできずにさ、ただ横たわってる。 
それがさ、ただ横たわっていられるほど楽でなくてさ、
何も悪いとこなんて無いのに息ができないんだ、
何度もナースを呼んで、うす黄色の粉薬を飲んだ。
咳は満足いかないことばかり。
だから何度もしたんだ。

思い出したら、また悪夢の始まりだからここまでにしとくとして。

‥自分は何者なんだ、何をしてきたんだ。
そんなこと聞かないでくれよ。
知らないことにして。嫌なところだけなんだから。
自己嫌悪ばかりだよ。何一つうまくやった記憶はない。
人に流されたり、傷付けたり、
でもやっぱり楽してきたんだろうな、別に特別努力した記憶もないから。

重い荷物を背負ってる気分だ。なかなか強がれないんだ。
猫背の世界は長かったから。なかなか弱いトコは埋まってくれないんだ。
いつに戻ったらやり直せるんだろうか。
こんな自分にやれるはずも無い。

そんなことを言いたい訳じゃないのに。
でもさ、それくらい気付いちゃうほどには、色々自分のこと解っちゃったんだ。
希望もないほどだってね。
でもさ、変わりたいんだ。やり直したいほどには。
 タイムマシンなんて無いんだよ。
 変わるしかないんだよ。
 弱者が不格好な核心を突いてみただけ。
でもさ、間違ってないだろう?

7/21/2023, 2:54:39 PM

ミルクをちびちび飲み進める私を見てるでしょ。
天使に見えくるでしょ。
窓から吹き抜ける風も心なしか私の香りに思えてくるでしょ。
余白の少ない私の瞳を見つめるでもなく君は欲しがる。
 喉に詰まるクッキーが熱くなって、それが心地良くて。
全部が遊びのよう。不思議な子だって諦めてくれたっていい。
移り気で好みがコロコロと変わる。
全てについて来てくれたら結構。
君はそんな私も芸術作品にしてくれる。
白いワンピースシャツを首輪の代わりに着せて
私を支配してるんだよ。
そんなことにも気付かないで、今日も私を見つめてる。
欲しいの、君の視線がすごく。
旅をするふりをして遠くから君を追ってるんだよ。
天使なんかじゃない、頬のピンクも
ニセモノ。
私を見てるでしょ。ニコリともしない私を。
気持ちがいい。全てが。
君を纏う私の価値。
 ミルク2リットル浴びる朝。
 細く伸びた長い手足。
 ピンクと白の肌。
全部に期待していいよ。
君の視線を頂戴。

7/20/2023, 3:52:44 PM

抜け出せない子宮の中で響く歌声を聴いている。
広く広がるここを抜け出すように走り抜けるけど、
迷宮。
切なく響く鼓動を懐かしむ。
あの思い出を思い出しながら。
生まれるその時に力む。

きっと走って。きっといつかそこで。
呼ばれる私の名前を、愛でられたなら。
彼女は私を満たせる。
私は私の名前を呼び、彼女のお腹の上で寝る。

その時、光は差す。

女神様は私を知っている。
痛いほど私を知っている。
報われた私の望みと願いは、天の恵み。
幸福を数えようとしないで、
そう言ってた。

また迷宮に迷い込む。
また彼女の鼓動の中に生まれ。
彼女の温かみの中で辛い時も過ごしていく。
長くなった脚を眺めながら
長い命を感じる。
困難を目の前にしても
立てと聞こえる。 
これは誰の声?
女神様はいるのか?そう思ってしまった。
きっとすべて女神でなく偉大な彼女の声だ。そう思って曲げない。
何もかも忘れろってことなんだ、それくらい依存してもいいんだ。
私はこの世界に生まれて幸せに生きる権利があると。
彼女の言葉を辿る。
名付けられた名前自体に何かが宿っている。
エンドロールに向かっていく。
ちょっと待っていて、つまらないと思ってもおいていかないでね。
見たなら私を最後まで見て。
たとえ死に様でも。
名付けた名前を呼んで。
もう神も信じていない。
愛しているからすべてを。
暖かい彼女の子供として。
あなたの子供よ。

7/16/2023, 2:27:39 PM

緑の壁紙、トマト色の壁紙とかそんな感じ。
 空を見上げた時見えるものが海外のシンプルめの雑誌の1ページ
 であるように想像しているんだけど
思っているようにならないね。
実際リアルのところ、見えるのは目を凝らして見える星と
人間には早すぎたくらいの深い藍色。
これほど野生で育てられていれば良かったと思うことは無い。
 所詮は私も、現代人の一人。

カーテンを閉めて部屋で一人で踊ろう、ステップは見ずに。
これこそ私達の幸福さ。
夜が更けるまで月曜から日曜を数えて。
思う存分人間の進化に感謝して、今を生きよう。
今は光を弱にして
ドアを閉めて。
部屋に閉じこもって空を避けながら必死に生きよう。
空を見つめてみた今日。
画面ばかり見すぎた両目には暗すぎたみたいだな。
どうでもいっか、早く目を閉じて寝よう。

 明日からはまた同じように働き詰めの身体。
哲学的なことを考えようとしたんだ。
空を見上げて、それじゃ考えようとし、こうなったんだ。
気持ちがいいほど何も湧いてこないんだ。
 私にかかればあの莫大な空でさえ、
 ただの背景に早変わりさ。
意味のないことばかり考えてる暇はないし、
考えたいことを考えるよ。
見やすくてさ、形が見えるものが好きなんだ今は。
夜が更けるまで月曜から日曜を数えて。
早く乗れるビートを見つけて。
心を満たせる主張力の強い星がお望みだよ。
深く見入るのは、正直老後でいいかも。
手の届きもしない、近付いて来もしない
空の見方なんてたかが知れてるんだ。
 欲しいのは私の心に従順で、愛嬌があるやつだよ。
 ビビッドで、どっかのオヤジの車ん中みたいな
 どっか馴染みのあるやつなんだ。
 年取るたびに恋しくなるんだ。
困ったな、答えのない空を美しいだなんて言えるはずなんだ
いつもなら。
理屈なしの証明不要な、人間の臭さだな。
 

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