溢れ出す言葉

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ミルクをちびちび飲み進める私を見てるでしょ。
天使に見えくるでしょ。
窓から吹き抜ける風も心なしか私の香りに思えてくるでしょ。
余白の少ない私の瞳を見つめるでもなく君は欲しがる。
 喉に詰まるクッキーが熱くなって、それが心地良くて。
全部が遊びのよう。不思議な子だって諦めてくれたっていい。
移り気で好みがコロコロと変わる。
全てについて来てくれたら結構。
君はそんな私も芸術作品にしてくれる。
白いワンピースシャツを首輪の代わりに着せて
私を支配してるんだよ。
そんなことにも気付かないで、今日も私を見つめてる。
欲しいの、君の視線がすごく。
旅をするふりをして遠くから君を追ってるんだよ。
天使なんかじゃない、頬のピンクも
ニセモノ。
私を見てるでしょ。ニコリともしない私を。
気持ちがいい。全てが。
君を纏う私の価値。
 ミルク2リットル浴びる朝。
 細く伸びた長い手足。
 ピンクと白の肌。
全部に期待していいよ。
君の視線を頂戴。

7/21/2023, 2:54:39 PM