赤や黄色が、はらりはらりと舞い落ちて
ふわりふわりと、雪が降り注ぐ降る。
さぁ、新たな季節の幕開けだ...!
---二作目---
暖かい場所が、恋しくなる。
優しい温もりに包まれて、心地よい眠りにつきたい。
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あいつの体は温い。
子供体温とでも言うのだろうか。
あいつが勉強してる時、ぼーっとしている時、テレビを見ている時。
ふとした時に、俺はあいつに抱き着いている。
それで、まるで子供の様に肩口に顔を埋めて、グリグリと擦り付けて。
それが俺なりの愛情表現ほ一つだった。
いつもは、驚いた後に抵抗をしてくるのだが、
ある時期になると、何も言わずに俺を受け入れてくれる時がある。
それが俺にとっての
#冬のはじまり
134作目
貴方との幸せな時間が続く程
貴方との楽しい時間が続く程
”永遠”を望んでしまう。
...でも、永遠なんて無理だから
せめて、せめて
この時間が一秒でも長く続いてくれますように
そう願わずにはいられないの。
---二作目---
この気持ちを言ってしまったのなら、多分お前との関係は終わってしまう。
元の関係には戻れない、ただ会ったら気まずいだけの関係に成り下がってしまう。
...それは嫌だった。
嫌われたくないし、失望されたくもないし、離れたくも無い。
だから俺は、この気持ちに蓋をする。
気付かれないように、溢れ出ないように、強く強く鎖を巻き付けて。
暗い暗い心の奥底へと仕舞い込む。
...でも、どうか。
この気持ちを持っておく事だけは許して欲しい。
友達という関係も。
あいつを愛おしいと想ってしまう気持ちも。
どれも全て、終わらせたくは無いからさ。
#終わらせないで
132作目
心の中に、トプトプと。
毎日毎日、少しづつ。
注がれて行く、この想い。
零れ出ないように蓋をして、隠して来たけれど。
貴方のせいで、溢れ出てしまったの。
---二作目---
あいつは、俺に沢山の愛情をくれる。
言葉でも、行動でも、余すことなく、たっぷりと。
優しく、包み込むように俺の事を抱きしめて、
『大好きだ』と『愛している』と『愛おしいな』と。
...俺には、何も返すことは出来ないのに。
ただその腕の中に収まり、あいつを受け入れてやることしか出来やしないのに。
...だからなのだろうか。
いつか愛想つかれてしまうのではないかと。
俺なんかと居るよりも、魅力と愛情に溢れた人と一緒になった方が、あいつは幸せなのでは無いかと。
容姿端麗、頭脳明晰のあいつの事だから、きっといい人なんてたくさん見つかる。
そう...見つかってしまう...出会えてしまうのだ、俺よりも良い人と。
...そんな事を考えては、勝手に夜な夜な涙を流す。
嫌な妄想だけが頭の中に湧いて溢れてくる。
離れて欲しくない、ずっと一緒に居たい、俺もお前が好きだから、大好きだから、愛しているから。
そんな事を言えたのなら、果たしてどれほど良かったであろうか。
本当に身勝手な話だし、しょうもない話だなと、頭の片隅で苦笑してしまう。
...嗚呼、俺にもっと、あいつに与えられるほどの愛情があれば...。
#愛情
131作目
あとがき(なんやかんやその思いを打ち明けたあと)
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「...なんだお前、そんな事で悩んでいたのか」
黙って俺の話を聞いていたあいつは、少しだけ呆れて風な口調でそう言った。
「...はぁ?そんな事って...俺にとっては...そんな事なんかじゃ...」
その言葉に、俺はなんとも言えない気持ちになると共に、語尾が小さくなってしまう。
俺にとっては凄く大切な問題だから。
「ばーか、悪い意味でじゃねぇよ」
「?......!?!///」
俺が一人少し思考に浸っていると、あいつは俺の事を抱き寄せながら、いつもの様に肩口に顔を埋めだした。
こいつの癖なのかなんなのかよく分からないが、抱きしめてくれる時は、いつも赤ん坊のように肩に顔を沈める。
いつもやられているのだが、やはり急に抱きしめられるのは慣れない。いや言われたからと言って大丈夫と言うんけでは無いが。
兎にも角にも、俺の顔は熱くなっている、これだけは今わかる事だ。
「...お前がこうして、俺の事を受け止めてくれてるってだけで、充分幸せなんだよ。と言うか、お前は何も返せていないと言うが、俺は毎日お前から貰ってばっかりなんだぞ?言葉じゃなくても、行動で伝わってくるし。お前に飽きる?お前より良い奴が見つかる?そんなの以ての外だ。俺にはお前しかいないからな」
「ッ/////」
...何も言えなかった。嬉しさとか、安心感とか、そう言うのが一気に体を満たしていくから。
ちょっと泣きそうだった。
何もかも嬉しくて、いつもはしないはずなのに、あいつの背中に腕を回し、抱き締め返していた。
...あぁ、俺はまた。あいつから貰ってしまった。
愛情、という名の結晶を。
身体が熱い、特に顔の辺りが。
普通なら冷めて欲しい、そう願う筈なのに。
どうしてだろう。
今はこの頬の熱さが、苦しいくらいに早くなる胸の鼓動の感覚が、
どうしようもなく心地いい。
嗚呼、どうかこのまま、心地いい熱さに酔いしれさせて---。
---二作目---
あいつは心配症だ。
...と言うか普通に過保護だ。
少しのかすり傷程度でも凄く心配してくる。
「痛くないか」とか「絆創膏貼ろう」とか「なんなら保健室行くか?」とか。
その言動と表情は全く噛み合ってないけれど。
今回だって、ちょっとした微熱を貰ったと言うだけなのだが。
俺諸共態々学校休んで、こうしてあいつは俺の事を看病してくれている。
正直言って体は辛いしベットからは動けないわで散々なのだが...。
「大丈夫か?...何かあれば直ぐに言ってくれ。俺がこうして手を握ってやるから、そばにいるからな」
こうしてあいつに心配されて、看病してもらえて。それに加えてずっと傍に居られるなんて。
救い上げてくれるお前がいるから、...たまにはこの熱に溺れても、いいと思ってしまうじゃないか。
#微熱
130'
私は、愚か者です。
...だって、自分で輝くことが出来ないんだから。
周りの皆は、自分の力で綺麗な光を生み出すことが出来るのに。
...でも、貴方が居るから。
貴方のお陰で、私は暗闇に光を灯すことができます。
だから私は、自ら輝けない愚かな私は、
ずっと貴女の下で、永遠に暗闇に光を灯しましょう。
---二作目---
太陽の下で笑っていたお前は
いつしか、本当に太陽となってしまったな。
...本当は。
太陽のように笑うお前の姿を、もっと見ていたかったのに。
そんなに上へ逝ってしまったら、君の姿を見られないじゃないか。
#太陽の下で
129作目
(意味不明な二作を作ってしまった...)