『一輪のコスモス』
私でも思い出した
「一つの花」と言う教科書のお話
自分の生きるこの世界のどこかで
いまだにこの話の事が起こってる
なぜ戦いが起こるのか
なぜ辞められなくなるのか
なぜ怯えてしまうのか
同時にその事に、私は、
止められない自分の小ささへの悔しさ
興味があまり無いという気持ち
もし止める力があったとしても
立ち向かうことそのものへの恐怖
それらに対する大小様々な情けなさ
自分を責めなくていいと思いつつも
自分を律しなくていいと思いつつも
これは他人事だと頭では思いつつも
―――これは、
……いつか我が身に
降り掛かってくる出来事なのでは?と―――
私は、考え続ける
そして、
動き続けて、問い続けて、
せめて、手の届く範囲で
私なりの応えを、出し続ける―――
これは
世界一臆病者な私に出来る
数少ない、向き合い方と逃げない方法
〜シロツメ ナナシ〜
『秋恋』
「つまり私の出番か!?」
ぁークロツメ……
呼ぶつもり無かったんだけどなぁ
「私を呼ぶってことは
テーマをぶった切りたかったか
思いつかなかったかの二択だな!」
せめてあと一択欲しかった……
『タイトル決定
〜シロツメクロツメ雑談会〜 』
「んで、秋の恋?」
そう、知っての通り
人のを見聞きするとか
作品としてはテーマになるなぁと
分かっちゃいるんだけど
恋に関することは見聞き専門
みたいなとこあるから
「それでいいのかアンタは…」
返す言葉もありません……
「まぁそのための私なわけだが
とりあえず妄想しまくるか?」
それは出来れば控えたい…
なまじリアルな経験がないと
その書くもの全てがギャルゲーとか
みたいな仕上がりになるから
「いっそギャルゲー書いちゃえ!」
えー、まぁ……妄想は捗るし
頭ん中は幸せかもだけどさ
「それでもいいんじゃね?
よし!ならいっその事
今回の「秋恋」をテーマに
ここでシチュ出せるだけ出して
読者(リスナー)のネタ探ししてやろ!」
誰得かわかんないなぁこれ……
「細かいことは なしなし!
それに 妄想でしかありえないから…
…で終わったらもったいないじゃん!」
なるほど、わかった
「んじゃとりあえず、
〇〇の秋なんだから、
そういう関連で偶然で会うとか
よくありそうじゃん?」
スポーツジムで偶然で会うとか?
下心で始めたけどなんか続いた〜とか
そこからなんか上手くいってもて始めたとか
ちょっと筋肉にお願いしてこよう
「読書の秋なら
本屋さんとか図書館とか
手が触れ合うとか
超ド定番系は全部擦ってこう!
定番は擦ろうと思わないと擦れないからね!」
食欲の秋なら
スイーツショップめぐりも今ならありか
スイーツ男子だって割と普通だし
「ありあり
カワイイ系に入ってあの人と!?
みたいなシチュとか妄想捗るじゃん」
どっちかかどっちもかが気まずくなるやつね
今なら麺の店を巡ってる系もありかも?
ラーメンはもちろん、うどんそば系も
「あとは……なんだろ?
芸術、読書、スポーツ、食欲……」
睡眠!!
「…だから人との繋がりが
少ないんだろうがお前は……」
ぁ はいすみません……
「まぁ否定できんけどな
睡眠の秋はマジで幸せだし
しかし……無理やりにでも睡眠で
恋に発展……するかね?」
私の無い頭では
せいぜい夢オチに仕上げる
ぐらいしか思い浮かびません……
「ですよね〜
その話はまた別の時に使え〜」
が、がんばります💦(オチなし)
〜シロツメ ナナシ〜 (謝)
『愛する、それ故に』
すき、好き、大好き
なのに、……ダイキライ
好きすぎて……好きすぎて!
ダイキライ!
こんなにこんなに好きなのに
あの人はなんにも返さない…
どれだけ気持ちを伝えても
どんなに誰にも負けないのに
あの人はいつも自由で
あの人は私以外にも気持ちを向ける
あの人ばかりが先に行く
あの人は私だけ見てほしい
……きっとまだ足りないんだ
あの人の心に穴が空いてるのかも
いいですよ、私が埋めてあげる
埋まらないなら……
常に私で満たし続けてあげるから
そしたら……私だけを見ててくれる
救ってあげる、助けてあげる、
他の人に汚されないように、
あなたが辛く苦しまないように、
私がずっとずーっと……
―――――――――助け続けてあげる
〜シロツメ ナナシ〜
『静寂の中心で』
雨上がり、
真夜中の散歩道
虫の声さえしない夜
雨の匂いが残る中、
私は1人散歩に出た
私の心は表面張力
コップの水が今にも溢れそう
―――――――――ならまだいい
………………零れない―――
表面の水は、そのまま膨らむ
まるでシャボン玉のように
たまに「間違ってこぼれる」が
「それが間違いなんだ」と直ぐに戻ろうとする
……私にも分からない
私にはこのシャボン玉のような水が
「流すべき涙」だと分かってるのに…
上手く……泣けない…
…?シャボン水の中心に
なにかがあるような……?
この際触れてみようとするけれど
私が手を伸ばすと
コップの中に無理やり引っ込む
……あれだけの量を一体どこに
私が少し離れると、
また出てきてシャボン水に
どこぞの臆病系モンスターみたいだけど…
今はちっとも笑えない
……今だけはそれでもいい
私はここを離れないと決めた
この水が割れた時、
シャボン水の中心にあるものが
きっと私にとっての応えのひとつ
―――自分との内省を胸に秘め
湿った夜道の帰路に着く―――
〜シロツメ ナナシ〜
『燃える葉』
これは
小学校の修学旅行の
あるひとコマの記憶
キャンプ施設でカレー作り
グループ活動で、
火を起こすところから
自分たちで頑張った
火を起こす台のところ
まきを組んで新聞詰めて
ついでに少しの葉っぱを加えて
「火」を使う
それは小さな遊び心と
中くらいの期待と
大きな不安や恐怖と
火がつく―――
小さな火が、
瞬く間に大きくなった
すごかった
けど、怖かった
みんなや大人も居たから
その時は大丈夫だったけど
火を見ながら、子どもなりの恐怖があった
自分の顔は、たぶん笑顔のようで
かなり強ばってたと思う。
昇る炎に、薪や葉っぱが
パチパチと音を立てて燃え上がる
飛んでくる微かな火の粉
説明の通り、
大人が見てる中でやったのだが
「火をつけた」のは自分
今でも
あの時の「思い」を
いまだ言葉にできない出来事として
心に、子供心と一緒に残ってる
〜シロツメ ナナシ〜