シロツメ ナナシ

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10/16/2025, 5:30:25 AM

「いよっしゃー!私の出番!!!」

まってまってまって!!

「止めるな!
もうでた以上このまま進む!」

進んでいいから待って!
まだタイトル書いてないの!!

「ならさっさと書け!」

理不尽!!!


『愛-恋=?』
   〜シロツメクロツメ雑談会〜


「応えは「友」だ!」

結論早くない!?

「会話上手な人間はな?
結論から出すのがコツなのぜ」

のぜって…
んでも、なんで「友」?

「字面的な直感!あと雰囲気!」

ほんとに直感……

「けどあながち間違いじゃないっしょ?
愛の上部分が恋に見えなくもない
だから、した部分のよく似た「友」の字!」

恋心が無くなる?

「ノンノンノン
確かにそれはなくなるけど
そんな冷たい話じゃなくて、
私は友ほどいい関係は無いと思ってんのよ
だから、1番いい関係になるんだよ!」

ん〜なるほど?

「んで、甘えるんだよ」

話が飛んだねぇ

「飛んでないつもりだが?
 まぁ甘えるってのは
 相手の優しさやら愛が
 慣れてしまうんだよ
 こいつにアレコレいえば
 当たり前に貰えるーって
 貰えなかったら頭ごなしに叩けば
 出てくるやん!ばしばし!って」

心当たりがある……
(特に叩かれる側)

「だしょ?
 だから、忘れちゃダメなんだよ
 わがままや甘えられる相手がある幸せ
 それから
 恩は受けたら恩で返す!
 人はそれが出来て
 初めて永く仲が持つんだヨ
 男女の前に、
 そもそもそれが「人」なんだから!」

はーい

「まぁあれだ
 私にこれ言わせるってことは?」

偉そうなこと言うつもりもないし
もっと大変なことな人多いから
言うなら
まぁ 戒めみたいなことでっす

「正拳突き!」

ぐはっ!!なんで!?


〜シロツメ ナナシ〜 (オチ迷子)

10/15/2025, 5:18:16 AM

『梨』


いただきまーす!!

学校から帰り
すぐに目に入ったのは
カットされたそれは
「あ!リンゴだ!!」
リンゴ大好きな私は
そう思い速攻で手を洗いうがいして
学校道具の片付けもそこそこに
走ってテーブルお皿に手を伸ばし

ガブッ!!!
シャクッ

「――――――!?」

なんか違う!!
リンゴ前提で口にしたそれは
『梨』という存在を
初めて知った瞬間だった

なぜ!?なぜ!?なぜ!?

カットされたそれは
見た感じはまるでおなじ
なのに、食感といい香りといい
なんか……なんか違う!!

あの時の私は
特にリンゴという思い込みの元
盛大にひとくち食べたのもあり、
人生初めての「こんらん」と言うのを
味わったんじゃなかろうか

よく似た見た目なのに
こんなに味が違う食べもの
特にそう言う果物が
存在するんだということに対する
衝撃を受けた

まぁ一応…
いやではなかったので
とりあえず食べ進めるが
子どもながらにハテナマークを
頭にいっぱい飛ばしながら
黙々と食べていた

これが
私の梨の
初めての出会い🍐


〜シロツメ ナナシ〜

10/14/2025, 3:18:44 AM

『LaLaLa GoodBye』


〜♪


―――ぁ

鼻歌を歌ってた

気が付かなかった

こんなこと、何年ぶりだろ?

気分……いや、機嫌がいいなんて

子どもの頃以来だろうか…?

次に会うのが楽しみな日が

また訪れてくれるなんて


「またね」……なんて、
久方ぶりに言った気がする


〜♪


〜シロツメ ナナシ〜

10/13/2025, 3:02:26 AM

『どこまでも』


永遠という言葉に
憧れて、期待して、追い求めて、
なにかに気がついた時、
恐怖したり、諦めたり、後悔したり、

例えば、私は
永遠の命を時々怖く感じる
不老であるとか
病気にならないとか苦しまないとか
色んな条件と共にない限り
文字通り「一生を苦しむ」事になる

体だけじゃない、人生そのものが
本当に終わりのないマラソンになる
その都度ゴールを儲けても
次の新たなスタートが待ってる
本当にどこまでも続く事になる―――


これってまるで、
生きたまま幽霊でいるみたい

どこまでも続く幸せって
死というゴールの上に
初めて成り立ってる
……のかもしれないと感じた―――


〜シロツメ ナナシ〜

10/12/2025, 5:40:55 AM

『未知の交差点』
     〜星の図書館〜


――おや、いらっしゃい

っふふ、星の栞で飛ぶのも
慣れてきたようですね
私としてもありがたい限りです

さて、どうぞ (パチン)
あなたはコーヒーでしたね
ミルクとお砂糖も、
ここに一緒に置いときますね


話したいこと、ですか?
ええもちろん
「プラネタリウム」ルーム 行きますか?
―――そこまでじゃない
わかりました
では、いつもの図書館の
広間の一角で大丈夫そうですね


さて、
「交差点の夢をみた」、ですか
少し興味がありますね
せっかくですし、
私の小さな書物の参考に
ぜひ聞かせてください

場所は、
道路は知ってるけど
並びは色んなものが混ざってた

知ってる場所に、
違う交差点の建物や信号が使われてた

行く先々で、
その都度そんな感じの光景が訪れたと

最後はまだ道の途中だけど
霧に包まれて次第に目が覚めた、と

ふむふむ、面白いですね
なんだか、今日までの人生
過去の出来事をたった一晩で
まとめて通ったようですね


まだ全部は通った気がしない?
ええ、そうでしょうとも
私のこの図書館を利用したとしても
あなたが生きてきた人生を
一晩で振り返ったり反省したりするのは
とてもじゃないですが難しいでしょう
ですが、そうですねぇ…
その交差点を進んできて、
どうでしたか?
怖かったのか、辛かったのか、
楽しかったのか、何ともなかったのか、
悲しかったのか、悔しかったのか、
1番大事なのは、
その通った時のあなたの気持ち
なんだと思います

その気持ちは私は今は聞きません
あなたが話したい時に話せば良いんです
ですが今は1度、
自分自身に聞いてみてください
選ぶ度にその先のワクワクが勝ったか
それとも選ばなかった道に後悔したか

あなたの心の奥底の気持ちが
その夢を見せたのかもしれませんね
選んだ道をどう感じたでしょう
選ばなかった未知をどう考えるでしょうか
誰ひとりとして、選べたかもしれない
選べる選択肢の全てを選べませんし
掴むことはできませんからね
選んだひとつひとつを
積み重ねるのが人生ですからね

選ばなかった道ですか?
その道は基本的には消えます
「選ばれなかった」という役目を果たすために
ですが……そうですね
今から改めて選んだり、はたまた
想像することは出来るかもですよ?
それは良くも悪くも、
それが、「物語のひとつ」になるので
決して無駄ではありませんし
楽しみかもしれませんし、
後悔かも…知れませんし、
新たな積み重ねになるかもしれませんし

―――不安ですか?
それはとてもいいことです
なぜか、ですか?

それは、
「あなたがまだ生きていたい証拠」
それから
「今よりも自分を幸せにしたい証拠」
でもあり
少なからず「頑張ろうとしてる証拠」
ですから、とても良いこと なんです


あなたのこれからが
今より良くなることを願ってますよ
私は、今回のように
小さなお手伝いしかできませんが
いつでも力になりますからね

さて、まだ時間はあるみたいです
ほかの本を見てもいいですし、
もう少し語っても良いですし、
心の整理も、もちろんできますよ

あなたが今より、
ひとつ、もうひとつ、
また良くなりますように―――


〜シロツメ ナナシ〜

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