留歌 RUKA

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12/27/2023, 10:17:27 AM

「今日、最後の公式大会だね」
「だーかーらー最後じゃないって!勝って優勝すんだろ!」
「そうだね、寒っ」
「ほら、これ、手袋俺の片方やるよ」
「有り難いけど、選手は手を暖めときな、勝つんでしょ」
「いいから、俺のだから大きいかもだけど」
「分かった、帰りに肉まん奢るよ」
「ピザまんでもいい?」
「駄目」
「何でだよ!」
「いいよ」
「ん!手袋してない方の手寒いだろ」
「いや、そこまで別に」
「ポッケに手突っ込むより人肌の方があったけえよ、俺体温高いし」
「分かった…カップルっぽい」
「カップルだかんなー、手くらい繋ぐだろ」
「本当、バカップルじゃん」

『手、暖かいな』

12/27/2023, 1:14:36 AM

「明日の公式戦、負けたら三年は引退だ、夏の公式大会は大目に見たんだから、
 そろそろ三年は就職やら受験やら真面目に考えなさい」
『はい、監督』

「明日、ぜってー負けねぇ」
「私は、戦うことはできないけど、応援は人一倍するから、勝ってね、大悟」
「瑞希ちゃんが甘えてる…明日は雪か?」
「どつき回すぞ」
「これでこそ我らの瑞希ちゃん」
「槍でも降らしてやろうか?」
「終わりの大会、日常が、どんどん変わっていくのが怖い」
「変わんねーもんはねーよ、けどさ、明日は終わりの大会じゃねーし」
「明日、負けたら、終わりだよっ!」
「馬鹿、勝って勝って、優勝して、サイコーの状態で卒業すんに決まってんだろ」
「相手は、強豪だし、ふつうに考えて勝てるわけ…」
「さっき、変わんのが怖いつったろ、それが良い方向に変わってもか?」
「大悟、カッコつけてやんの」
「なんだとー!」

嗚呼、この日常が変わんなければいいな

12/23/2023, 1:11:50 PM

「瑞希ちゃんへのプレゼントを買いに来た訳だが…帰ろうかな」
俺の名前は大悟!超絶イケメンでテニス部の部長だ
今日はマネジャーでありながら、俺よりテニスもできて
美人で勉強も出来る、将来は小児科医になりたいらしい
俺のスーパー彼女にクリスマスプレゼントを
買いに来たんだが…ここまでとは、予想してなかった
デパートに来たもののカップルか家族連れでごった返していて
プレゼントコーナーもふわふわキラキラのピンクで目に悪い…
てか、いるだけで胃に穴があきそうなレベル
「ミズキチャンコウイウノコノムタイプジャナイシナー」
(瑞希ちゃんこういうの好むタイプじゃないしなー)
「よし!帰ろう!クリスマスはコンビニで肉まんでも奢ってやるかー」
そう決めて帰ろうと振り返ると、とある雪だるまと目があった
「かわいい、瑞希ちゃんみたい…」
開くと音が鳴るプレゼントカードを手にした俺は無意識にレジまで
向かいお金を払っていた
「ラッピングいたしますか?有料であれば豪華なものも出来ますよ」
「お願いします」
よく覚えていないが店員さんはニコニコとラッピングしてくれた


「大悟、ちょっといい?」
最後の部活終わり、瑞希ちゃんに声をかけられたら、渡すチャンスだ!

「大悟、これ」
「瑞希ちゃん、これクリスマスプレゼント」
「ありがと、あけていい?私のも開けてみて」
「いいよ」
『あ!』
「え?なんで?瑞希ちゃんも雪だるまのカードなの?」
「全く一緒だし/////」
「似たもの同士って奴だな、大事にするから」
「私も、大事にするよ」

『merryXmas present for you』

12/22/2023, 1:25:16 PM

チャポン
「ふー、癒されるわねーもう冬至かぁ、あっという間ね~、ゆずの香り癒されるわー」
「瑞希ちゃん、俺もお風呂入っていい?」
「んー、いーよ今でるから」
ガチャ
「は?ちょ、え?」
「ん~?別に付き合ってんだから一緒にお風呂入ってもいいだろー」
「…クソ大悟が」
「へ?」
どんがらがっしゃーん(個人の妄想力で補ってくださいすんません)
「イッッタ」
「柔道黒帯舐めんな、変態大悟が」
「お、おす?」

柚子の花言葉は健康美
瑞希みたく健康に自分より大きい男性を吹っ飛ばせるくらい鍛えましょー!

12/20/2023, 9:17:22 AM

「大悟は、テニス強い大学いくんだよね…」
「おうよ!瑞希ちゃんはどこだっけ?」
「医学部、行くけど、あんま有名じゃ、ないとこ」
「じゃあ医者になりたいのかー瑞希ちゃんは」
「そうだけど」
「なら離れ離れになんなー、そうだ!俺が怪我とか病気したら瑞希ちゃんの病院いくから!」
「私、小児科医希望何だけど、あ!頭の悪さは5歳児レベルだからか、ごめんね大悟君」
「俺なぁ、本当に瑞希ちゃんのこと好きだから、寂しいな」
「お揃いだね、私も大好き」
「瑞希ちゃんは俺の彼女だかんなー、会えなくても他の男と、つきあうなよー」
「当たり前じゃん」
「ねぇ瑞希ちゃん、大学卒業して、生活が安定してきたら、一緒に住もう!」
「なにそれプロポーズ?こんな雰囲気もなんもないことある?」
「ダメだった?」
「フフッ、いーよあんたが本当にプロになったら考えたげる」
「手厳しいって」
(寂しいなんて、言えないし、本当は今すぐにでも結婚したいけど、絶対言わないから、覚悟しときな大悟君)

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