留歌 RUKA

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「瑞希ちゃんへのプレゼントを買いに来た訳だが…帰ろうかな」
俺の名前は大悟!超絶イケメンでテニス部の部長だ
今日はマネジャーでありながら、俺よりテニスもできて
美人で勉強も出来る、将来は小児科医になりたいらしい
俺のスーパー彼女にクリスマスプレゼントを
買いに来たんだが…ここまでとは、予想してなかった
デパートに来たもののカップルか家族連れでごった返していて
プレゼントコーナーもふわふわキラキラのピンクで目に悪い…
てか、いるだけで胃に穴があきそうなレベル
「ミズキチャンコウイウノコノムタイプジャナイシナー」
(瑞希ちゃんこういうの好むタイプじゃないしなー)
「よし!帰ろう!クリスマスはコンビニで肉まんでも奢ってやるかー」
そう決めて帰ろうと振り返ると、とある雪だるまと目があった
「かわいい、瑞希ちゃんみたい…」
開くと音が鳴るプレゼントカードを手にした俺は無意識にレジまで
向かいお金を払っていた
「ラッピングいたしますか?有料であれば豪華なものも出来ますよ」
「お願いします」
よく覚えていないが店員さんはニコニコとラッピングしてくれた


「大悟、ちょっといい?」
最後の部活終わり、瑞希ちゃんに声をかけられたら、渡すチャンスだ!

「大悟、これ」
「瑞希ちゃん、これクリスマスプレゼント」
「ありがと、あけていい?私のも開けてみて」
「いいよ」
『あ!』
「え?なんで?瑞希ちゃんも雪だるまのカードなの?」
「全く一緒だし/////」
「似たもの同士って奴だな、大事にするから」
「私も、大事にするよ」

『merryXmas present for you』

12/23/2023, 1:11:50 PM