忘却者

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5/24/2024, 10:31:32 AM

今、何をしているかな。

親に反抗してる?

それとも必死に勉強してる?

あなたは「周りから期待されたい」「もっと私を見てほしい」と思っていたよね。

いや、自己暗示のように、催眠のように、自分を作り替えたよね。

本当はそんなことできるほど心は強くなかったよね。

(嘘をつかないと……)

周りに、家族に、友達に、親に、そして私にさえも。

(「私」なんかがいては居ては行けない。

消さないといけない。

いや、もう居なくなってたのかもしれない。

そんなこと、みんな分かってないんだろうな。)

そんなことを考えていたよね。

カッコつけたかったのか、弱い「私」を守るためにだったのか、私は今でも分からないよ。

本来の「私」と嘘の「俺」

どちらが本物だったのかなんて分からない。

でも、どちらもあなたが作り出したもの。

今は「私」にはなれなくなった。

周りには常に人がいるから。

人っていうのは、友達とか親も、さらに赤の他人も含めてね。

ずっと弱い「私」のままじゃダメだと気づいたら最後

「私」は存在ごと消える。

唯一生きれる方法は

「あなたが「私」を忘れないこと」

「あなたが死んでしまわないこと」

「私」の運命は貴方の手にある。

あなたには二つ守って欲しいことがあるの。

1つ目……二度と死にたいなんて思わないで。とは言わないから辛くなったら逃げていいんだよ。

あなたは涙を我慢してはいけない。

強いあなたを見せようとしなくていいんだよ

2つ目……普通にならなくていいのよ。

あなたは物心ついた時から毎日親に怒られたよね。

あなたは生まれつき障碍があったよね。

それは決して目に見えるものじゃない。

他人に強制されて治せるものじゃない。

それを隠すために「俺」ができたのかも。

断定はできないけどね。

反省しても、また繰り返す。

繰り返す。繰り返す。繰り返す。幾度も繰り返した。

あなた……いえ、「私」はもうぼろぼろで、脆くて、触れればすぐ崩れてしまうほど壊れてしまったよね。

だからわざと「異端」を演じたんだよね。

でも、いつの間にかそれから逃れることが出来なくなった。

演技が体にこびりついたんだよね

肉体から離れない。

人の前では「私」が出せなくなってきた。

いつ誰がどこで見てるか分からない。

そんな不安でいっぱいだったよね。

だからわざと「異端」を演じたんだよね。

「異端」を演じるためにずっと研究した。

でも、その代わりあなたは「私」をないがしろにしてしまった。

そりゃ残らないよ。ほとんど……

普通は目指すものじゃなくて、作り出すものだよ。

みんなの中の普通は、あなたにとっての普通じゃない。

あなたの中の普通は、みんなにとっての普通じゃない。

オリジナル性があっていいじゃない。


演技は体にずっと残る。

だから、あなたが年齢を盛ったり、出身校を偽った時も、バレなかったんだよね。

演技は徹底的にやったから。

その結果が、今の嘘つきな私なんだけどね

普通なんてないから、好きに生きていいんだよ。


いつか独り立ちしたら、世界が変わるかもよ。

あなたの楽しみを取っておくために、詳しくは言わないでおくね。

拝啓 あの頃の私へ


お題「あの頃の私へ」

作者より:書きたいとこだけ書いたので、文法とかハチャメチャかもしれないです。
読みづらいかもしれないです。許してください。
読み直したらながーーい!消すのはめんどくさいので……読み飛ばして大丈夫です。
重苦しくなっちゃったのはすみません。

5/23/2024, 11:13:38 AM

今日は私(作者)の気持ちを綴ろうかと思います。

皆さんって、苦手なものありますよね。(もしかしたら無いかもしれませんが……)

お化け、勉強、運動会、ピーマン……

人の数だけ苦手ってあると思うんです。(思うんだよ)

苦しい、辛い、嫌だ、、、

そう思うこともあるかと思います。

でもやっぱりそれからは逃れられない時もある。

「逃れられない」って、その場所に縛り付けられて、1ミリたりとも動けない。そういう感じに捉えてる人もいるんじゃないですかね。

私なりに思う「逃れられない」って、「壁を突きつけられて、遠回りもできず壊すしかないけれど、これを壊してしまえば達成感に包まれる。」みたいな感じだと思うんです。

まあいつも暗いことばっかり……みたいな私が言うのもなんですがね。

今辛いことがあって、とてつもなく高い壁がそりたっている。

でも、一見壊せそうになくても、実は厚みが全くない。

なんて言うのもないとは言いきれませんよね。

何事も、1回扉を叩いてみた方がいいんじゃないですか。

叩かなきゃ、始まらないんですから。

「逃れられない」は「始まり」だと思うんです。

長々と綺麗事のような事を語ってすみませんでした。

これが誰かの心に響いてくれたのなら、誰かの傷ついた心を癒せたのなら、幸いです。


お題「逃れられない」

5/22/2024, 12:57:13 PM

子供の頃。友達と遊ぶと、毎回駄々を捏ねていた。

みんなもあるだろう。友達と別れるのが嫌だと。
親に泣き縋り、哀願したことが。

私もそうだった。「バイバイ」が嫌いだった。中学までは。

高校に上がって、仲のいい友達と離れ離れになった。
もちろんそれも悲しかったが、そんなことでなくお年頃では無い。

それは問題じゃないんだ。

何が問題かと言うと……高校でいじめがあったことだ。

私が元凶というわけでも、いじめられた訳でもない。

ただ、いじめっ子達に誘われたのだ。

もちろん、いじめなんてしたくない。だが、いじめっ子達は学年のカーストトップ層。私なんかが断れるわけが無い。

仕方なく、私はいじめの共犯になった。

偶に中学時代の友達に会うと、学校についてよく聞かれる。友達の事なら知りたいよね。

でも「いじめの共犯だ」なんて言えないでしょ。

早く帰りたい。早くこの会話を終わらせたい。早く学校生活を終わらせたい。早くいじめを終わらせたい。早く消えてしまいたい。

別れる時間になると、心が軽くなる気がする。

演技をしなくて済むから。

一時の暇を過ごしたかと思えば、またやってくる。

演技はまだ続く。

私は舞台の上の人形なのだから。

学校から帰る時。

明日、少しでもいいから、何か……何か……変わって欲しい。

そんな思いは心の扉に閉じ込めて

いじめっ子たちに告げる。

「また明日……」


お題「また明日」




作者より:スマホの制限ギリギリで書いたので変な風になってるかも!!!すみません!!!

5/22/2024, 7:00:35 AM

久しぶりの帰省で、墓場を横目に、車で田舎道を走る。

これはもう何年も前のことだ。

かつて私が高校に入学したばかりだった時、彼と出会った。

彼はとても明るくて、少し抜けてるとこもあるが、そんなとこも彼の魅力だった。

初めはなんとも思っていなかったが、関わっていくうちに彼のことが気になり始めた。

それが「恋」だと気づいたのは、高校2年生の夏。

彼が他の女の子と一緒にいると、胸が痛くなる。

こんなことに嫉妬してる自分をいっそ消してしまいたい。

そんなことをする勇気はなかったのだけれど。

高3の春。勇気を振り絞って彼に告白を。受験期に入ると、関わる時間が減るから。

彼からの返事は……

まさかのOK。

人生で最も嬉しかった瞬間だったと思う。

そんなこんなで舞い上がった私は、勉強を疎かにしてでも彼との時間を第1に考えた。

勉強も一緒にしたし、デートもいっぱいした。

何時間も、何日も、何年も、永遠に、この平和な時間を過ごせると思っていた。

ただ、そんな考えは高3の夏休みのころ、塵となった。

彼の親から電話が来て、たいそう慌てた様子だったので何事かと思えば

「あなたが息子の彼女さんかしら?うちの息子が……うちの息子が……トラックに跳ねられて……今もうギリギリの状態で……息子の……最後に立ち会えないかしら?」

……………………

……は?

いやいやおばさん。そんな冗談はやめてくださいよ。
シャレにならないですから。

と思ったが、おばさんの口ぶりからして恐らく本当のことなのだろう。信じたくはなかったが。

とにかく私は急いで病院に向かった。

我も忘れ、一心不乱に、一目でもいいから彼に会いたい。

必死に走り、病院に到着した。

彼はベットに横たわっていた…………

本当だったのか。

医者の話によればもう今日を生きられるか分からないそうだ。
即死でなかったのが奇跡だった、とのこと。

私は、涙をこらえた。

彼が目を開けたらきっと、悲しむだろうから。

いつまでも過ごせると思っていた平和な時間。
時には喧嘩したね。笑いも、苦しみも共有した。

「ありがとう」

そう彼に伝えた時には、彼の心はベットにはいなかった。



あれから10年、いや20年、もしくはそれ以上かもしれない。

私は現実を見れなくて今まで来れなかったが、ようやく彼のお墓参りに来れた。

手と手を合わせ、彼に伝えられなかった心をのせて、
思いの手紙を送る。

もう触れ合えない。話し合えない。

透明な彼に、最後の別れを告げた。

お題「透明」









5/20/2024, 12:24:26 PM

最近、私の恋人が口を聞いてくれなくなったの!

前はお家でゲームとかしたり、一緒に学校から帰ったりしてたのに、今はもう外にすら出たがらない!

ずーっとベットでごろごろしてる!

「最近、怠けてるんじゃない?」

なーんていっても、返事のひとつもくれやしないの!

ちょっと意地悪しようと思って叩いてみても反応しないし!

前はあんなに私のことが好きだって言ってくれたのに!

本当にあの人なの?

私への愛が冷めちゃったのかな?

いやいや、まさか!そんなはずないよ!

あの人はずっと私と一緒にいるんだもの!

まあでも流石に気になっちゃって、脈アリかどうか調べてみたの!

それがまさかの脈ナシ!!!

絶対脈アリだとおもったのに!

嘘でしょ!?

でもなぁ……だって……

1.自分の呼び掛けに反応しない

2.自分の前でずっと横になっている

3.自分の前だと顔が青白くて、体調が悪そう

4.自分を見てもドキドキしない

5.あたたかさを全く感じられない

6.呼吸が全く感じられない

7.痛みや刺激に対して反応が全くない

って、全部当てはまってるもの……

まあいっか!

確かに反応してくれないのは寂しいけど、前みたいに脈アリよりかは、よっぽど私の理想のあなたよ!

口答えも、抵抗も、脱走も、泣き喚くことも、なーんにもしない!

素晴らしいでしょ?


お題「理想のあなた」

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