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10/7/2025, 9:44:02 AM

誰か 今日だけ許して moonlight 燃える葉 です。

誰か

「ただいま」
家に帰ると
「お帰りなさい。お仕事お疲れさまでした」
玄関で僕を迎えてくれるキミ。
「ご飯の用意もできてるけど、先にお風呂に入る?」
と、聞かれ
「お腹すいてるから、ご飯が食べたいな」
そう答えると
「わかった。お味噌汁温めるね」
キミはリビングへ入って行く。
その後ろ姿を見送り、着替えた僕がリビングに入ると、ご飯の用意は終わっていた。
「いただきます」
他愛もない話をしながらご飯を食べ、お風呂に入り、ゆっくり過ごしたあと、ベッドに入る。
僕が何一つ不自由なく過ごしていられるのは、他の誰かではなく、キミがいてくれるから。
キミが僕を支え、笑顔でいてくれるから、僕も笑顔でいられるし、仕事を頑張れる。
「明日、仕事帰りにケーキを買おうかな」
キミへの感謝を伝えるために、ケーキを買おうと決めたのだった。


今日だけ許して

毎日、運動して、ヘルシーなものを食べて、ダイエットに励んでいる。けど
「明日からまた頑張る。だから、今日だけ許して」
食欲の秋に、目の前には美味しそうな焼きいも。
食べたい欲望に抗えず、焼きいもに手を伸ばしたのだった。


moonlight

闇夜を照らすmoonlight。優しい光が見守るように、地上を包んでいる。
「見て、キレイな月」
見上げると、丸い月が浮かんでいる。
「今日はまん丸だね」
「明日はどんな形かな」
毎日姿を変える月。
どんな形でも、僕たちがいる地上を優しく照らしているのだった。


燃える葉

「集めた葉っぱ、持ってきて」
公園を秋色に染める木々の葉。その葉が風に舞い、地上に降り立ち、地面を埋める。
「じゃ、火を着けるよ」
地面を埋める葉を集め、火を着けると、勢いよく炎が上がる。
「どれくらいでできるかな」
燃える葉の中に入れられたサツマイモ。集めた葉で焼きいもを作る。という、葉っぱの掃除もでき、美味しい焼きいもを食べられるイベントに参加していた。
「早く食べたいな」
燃える葉を見つめながら、焼きいもが出来上がるのを、今か今かと待っているのだった。

10/3/2025, 8:49:28 AM

旅は続く 秋の訪れ 遠い足音 です。

旅は続く

「はぁ。あとどれくらいだろう」
僕の運命の相手との距離は。
まだ出会ってないのかもしれない。
すれ違ったけれど、まだ運命だと感じていないのかもしれない。
キミと想いが重なるまで、キミを探す旅は続く。
キミとの距離がなくなったとき、キミと2人の旅が新たに始まる。
その時が来るのを楽しみに、見えない明日へ進むのだった。


秋の訪れ

「あ、虫の声が聞こえる」
暑い日がなかなか終わらず、秋の訪れはまだかと待ち遠しく思っていたけど、少しずつ、秋の気配を感じられる。
「朝晩涼しくなったし、やっと夏は終わりかな」
「そうだね。日の出は遅く、日の入りは早くなったし、もう秋なんだよ」
「ああ、だから食欲が増してきたのか」
「いやいや、それっていつもじゃん」
秋が深まれば長袖の出番が増え、街が紅葉で秋色に変わる。
夏が長かった分短いかもしれない秋。
十分楽しもうと思うのだった。


遠い足音

耳に届く遠い足音。
その音は少しずつ大きくなり、寝ている僕のところで止まる。
「朝だよ。起きて」
キミが僕を起こしに来る足音。
その音は、毎朝僕に幸せを届けてくれる音なのだ。

9/30/2025, 9:46:53 AM

「今、何時だ?」
目を開けると、広がっているのはモノクロの世界。
カーテンが閉じているせいか、光が入らず、寝室は暗い。
「まだ起きる時間じゃないんだろう。もう一度寝るか」
と、目を閉じたところで寝室のドアがカチャリと開く。
「おはよう、起きて」
寝室に入って来たキミがカーテンを開くと、目を閉じていても光を感じる。
「おはよう」
ゆっくりと目を開けると
「おはよう」
キミの笑顔が視界いっぱいに広がり、モノクロの世界が色鮮やかな世界へと変わる。
毎朝、キミが連れてきてくれる、色鮮やかな世界。
それはきっと、キミがいるから輝くんだろうな。と思うのだった。

9/29/2025, 8:17:31 AM

虹の架け橋🌈 cloudy 僕と一緒に 時計の針が重なって パラレルワールド コーヒーが冷めないうちに 涙の理由 永遠なんて、ないけれど です。
読み直しはしていないので、誤字脱字ありましたら、すみません。
パラレルワールドの意味がわからなくて、違っていたら、合わせて、すみません。


虹の架け橋🌈

「わぁ、すごい」
急に振り返り、感嘆するキミ。何事かと振り返ると
「おぉ」
大きな虹が架かっていた。
「キレイな虹。大きな橋みたいだね」
歩いていた足を止め、キミは虹の写真を撮っている。
「そうだね。虹の架け橋🌈歩いて渡ってみたいね」
「ねー。どこに着くんだろう」
見えている虹の両端が、どこにあるのかはわからない。
「着いた場所が、キレイな所だったらいいな」
「たとえばどんな?」
「うーん…花畑とか」
「いいね。俺は、虹を渡って海外に行けたらすごいだろうな。って思う」
「どこに着くかは行ってみないとわからない。それ、すごく楽しそう」
虹が消えてしまうまで、着いた先がどこがいいか。で盛り上がるのでした。


cloudy

「…今日は曇りか」
カーテンを開けると、どんよりとした雲が、空を覆っていた。
「空が曇っていると、気分が暗くなるのは、何故なんだろう」
外を見ながらため息を吐いていると
「おはよう」
寝室のドアが開く。
「おはよう。どうしたの?」
寝室に入って来たのは僕の妻。普段、朝、寝室に来ることはないのだけれど。
「リビングに来ないから、様子を見に来たのよ」
寝坊してるのかと思ったわ。と微笑むキミの表情が
「cloudyがsunnyになった」
太陽のように、僕の気分を晴れやかに変えていく。
「え?」
「いいや、なんでも」
不思議そうに僕を見るキミに
「キミがいれば、どんな気分でも、sunnyになるな」
僕は微笑む。
「さ、お腹すいたから朝ご飯にしよう」
僕はキミの手を取り、寝室を後にしたのだった。


僕と一緒に

「僕と一緒に、プラネタリウムに行きませんか?」
「え?」
就業後、キミが出てくるのを待ち声をかける。課のみんなと仲が良いキミ。僕と特別仲が良いわけではないが、みんなと同じくらいだと思っている。
「えっと、どうしたの急に?」
イヤそうではないが、突然のことに戸惑っている。という感じだ。ま、逆の立場なら、僕も同じようにするだろう。
「ここのところ、仕事忙しいでしょ。疲れちゃったから息抜きしたくてさ。1人で行くのも淋しいし、一緒にどうかな。って」
「でも…」
と、戸惑うキミに
「…いつもより、元気がないように見えたんだ」
「え?」
「疲れたなぁ。って思ったとき、僕はプラネタリウムに行くんだ。キラキラ輝く星たちをぼんやり眺めてると、癒やされるんだよね。だから、もし、良かったら。だけど…」
誘った理由を告げ、キミの顔をチラチラ見ながら様子を窺っていると
「誘ってくれてありがとう。ご一緒させてもらうね」
キミは微笑む。
「あ、じゃあ行こうか」
オッケーしてもらえるとは思わず、ドギマギしてしまったけれど、思い切って誘ってみて良かった。と思ったのだった。


時計の針が重なって

キミと僕の、時計の針が重なって、動き出すストーリー。
この先何が待っているのか、誰にも、僕たちでさえわからない。
けれど、臆することなく進んで行こう。
キミと僕なら大丈夫。
自信を持って、言えるから。


パラレルワールド

「ねぇねぇ、パラレルワールドって、何?」
読んでいた雑誌から顔を上げ、不思議そうな顔で僕に聞いてくる。
「僕も、詳しくは知らないんだけど、パラレルワールドって、僕たちがいる世界とは別の世界が存在してる。ってことみたい」
「へぇ、そうなんだ。じゃあ、別の世界にはどんな人が住んでるんだろう?」
「パラレルワールドは、この世界と並行して存在している。つまり、住んでるのはこの世界と同じ人たちだね」
「え、そうなの?」
と驚いた顔をしたあと
「同じなら、パラレルワールドって、なくていいんじゃない?」
眉を寄せる。
「ああ、ごめん。説明が下手だった。パラレルワールドは、住んでる人は一緒でも、別の道を選んでるから別世界なんだ」
「別の道?」
「そう。つまり、パラレルワールドの僕は、キミと付き合ってない。ってこと」
と説明すると、キミはホッとしたような顔になる。
「どうしたの?」
「…私、この世界にいて良かったな。って思って。あなたと一緒にいられない。なんて、考えたくもないから」
そう言って、ふふっと笑ったキミを、僕は思い切り抱きしめたのだった。


コーヒーが冷めないうちに

毎朝キミが入れてくれる、コーヒーが冷めないうちに起きないと。と思うんだけど
「ねえ、起きないと遅刻しちゃうよ」
と、僕が起きるまで何度もキミが起こしに来る。それがうれしくて、狸寝入りしているのだった。


涙の理由

キミとテレビを見ていると、キミが静かに涙を流す。
「どうしたの?大丈夫?」
ティッシュを渡しながらそう聞くと
「うん」
ティッシュで目元を拭きながら、キミは答える。
「あの子、幸せになってほしいな。って」
見ていたのは動物番組。捨てられていた子猫に飼い主さんができた。という内容で。
「そうだね」
キミが流す涙の理由。
それは、キミが優しいから。
そして、そんなキミが僕の彼女になってくれて、幸せだな。と思うのだった。


永遠なんて、ないけれど

「うわ~。ぷにぷにふわふわだぁ」
キミの手に触れながら、キミを優しく抱きしめる。
「あ~幸せ」
キミに頬ずりすると、うれしそうに、キミは目を閉じる。
「わかってる。永遠なんて、ないけれど、できるだけ多くの時間、一緒にいようね」
キミの頭にキスすると
「ニャ~」
応えるように、キミは鳴いてくれるのだった。

9/21/2025, 8:41:55 AM

「おはよう」
「いってきます」
「ただいま」
「おやすみ」
何を送っても、既読がつかないメッセージ。
「まだ、怒ってるんだよな」
些細なことでケンカして。でも大好きだから、仲直りしたい。
「キミの気持ちをわかってあげられなくて、本当にごめん。お願いだから、返事して。キミがいないと、俺は…」
きっと、メッセージで謝るなんて、ダメなんだ。
そう思った俺は、キミの家へと向かうのだった。

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