42. クリスマスの過ごし方
日曜日はクリスマスコンサートに出て、月曜日にはバイトの面接とチキンとケーキ、昨日は部活、今日も他所で部活!部活仲間と楽しく過ごしたけどクリスマス感はなかった……まあこれも思い出になるだろう
41. ありがとう、ごめんね
高校生活最後の定期試験を終えて開放感を味わっております今日この頃。そろそろ書かないとなと思いつつお題が難しくて中々気が進まない。頭も回らない。
感謝の念は申し訳のなさとセットで湧くことが多いが、その場合はごめんね、ありがとうの順になることが多いと思う。ありがとう、ごめんねは相手に感謝はしつつも期待には応えられないことを謝罪をしている感がある。既に自分の中では決心がついていて、そこに向って進んでいくような。
壮大な話なら死に別れとかがあるんだろうけれど、何せ頭が回らないので小さい小さい話を。
高校に授業料を払ってない。そういう校内の制度があるから。進級毎に校長と面談があって、そこで免除が続くかが決まる。要は成績表を見られるということ。
合格が決まった中3の1月時点で奨学生継続のために高校の勉強を始めた。それで高3の夏まで成績を維持した。正直点を取るためにたくさん勉強したとかではなくて、テスト前になると校長の顔がちらついて本気で覚えないとなって気持ちになるから短時間で覚えられるだけだった。
面談では進路を聞かれる。自分は何となく周りから期待されていた大学名をあげてそれっぽく話していた。しかし、何だかしっくりこないなーと腹落ちしていなかった。そのまま高3の6月まで来てしまっが、運良くここだって所に出会って、しかもその学校のその学科の指定校推薦が高校に来ていた。奨学生維持の為に成績だけは上位を取っていたからすんなり校内選考を通った。本当にただひたすらに運が良かった。きっと高校的には授業料免除してる代わりに良い所いけよって感じだと思うので悪く思ってくれて構わない。
と言う訳で、安く学校通わせてくれてありがとうございました。色々な経験できて色んな人に会えたこの高校には甚く感謝しております。希望する進学先とか適当に話して期待させておいて違う所に行くのはごめんね。
40. 光と闇の狭間で
その店に定休日はない。開けない日は「今日はお休みします」とマジックで書かれた紙っぺら一枚が貼られる。行ってみるまでのお楽しみ。今のところは2勝3敗。と言っても2連敗中である。
今晩こそはと店を目指して歩くと、やっと兄さんの姿を見れた。連敗は2でストップ。挫けずに来た甲斐があった。閉まっているのではないかと一見不安になる仄暗いキッチンも何だか貴重な光景に見えてくるから不思議だ。
注文を済ませて兄さんには天井が低そうなキッチンを一通り見渡すとやはり視線は一処に集まる。ジリジリと焼ける光と暗い厨房を行ったり来たり回り続ける姿は実に食欲を唆る。こっちは鶏肉、こっちは豚肉だろう。
「お待たせしました」
「ありがとうございます」
「ありがとうございました」
手には待ちに待ったケバブ弁当、浮かれながら駅へ急いだ。
39. 距離
対話するには生身で互いに手の届く距離にいることが大事だと言う人がいる。話すことだけではなくてその人の体の動きや力みからも受け取れるものがあると。生身で向き合えないために相手をつい傷つけてしまうからリモートだと少し怖いとも。
一方でリモートでも出来る、その方が安心するという人もいる。更に対面だとアクセスできない人もリモートでは参加できるという面もあり、出会う価値観の幅は広まるだろう。
自分は対面派とリモート派のどちらもわかる気がする。心身を向き合わせることはそのリアリティから攻撃しづらくなる。画面の向こうと文字情報だけをやり取りするならばより属性や人格から離れて思いのままに考えやすい。
きっと両方に慣れてそれぞれの感覚を覚えることで色々な状況で人と向き合えるようになるのだと思う。
38. 泣かないで
ずっと泣かないでいても、目を逸らしていた感情が積もり積もって日々どうしようもなく苦しくなってしまう。
だから、その場で泣けなくてもその日のうちに泣いていた。枕は冷たいものだと思っていた。
毎晩泣くのが当たり前になっていたからその異常性に気づけなかった。むしろまだ涙が出ることに安心していた。
逃げるチャンスがあれば直ぐに逃げるべきなのだと気づいたのはそこから脱した後のことだった。
泣かないでとは言わないけど、泣くしかない毎日なら見直したほうが良い。
この言葉を未来で辛くなったときの自分に託す。