乱雑無章

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8/22/2025, 4:42:18 PM

60. Midnight Blue

初めてchatGPTに書いてもらいました!!!私は修正を加えただけです。プロットはそのまんま使いました笑
与えたワードは金魚、ワルツ、瞬き、扇風機、寝返りです!昨日(もう一昨日ですが)たまたま殴り書いていたこの5語が、どう調理されたのか……ご興味持っていただけたら、読んでみてください!そして、皆さんのchatGPTは同じワードを与えられてどんな出力をするのでしょう?気になります!






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夜は重たく澱んでいた。扇風機の風は頼りなく、ただ部屋の暑さを撹拌しているにすぎない。わたしは何度も寝返りを打ち、そのたびに布団の湿り気と、身体のなかに滞る熱を意識した。

狭い部屋を陣取る水槽に、ひとつ金魚が光をまとっていた。その赤は妙に生々しく、暗がりのなかで過敏に浮かび上がって見えた。水面は微かに震え、消えかかる照明を細かい破片にして漂わせている。その破片のあいだから、薄い尾がふいにすべり出す。目を瞬いた一刹那、魚の姿は見失われ、次の瞬間には、水のなかで旋回を始めていた。

それは舞踏のようであった。三拍子の静かな律動が、胸の奥に沈んだ不安を波立たせるように感じられた。水槽の内部からか、わたし自身の内耳からかは分からなかった。ただ、旋律とともに金魚は回り、尾びれがひらめくたびに、夜がひとしずくずつ削り取られていくのだった。

まぶたは重く、しかし閉じることは許されないように思えた。瞬きは、この光景を破る一撃のように感じられたからである。わたしは眼を開き、ひとつの姿勢に固着していた。眼を開き続けるかぎり、夜は脈打ち、金魚は螺旋を描いた。部屋そのものが水槽の内部に呑みこまれてゆくようであった。

あまりの息苦しさに、身体が寝返りを打った。視線が逸れたとたん、旋律は崩れ去った。扇風機からは一本調子で風が送られ、金魚は水槽のなかで静かに漂っていた。

この静けさは、むしろ鮮烈であった。けれども、あのひとときの感覚は、まだ胸の奥で波のように揺れ残っていた。わたしは自分が夢を見ていたのか、醒めたままに幻を凝視していたのかを判じかねながら、ひとつ深く呼吸した。

7/22/2025, 6:03:26 PM

59. またいつか

同級生として、同じクラスとして、あるいは同じ部活や委員会の後輩・先輩として関わることでしか生まれない関係性や空気感がある。卒業してから会うこともあるし、やっぱりあいつはあいつだなあとしみじみする一方で、時は戻せないのだと痛感する。しばらく会ってないのだから当然だとは承知しているが、どんなに盛り上がってもあの頃とはどこか違うと感じる。それがすごく寂しい。やっておきたかったことが沢山ある。しかし、今のこの関係性も数年後にはまた再現不可能になっていることを考えれば、今会えている幸せを存分に楽しむのが利口なはずだ。自分の場合、生きていて良かったと思う瞬間は、どれもこれも人との繋がりから生みだされたものの中に見出されている。そう気付かされることが度々ある。一人じゃ何にもならない、何者でもない、こんなちっぽけな人間に何かを見出してくれる人がいる。その人たちに支えられて、明日を迎える。どんなに朝が恐ろしくてもその一つひとつを越えられたのは、そんな人たちがいたから、いるからだ。みんなに何が返せるのだろう。何もないけれど、何もないなりに、これからもこの縁を大切にしたい。この言葉を受け取ってくれたあなたとの素敵なご縁も。

7/18/2025, 4:06:22 PM

58. special day

今日は俺にとって何でもない一日だった。
でも、誰かにとっては上手く行った日で、誰かにとっては失敗して落ち込んだ日で、誰かにとっては挑戦の一日で、誰かにとっては休息の一日で、誰かにとっては温かい一日で、誰かにとっては恐ろしい一日で、誰かにとっては最初の一日で、誰かにとっては最後の一日だっただろう。
来る日も来る日も、誰かにとっては特別な日になりうる。
そう思う度、思い知らされるのだ。
俺は、自分が良ければそれで良い人間なんだと。
ああ、今日も一日無事で良かったよ!

7/14/2025, 3:39:43 PM

57. 夏

記憶は定かでないが、初恋といえば初恋だったのか。あの人の夢を見た。夏の暑さは人を狂わせてしまうらしい。

存在しない捏造の空間で、捏造されたあなたと話したとき、私の口角は不気味なくらいに吊り上がっていた。あれだけ久しぶりに会ったのに、私の話はよく聞いていたよなんていうから、序盤から夢だとわかっていた。それでも話を止めようとは思えなかった。もう忘れたと思っていた感情が押し寄せて鳥肌が立つ。こんなに浮かれてしまって、どれだけ見苦しいだろうか。

都合の良すぎる夢はすぐに閉じてしまうのか、あるいは続きを見ても忘却してしまうのか、私の記憶はそこで途切れた。だのに、そのイメージは心の感触として今も後を引いている。あの日からは何をするにも身が入らない。こんなと、早く忘れないといけない。なのにまたウトウトと夢に誘われていく。ずっと前に沈めたはずの記憶は夜も止まない蝉の声によって目を覚ますのだぅた。

4/10/2025, 3:15:59 PM

56. 夢へ!

夢見心地という言葉もあるが、夢はそんなにいいものだろうか。夢の記憶を引き継いだまま目が覚めたり、日中に突然思い出されたりするのを未だに恐れ、嫌悪してしまう。そういう日は大抵上手く行かない。

眠りに落ちるときの浮遊感が癖になるくらいだから、眠ることは嫌いではない。充分に寝た日は演奏も勉強も家事も上手くいくことが多いが、一つには夢を見ることで脳がリフレッシュされたことも関係しているのかもしれない。

それはそれとしても、夢の記憶を現実世界に引き継がないでほしい。例えば、ある時母は誰かを殺して私に隠蔽させた。しかしいつもと何も変わらない様子で生活を続けるので、私もいつも通りの生活に戻れると思ったが 、もう口応えも喧嘩もできない。冗談を言うのにも冷や汗をかかなければならず、この先ずっと窮屈できつく糸の張った生活が続くことに気づき絶望する。ともすれば、またある時には殺人鬼に首を切られそうになる母を目の前に恐怖で声も出ない。母一人をとっても私は散々夢に振り回されてる。

夢か現か、では居心地が悪い。夢は夢、現は現。その境界が曖昧にぼやけるとなると、臆病な私はハラハラしてしまう。夢を喜んて受け入れられる日は果たして来るのだろうか。

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