REINA

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6/11/2024, 12:20:48 PM




見慣れた街の景色がいつもと違う。
世界はこんなにもキラキラと輝いていたのかというくらいに。

初めて失恋した時は灰色の街並みにしか見えなかった。
それから努力の甲斐があって、一度は失恋したもののの、その人から逆に告白を受けた。

それが昨日の夜だ。
現実なのか夢なのか、ふわふわした状態になりながらも、心地よい朝を迎えた。

急に散歩がしたくなった。
外に出たくなった。

人気のない道なのに、
寂しさを感じることはなかった。

少し小高い丘に登れば、街を見渡せる。
朝日が本当に眩しかった。

6/10/2024, 12:44:19 PM

やりたいこと


やりたいことList

▪️一緒に映画を観に行く。
できればカップルシートで❤️

▪️水族館に行く。
クラゲのぬいぐるみも買う。
お揃いのキーホルダーとか!

▪️海辺でデート
近くのパンケーキ屋さんにも行く♪

▪️図書館で一緒にお勉強
分からないところ、教えてもらおう!

▪️公園でピクニック
サンドイッチとか作る。レシピ検索!

▪️デート用のお洋服探し
友達と一緒に。


あー、彼と色んな思い出作りたいなぁ。

6/9/2024, 12:14:24 PM

朝日の温もり



現実と夢との狭間を揺蕩う時間が好きだ。
それも一人寝の時ではなく、隣に感じる温もりがある日は特に。

カーテンの隙間から挿す朝日が眩い。
君の瞳が金色に染まる。

こんな日はもう少しだけ、
柔らかな光と共に君の温もりを感じていたい。

6/8/2024, 11:02:12 AM

岐路



人生は様々な選択肢を選んでいく。
そのことの繰り返しだ。
色々な分かれ道があって、あの時こうしていれば、
ああしていれば、なんていうことは散々だ。

もちろん選んできた道を後悔はしていないが
それでも『もし…』ということを考えてしまう。

やり直しはない人生。
漫画やアニメのようにループするような展開があれば、
あの日あの時あの場所へと戻りたい。

そう願ってしまいそうになる。


この夜空を彼女も見上げているだろうか。

6/7/2024, 12:09:30 PM

世界の終わりに君と



勇者が魔王を討伐してハッピーエンドというのが、冒険譚の王道だ。
でも、この世界ではそうはならなかったらしい。

勇者は死んだ。
今日で世界が終わる。
そう魔王が宣告してきた。

もうすぐ終わるというのに、何だか僕は落ち着いていた。
多分、死ぬのが自分だけではないというところが、落ち着かせていたのかもしれない。

「ただいま」

視線の先にはベッドに横たわっている僕の恋人だ。

「おかえりなさい」

といつもよりは少し元気な声が返ってくる。


病気の彼女は遠出はできない。
だから昼間は庭でピクニックをした。

彼女の笑顔が久しぶりに見れた感じがする。

「夕日が綺麗だよ」

そう言って窓を開けてから彼女のベッドに腰をかける。
明日はもう来ない。
この素晴らしい夕日も今日で見納めだ。

そう考えると、日々をもう少しどう生きようかと、真剣に考えるべきだったかもしれないが、今更遅い。
それに、僕のやるべきことは、明日世界が滅びようが、そうで無かろうが関係ない。

彼女のそばにいること、それだけだ。
今夜は彼女を抱きしめよう。

世界の終わりに君と僕の心は一つになる。

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