街
見慣れた街の景色がいつもと違う。
世界はこんなにもキラキラと輝いていたのかというくらいに。
初めて失恋した時は灰色の街並みにしか見えなかった。
それから努力の甲斐があって、一度は失恋したもののの、その人から逆に告白を受けた。
それが昨日の夜だ。
現実なのか夢なのか、ふわふわした状態になりながらも、心地よい朝を迎えた。
急に散歩がしたくなった。
外に出たくなった。
人気のない道なのに、
寂しさを感じることはなかった。
少し小高い丘に登れば、街を見渡せる。
朝日が本当に眩しかった。
6/11/2024, 12:20:48 PM