創作【こんな夢を見た】
俺はブラック企業勤めのハッキリ言って、社畜だ。
今日はそんな俺のくっだらねぇナイトルーティンとやらを紹介してやる!聞いてけドロボー!!
そんな俺の唯一の楽しみは、夜中に寝っ転がり、映画を見ながらフライドポテトとポテトチップス5袋を思い切り貪ることだ。コカコーラも3本以上飲み込む。
その後、お腹がいっぱいになったら、寝る!
シャワーは面倒くさいから、ここだけの話、ぶっちゃけしない日もある。
俺の体脂肪率は“肥満”と呼ばれるほどある。
でも気にしていない。食いたいものを食いたい時に食う!どうせブラック企業勤めの、生まれつきブサイクな俺に彼女なんか出来やしねぇ!だったらストレス溜まんねぇように食うんだよ!!俺の職場は男だらけ!しかもみんなも「あっ、こいつ昨日シャワーしてねぇな!」って分かる臭いのやつがたまにいる!
そうして今日も大食いカロリー過多+映画!の日々を過ごし、ゴロ寝をした。
そうして俺は夢を見た。
その夢にはーーー
〜それから 3年後〜
俺は漫画家になった。
3年前のブラック企業勤めの日々、そのストレスで暴飲暴食後、寝ていた時に見ていた夢のストーリーを漫画に書き起こしてみたら!意外とウケたんだよなこれ!!
ダメ元で漫画コンテストに応募したら!なんと!お偉いさんが俺の漫画を気に入ったらしいぞ!
これから始まる漫画家人生、俺の出版した漫画!
あの日のうたた寝の虚像ーーそうそれは、
俺の新しい夢が、未来への実現へと変わった瞬間だったーー。
創作 【閉ざされた日記】
「ねぇ知ってる?北極と南極では南極の方が寒いんだよ。」
小学生の頃の帰り道、あの子は私にそう言っていた。
「えっうそ、北極の方が寒いんじゃないの!?北ってついてるし」
愚かな私はそう返した。
それからその子から説明を聞いた。物知りだったあの子。中学受験して今はもう連絡先すら知らないあの子。
その子と過ごした帰り道の6年間は、私にとって人生で1番楽しかった瞬間なのかもしれない。
そうして月日が経ち、引きこもりになってしまった高校生の今の私。
朝が来て、夜が来て、また朝が来て、夜が戻ってくる。
朝が夜を殺しているのか、夜が朝を生かしているのか。そんなものは分からないから見て見ぬ振りをしている。
下校時刻になったら先生にバレないようにランドセルの奥の方にしまっていたぐちゃぐちゃになった1冊のノート。
「交換日記」のマジックペンで書いた下手なイタい文字が目に染みた。
私はいつも下手な字で「好きな人ができた」とか「お母さんとけんかした」とか書いてその子に渡していた。
その子は進学塾で一生懸命受験勉強していて時間がなかったはずなのに、いつも丁寧に私の日記の欄にコメントをくれていた。
そうして私達は小学生時代を過ごし、私は公立の中学校に進み、あの子は有名な私立中学に行ってしまった。
「あの子がいつも学年1位を取っていた、」と噂で聞いた。
私はそれを聞いて驚いた。私は出来ない子なのにな。本当にすごいな。あの子は昔から凄かったもんな。
駅前の進学塾、私立中学校。私にはとても眩しいもので、もう私達の間には隔たりが出来ていた。
閉ざされた日記。もう私達が交わすことのない日記。もう
文字を通じて交わることのない私達。
そうして私はいつでもあの子との日々を思い返すであろう。
あの子と過ごした帰り道が私にとって1番人生で楽しかった瞬間なのかもしれない。
【美しい】
「皆さんがうつくしいと思うものは何ですか。」
中学3年生の春、国語教師が私達に尋ねてきたのは、「自分が何を美しいと思うか」という美的感覚だった。
当時の私にとって、その時美しいと思えていたものは、有名ピアニストによる演奏や、フランスのパリにあるルーブル美術館など、芸術的なものが多かった。
「発表してみてください」
そうして、クラスの皆んなの回答を聞いた。「努力」だとか、「友達との絆」だとか、そのようなことを挙げている人が多かった。
私はその時こう思った。「努力がうつくしいと思うなんて、綺麗事だ。報われない努力もあるのに、そう思えるのは貴方が偶然“運が良くて報われてきたと思えているだけだ。”と。」
そんな不確かで曖昧な概念を「美しい」と言うよりも、多くの人に賞賛されていて、
尚且つ私達の感性を揺さぶってくる芸術的なもののほうが、私達が「美しい」と感じると考えてきたからだ。
ふと考えてみた。どうしてこんなにひん曲がった考えを持ってしまったのだろう。
中学3年生、私は自分が虚しくなった。
私だって、努力や友達との絆を素直に美しいと思えるような人生を送りたかった。
受験生。私の当時の模試の偏差値は、37で、どれだけ頑張っても努力が空回りしていたし、内気な性格だった為、他のクラスに友達は2人居たが、それ以外の友達、つまり自分のクラスに友達と呼べる人は1人も居なかった。
要領が良ければ「上手く生きられた」のかな。才能や努力を手に入れたのかな。そんなくだらない妄想を繰り返してしまう事を辞められなかった。
あれから2年の月日が経った。
私は、高校生になった。
今の私は、通信制高校に通いながら、汗水垂らして働いている。そうして今この文章を書いている。
「美しさ」が分からなくて、もがき苦しみ続けたけれど、今のこの生活も悪くはないよ、って当時の私に声を大にして伝えたい。
創作 【どうして】
⚠️病み注意 百合注意
どうして君は 私をいつも置いていくのーー。
姉は、私よりも成績が何倍も良くて県内有数の進学校に通っていた。
私は、成績は下から数えて3番目で、いつも決まって母親は私を貶し、姉を褒めていた。
そして姉は、モテる。一度だって姉に男の噂が途絶えたことはなく、常に違う男から告白されて付き合って別れてを繰り返していた。
同じ学年の男子生徒にも、私の姉のファンが居て、「どうしてお前と、お姉さんが同じ遺伝子なんだろうなww」と比べられて見下され、私は気付けばクラスの中で浮いていた。そうして、いじめのターゲットとなった。
私と姉の顔は、あまりにも似ていないのだ。
ぱっちり二重まぶたの姉、小さな米粒のような一重まぶたの私。長い睫毛の姉、短い睫毛の私。
姉の顔は、うちの家系の誰とも似ていなかった。
一切運動や食事制限を行っていないにも関わらず、モデルのようなスタイルの姉、毎日ダイエットの事ばかり考えていてもみるみると肥えていく私。
私は、自分のことが大嫌いだった。
「あ、なんかもう、いいや、。」
妹が 電車に飛び込んで 亡くなってしまった。
私の 大切な 妹
私は正直、母親が嫌いだった。いつも成績のことで私と妹を天秤にかける。
私は勉強が嫌いじゃなかった。テストに載っている全ての問題はいとも容易く解けた。知らないことを知ることが出来て楽しくて、勉強をたくさん頑張って、いつか妹に教えるのが夢だった。
私はなぜか幼稚園児の頃から好きでもない男に言い寄られる。そうして私は、自分が俗に言う「モテる」顔なのだとわかった。
食べても食べても太れない体、生まれつき整形で作られたようなこの瞼と睫毛。私は家族のうちの誰にも似ていなかった。私は、その事でよく常に同性からの嫉妬を買っていた。私は、いじめの経験者だった。
死ぬ前、妹も、いじめにあっていた。私は妹のいじめを心配していた。妹と同じ学年の男子生徒と会い、いじめをやめるように忠告した次の日、妹は亡くなった。
私が本当に好きだったのは
妹
バレたくなくて、色んな男と付き合って別れてを繰り返した。妹にこの気持ちを知られたくなかった。知ってほしくなった。
「どうして………」
その答え合わせをするために、私も妹と同じところへ行くよ。
創作 【夢を見てたい】
⚠️病み注意
ずっとずっと 何もない 夢の世界に行きたいな
架空も現実も空想も概念も無いような
産まれる前に戻りたいな
生とか死とか関係なく
私という存在が「死ぬ」んじゃなく
そもそも「概念が消える」ようになればいいのに
いつもふと、そう思ってしまう
泣きたいのに、涙が出てこないな
あれ私 おかしくなっちゃったみたい