オリオン

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12/5/2024, 1:41:40 PM

眠れないほど

昔若かった頃、どれだけ寝てもまだ寝たりなくて。朝だと思ったらもうお昼なんて日常茶飯事。宵っ張りだっせいもあるかな。深夜ラジオも、あの頃は明け方迄聞いてたり音楽に夢中になったり。

そのうち悩みが溢れてきて、苦しくて辛くて生きていることがイヤになりナイフを持って夜を明かしたり。
眠れないほど考えて辛かった。

どんな孤独な夜が私を追い詰めても眠れないほどの夜を明かしても、必ず朝は訪れる。明るい陽射しが優しく問いかける。生きていてよかったでしょって。今日はきっと楽しい事があるよって。

朝日が暖かくて眩しくて有り難くって、眠れないほどの孤独な夜を越えたからこそ、強く思う。

12/4/2024, 12:32:19 PM

夢と現実

子供の頃は夢など知らなかった。
今を生きるのがやっと。
目の前の現実を受け入れるしか他にすべがないのだと。
少し世の中を知るようになり、自分と他の人との違いを知り、愕然とするより他なかった。それでも日々は過ぎ、夢を見る事を知る。
夜空を仰ぎ祈る。神様、お星さま…
どうか幸せになります様に…
せめて家族を…暖かいぬくもりを…
まともなお家を…お風呂があってひねればお湯が出る…いやこれは望み過ぎ。冬、外に出なくてもいいトイレを…と。あれから数十年。
星を見るたび強く望んで生きた。

貧しくて年末食べる物が無いときも
子供のオムツ買えなくて、布オムツを縫っては洗いを繰り返す日々もあった。それでも家族が増え引っ越すたび少しづつ広くなるお家。

今現在、家族は、二桁。幸せ笑いが抑えられない。最後に辿り着いた終の棲家は白亜のデカいお家。
比べるなら昔の家となので、どんな家でも豪邸に思えるけど。

そうなんだ。強く願えば叶うのだと心から実感する。あの頃の夢より更に想像を超えた今の現実。
神様感謝致します。心からありがとうございます。祈り続けます。
皆の健康、家内安全、健やかな成長を。

12/3/2024, 12:08:18 PM

さよならは言わないで

さよならは言わないわ
2度と会うことはないけれど。
目を閉じれば思い出が慰めてくれる。心で会いたいと強く思えば夢に会いに来てくれる。
付き合って居た頃よりあなたを身近に感じる。

季節が移ろって置いてけぼりになっていても、あなたを感じる。
朝の光に、空の青さに、サワサワと頬に触れる風に、凍える夜の星空に。あなたはいつもそばにいて、私を呼ぶ。

さよならは言わない。
永遠に私達は離れない。

12/2/2024, 2:01:40 PM

光と闇の間で

私は浮いていた。宇宙の真ん中にいると感じた。遠くに小さな光を感じた。でも周りは漆黒の闇。はっと気がつくと腰から下が無かった。闇に溶けている。痛みはない。私は光を目指し泳ぐようにもがいた。
ここに誰も無い。私は生まれて初めて感じた。絶対の孤独。恐ろしい…
言葉にできない心の痛み。

気がつくと眩しい部屋、誰も居ないベッドに1人、私は眠っていた。
まだ体が動かない。
少しづつ足が…動いた、少しだけ。
ある、足があった。
戻ったのだ、光と闇の間から。

失った者、あの闇の中で今も漂っているだろう。

神様から授かった、産まれることの出来なかった私の命。名前さえ無い。私の命の半分は、あなたと一緒、光と闇の間で永遠に漂うから。

12/1/2024, 3:20:37 PM

距離

体はこんなにも近くにいるのになぜ、とても距離を感じてしまうの?

私はいつだって孤島の住人。

出来るだけ心を砕いてきたよ。
話を聞くときは目を見て一生懸命考えて、寄り添った精一杯の言葉を選んで探して話したの。
なるべく笑顔でね。笑い声は豪快に、みんなが笑顔になれるお話を心がけた。見かけより真面目な方なのに、面白いって言われたり。

わかってしまうものなのかな。本当は誰一人信じていないことを。本心はなくて、ありのままの私です、みたいな振りがバレバレだった?
昔、言われたことがあったっけ。
『いつか人を信じられたらいいね』と。彼女には私の本当の姿が見えていたのね。

他人の心なんて誰にも分からない。
もしかしたら全ての人が、私と同じなのかも。いや、それはないんじゃない?似たような人もいるかもしれないけど、信じ合える仲間と生きている人のほうが多いのではないかな…。そもそも何を信じ何が信じられないの?
何処まで相手の事を知っているの?
話した事全て信じているの?
なぜ偽りを言う必要がある?
自分が思う程人は、悪い人ばかりじゃないし、善人ばかりでもない。
相対する人は多分鏡。
自分が信じれば相手も信じてくれる。逆も然り。

距離を感じる時、そう感じさせているのは自分自身なのではないだろうか?
好きな男に抱かれながら違う男の夢を見る。
きっと男は距離を感じていたはず。だからこそ、よけいに強く抱きしめたのね。あの時も…。

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