SAKU

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9/11/2025, 10:05:21 PM

今年の春頃から、夫が食事の前に必ず、「いただきます」と言ってパチンと手を合わせるようになった。わたしは「いただきます」は言っていたけれど、手を合わせる事はしていなかった。

夫が、どういう気持ちの変化からそういう事をするようになったのかは、分からない。最初は照れくさかったけれど、わたしも夫と共に、「いただきます」と言ってパチンと手を合わせるようになった。

夕食を一緒に食べる事ができる、そのことがいつまで出来るか分からない。そのうち、どちらかがひとりきりになるのは確定している。その時も、「いただきます」とパチンと手を合わせる事は、変わらないと思う。

「ごちそうさま」と、言ってパチンと手を合わせる事も大切で、これをわたしからやってみようと思う。

日々のささやかな祈り、それをずいぶんと疎かにしていたと思う。

本来、祈りは静かにひとりきりでなされるもの。声が小さければ小さいほど、聞き届けられるんだと思う。それは、自分の心を浄化するためのものだから、それ以上でもそれ以下でもなく、大きく変化する事もない。気づくのは他の誰でもない、ひとりきりの自分だけなんだ。

9/10/2025, 6:45:46 AM

アランの幸福論を2冊持ってる。1冊は岩波文庫で、もう1冊はエッセンシャル版で奥付きには2015年12月10日第2刷とあるから、10年くらい前に買ったんだと思う。読了した覚えがないから、積ん読のまま現在に至る。たぶん、カバーが気に入って買ったんだろう。

でも、岩波文庫の方は読む気もないのにどうして買ったのか、理由が思い当たらない。

小説とは違うこういう哲学の本は、読む気になれない時は奥へ奥へと押し込まれるし、そもそも何故2冊も………?

今日はふと、読んでみるかと掘り起こしてみた。目次に目を走らせただけでいつも、『あー、もういっか…』と思ってしまっていた。

そろそろフィルターをアップデートしたいけど、読むのになかなか勇気が必要、アランの幸福論。



一昨日、最後に残しておいた西瓜を収穫して、今朝、夫が会社の同僚へあげるのだと言って持っていった。結局、育てた大玉西瓜は、ひとつも家で食べなかった。もう終わりだろうと思っていたら、まだ小さい実がひとつ付いていて、ちょうど縁側から眺められる。拳くらいに育って来たので、実が土につかないようにシートを敷いてあげた。



9/3/2025, 10:59:14 AM

わたしにはわたしの味があり、誰かにソレを殺されるような謂れはない。
もう鬱にはならない、過去に、鬱の主要因になったモノの言い訳は聞かない。煙草を踵で踏み消すような踏みにじられ方はしない、踏み台にされるように軽く扱われたりしない、愚かにも、今いちど理解してみようか…などと思ったのは愚かの極みだった。
『そんなつもりはなかった』などと、高慢にもほどがある、冗談じゃない、1ミリも視界に入れたくない。

今日は草刈り中に思い出して身震いした。酷くなると過呼吸になって発作がでてしまう、急いで家に入ってシャワーを浴びた。



最近、土日の休みに夫が南側の縁側の縁台に腰掛けて、庭を眺めてる姿を見かける。特に珍しい花が咲いてるわけでもない。
今日はわたしも一息ついてから、縁台に腰掛けてみた。ちょうど縁台に布団を広げていて…干されてる布団は、わたしの今の気持ちにぴったりと寄り添う………。午前中の草刈りで疲れてしまった。草刈りで、というより雑音で疲れてしまった。

縁台の布団にコロンと仰向けになると、そのまんまの空がみえた。こんなきもちの良いポイントがあったのかーーと、しばらく手まくらで寝転んでみた。ドクダミの香りが地面から上ってくる、本物のオニヤンマが飛んでくる、羽根がキラキラと綺麗だった。自分の身も心も、自分で守るしかない。スズメバチの天敵とされるオニヤンマだって、スズメバチに不意を突かれたら捕食される。

全くもって愚か過ぎた。

9/2/2025, 11:26:48 AM

今日は8月の家計の集計をして、メモ欄に、【西瓜が美味しいと評判だった】と書き込んだ。無肥料無農薬なので、来年も上手くできるかどうかは分からない。教えてもらった料理レシピやちょっとした工夫も書き加えた。頂いたもの、お返ししたもののやり取りや、夫が言ったひと言などをいたずら書きのようなイラストにして書き添えた。送られたページがどんどん厚くなっていく。

そして9月のページに予定を書き込んだ。

9/1/2025, 11:57:56 AM

夏の忘れ物は探さなくてもいいものばかりです。朝顔は、種を植えた事ないのに毎年こぼれて冬を越し、毎年同じ場所で、ゴーヤと胡瓜に絡んで花を咲かせる。

あと2ヶ月半ほどすれば、雪がちらつきます。グズグズと探してる暇なんかありません。

朝、目を覚ませば、景色が変わってる、昨日と違う、違うところを探せばいい。

ただし、探す場所を間違えてはいけません。間違えては、次の季節へは行けません。




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