わたしにはわたしの味があり、誰かにソレを殺されるような謂れはない。
もう鬱にはならない、過去に、鬱の主要因になったモノの言い訳は聞かない。煙草を踵で踏み消すような踏みにじられ方はしない、踏み台にされるように軽く扱われたりしない、愚かにも、今いちど理解してみようか…などと思ったのは愚かの極みだった。
『そんなつもりはなかった』などと、高慢にもほどがある、冗談じゃない、1ミリも視界に入れたくない。
今日は草刈り中に思い出して身震いした。酷くなると過呼吸になって発作がでてしまう、急いで家に入ってシャワーを浴びた。
最近、土日の休みに夫が南側の縁側の縁台に腰掛けて、庭を眺めてる姿を見かける。特に珍しい花が咲いてるわけでもない。
今日はわたしも一息ついてから、縁台に腰掛けてみた。ちょうど縁台に布団を広げていて…干されてる布団は、わたしの今の気持ちにぴったりと寄り添う………。午前中の草刈りで疲れてしまった。草刈りで、というより雑音で疲れてしまった。
縁台の布団にコロンと仰向けになると、そのまんまの空がみえた。こんなきもちの良いポイントがあったのかーーと、しばらく手まくらで寝転んでみた。ドクダミの香りが地面から上ってくる、本物のオニヤンマが飛んでくる、羽根がキラキラと綺麗だった。自分の身も心も、自分で守るしかない。スズメバチの天敵とされるオニヤンマだって、スズメバチに不意を突かれたら捕食される。
全くもって愚か過ぎた。
9/3/2025, 10:59:14 AM