かっぱー

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10/29/2024, 11:43:27 AM

もし、あの時選んだ道が右ではなく左だったら?
もし、あの時離れていくあの人を呼び止めていたら?
もし、あの時暴走した力を抑えられなかったら?
もし、あの時…
これはすべて仮定の話。結局は起こらなかったifの話。だが、どれもこれも戯言だと斬って捨てるにはあまりにも現実味を帯びている話だ。
だから私は今日もこうして詠う。歴史にもしはない。だからこそ物語としてのもしは面白い。
本来の歴史から大きく離れた物語はいらない。たった一つパズルのピースが欠けていた時のような、たった一つボタンを掛け違えてしまったような、そんな話を語ろう。
これは起こりえたかもしれないもう一つの物語。
この先に待っているのは史実とほとんど変わらない結末か、それとも大きく変わってしまった結末か。
それは誰にも分からない。

10/28/2024, 12:57:52 PM

私は今悩みを抱えている。どれだけ考えても決して答えが出ず、まるで暗がりの中で手探りで迷宮を進んでいるかのようだ。きっかけは今年一つ下の後輩に実力が抜きん出た人がいたことだ。普段ならば戦力の増強に繋がるため手放しに喜べばいいことなのだが、今年は少々訳が違う。というのもうちの部の伝統的なルールとして最後の大会には全員がシングルスで出場できるというものがあるからだ。そして与えられる枠はちょうど今の私の代全員分のみ。しかし、大会で勝てば勝つほどポイントが貰え、翌年以降有利になるシステムの都合上、そのままでいる訳にもいかない。何度か部内で話し合いの機会を設けるも話し合いは平行線のまま、まるで進展を見せない。誰か私たちに道を照らす光を与えてはくれないだろうか。そんなことを考えながら今日も話し合いに望む。

10/27/2024, 10:53:04 AM

紅茶の香りを嗅ぐ度に思い出す記憶がある。
私が中学1年生だった頃、とある市のイベントで数日間様々なアクティビティをするキャンプに参加したことがある。宿泊場所はオシャレな自然の家と言った感じの場所で、大自然と雪とに囲まれて非日常を味わうことができた。
そんな中の食事は普段なら絶対に食べないようなフレンチだった。ちなみに同時にテーブルマナーも学びその場で実践するという形式だった。
その食事を終えたあと、食後の1杯として現れたのが紅茶だった。当時コーヒーも紅茶も飲んだことがなかった私はまだマシだろうという理由で紅茶を選択した。そしてその香りを楽しみ、口をつけた直後後悔することになった。慌ててミルクと砂糖を入れ、何とか飲み干したことも今となってはいい思い出だ。
今、ある程度は普通に飲めるようになり、夜に1杯入れて飲むこともある。
そしてその紅茶の香りを嗅ぐ度にあの時の楽しかった思い出が蘇ってくる。

10/25/2024, 12:28:23 PM

友達100人できるかな?幼稚園なり保育園なりに通っていたら誰しもが聞いたことあるであろうこのフレーズ、最初は本当に100人作ることが大切だと思っていた人はきっと私だけでは無いはずだ。小学校に入学して1学年に60人ほどしかいないと知って絶望したのはいい思い出である。
結局100人とは比喩で、それくらい多くの友達ができるといいよねという意味の歌詞だと分かったのはそこそこ後になってからのことだった。
しかし今となっては友達になった人が実際に100人を超えている。そう考えればそこそこ遠い所まで来たものだと思う。
とはいえ今その全員と頻繁に連絡を取りあっているかと尋ねられるとそうでは無いのが少々もったいないところではある。まあ広く浅くよりも狭く深くなタイプなのでしょうがないといえばそうなのだが。
そんな私からすれば実際に100人以上の人と仲良く関係を築いているいわゆる陽キャと呼ばれる人達が少々羨ましいこともあるのだが、彼らからするとこちらはどのように見えているのだろうか

10/25/2024, 3:22:52 AM

私は常々思うことがある。それは、物分かりが良くなることはイコールで成長したと言えないのではないかということだ。確かになんでもかんでも自分の要求が通ると思い込んで好き放題言うという状態は早めに卒業するに越したことはない。それはただただわがままなだけだからだ。しかし、何でも相手の言うことを受け入れたり、相手の顔色を窺って言いたいことを飲み込んだりするのは何か違うように思う。なぜなら私自身それで後悔したことがあるからだ。
私が小さかったころ、一番仲良かった子の引っ越しが急に決まった。それも気軽に会いに行くことができるような距離ではないところへの引っ越しだった。到底受け入れられなかったが、聞き分けの良い子供を演じていた私は決して「行かないで。」とは言わなかった。だが、お別れの日、その子から言われた言葉は今も消えない傷として残っている。「一度も引き留めるようなことを言ってくれなくて寂しかった。私たちの仲ってこんなものだったんだね。」と。そんなことを言っても困らせてしまうだけだと思ったと後から理由付けすることは簡単だった。それでも一度でも言葉に出して言ってくれることを待っていたのだろう。あれから長い時が経ったが、一度も連絡は取れていない。

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