遠くの街へ
枯葉が空を舞う。
風が次の出発点に導くように優しく運ぶ。
やがて新たな街を見つけ地面に力強く根を張る。
光が優しく差し込み、雨が成長を願う。
自然とはそれぞれの役割を全うしながらも生命の為に日々進化している。
ある人には夢がある。
だが、その人のレンズは暗く曇っている。
本来なら高く飛べるのに足がすくみ低飛行で様子を見ることしか出来ない。
恐怖と不安が入り交じる種は大きな器を求めるが過剰な心配により枯れてしまう。
だから、自分が知らない場所、土地、街に踏み出す勇気をくれないかと日々切実に願っている。
その一方で挑戦してみたが思ったよりも壁が高すぎて傷だらけの身体をみてはため息を付く人もいる。
「なぜ、未知なる場所に安易に踏み出してしまったのだろう」と
挑戦は経験だ。
未知は恐怖だ。
だからこそ価値があるのか?
答えは無い。
だから決断は他人ではなく自分自身になる。
でも恐れる必要は無い。 挫折から学ぶものも多い。
それでも君は遠くの街に行くというのか?
ならば私からは勇気を贈ろう。
光のように導く存在でありながらも風のように背中を押しyellを届ける存在になる事を願って。
現実逃避
芯が真面目な人ほど、気づけば息の吸い方を忘れる。
かと言って芯が揺らいでる人も、同調圧力で、我を扉の向こうに置いていってしまいがちだ。
そんな時こそ自分の時間はある意味、現実逃避というものは大切で貴重な時間なのだと実感させられるだろう。
そんな私の現実逃避はと言うと、旅行である。
金銭的な負担はかかるが、その分息抜きに入ったCafeでその土地の知らなかった情報やその土地の人達と交流が出来るのもまた旅行でしか味わえない醍醐味であり視野が大きく広がった気がして面白い。
また、空を飛ぶ乗り物にも興味しかないので、CAさんに質問してみたり他わいも無い会話を試みるが、なんせ忙しそうなのでいつも貴重な時間を逃して少し悲しくなってしまう。
次こそはと意気込むが、綺麗なCAさんを目の前にすると緊張して「あっ、、」としか言えず機会を取り逃す事だろう、、、。
いっその事、カンペを持っていった方が良いだろか?
「いつも応援してますと、、、。」
でも、ひとつ言えるのは、この旅行を楽しみにまた仕事や学業に身が入る事は間違いない事である。
さて、、今日も1日お客様の笑顔のために頑張ろう。
hava a nice trip。 素敵な時間をお過ごし下さい。
そう言って私は深々とお客様に対してお辞儀をした。
100年先も
シワシワの暖かい手の温もりを隣で感じる。
病室に横たわる君は先にお迎えがきたようだ。
私は微笑みながら温もりが消えいくその時まで手をにぎり言葉を紡ぐ。
「あなた、、あの時のやくそく覚えているかしら。」
今の君は私の言葉を聞いているか分からない。
だけど伝えたくてその一心で語りかける。
「約束、、、、、叶えてくれてありがとう。」
私達は青い果実。
君の姿を日々、目で追いながら想いを育むワタシと。
君のふとした時の儚さや笑顔の奥にある芯の強さに心惹かれながらも初めての感情に戸惑うボク。
想いを馳せる先に見えた応えは貴方が背負うには重すぎてないかとても心配だった。
だからこそ私達は約束を交わした。
「100年先も、、、一緒に歩めるように、、、」と
心電図に写る線が穏やかになっていく。
私の手を握る力も緩んでいく。
君の目が幸せそうに細く永くなっていく。
一緒に100歳まで生きようと約束したあの日。
君の歳は惜しくも98歳で止まってしまったが、君と過ごした日々は年以上に価値があるものだ。
ふと、君が一瞬私の手を握る。
私も強く、強く、握り返し言葉を贈る。
「ありがとう。私はもう大丈夫ですよ。」
君が笑った気がした。
心電図に静寂が流れる。
私はもう一度、、、
「ありがとう。」と呟き
病室を後にした。
あなたに届けたい
汗水垂らしながら接客しているあなたを応援したくて毎回伝票の裏に密かにメッセージを書いていることを。
深夜零時過ぎでもパソコン画面と睨めっこをしている社会人の貴方を応援したくて愛情をたっぷりと込めたおにぎりと珈琲をお盆に乗せて机の傍に置いていることを。
子供が泣き喚いた事を叱りもせず母親の役割として受け入れ長時間なだめ続けていた為、目の下にクマができ疲弊して寝ている貴方を敬いたくてフカフカな毛布をかけてあげ「お疲れ様」と声をかけていることを。
色んな貴方の頑張る姿を人は必ず見ているということを
だから、、そんな貴方に私からお願いがあります。
どうか、、どうか、、、、
一人で抱え込まないでください。
抱えすぎた荷物を一人で取り払おうとすると貴方の精神や耐力を徐々に蝕んでいき暗闇に待っている無心が貴方を道ずれにしようと狙ってきています。
「どうでもいい。」となる前に誰でもいいんです。
SOSをしっかり発信して自分の生を叫んでください。
最後に貴方は生きる価値があります。
その価値はお金よりも大切で尊いものです。
生きる選択は他人ではなく自分自身で決断することに意味があります。
最後に私からお節介を焼かせてください。
貴方には沢山の味方が付いていることをお忘れなく。
それでは、、、、また。
波紋(オリジナル)
静かに織り成す水面に、たった一つの水滴を落とす。
その衝撃で、徐々に水紋が広がり表情を生み出している
ある時は、静けさの中に。ある時は荒れ狂う衝撃で。
同じ波紋でも環境や天気が違えば表情の変化を楽しむ事が出来る。
だが、波紋は水だけで表す言葉では無いことは既存の上だろう。
そう、家の紋章でもある「家紋」と日常的に使われる「模様」も波紋の一部である。
家紋を知るには各家庭の先祖にあたる人に聞くのが手っ取り早い。
今で言う大祖母、祖父又はその孫にあたる人達である。
その人達は家紋を大切にしている事が大半であるが故に代々受け継がれていくものに関してとても詳しい。
数ある休みのうち、たまにの休日でいい。
顔をみせつつ自分が育った家柄の家紋について茶菓子を食べながら教わるのも悪くないと思う。
人間の深みとは己の経験とほんの少しの手を借りるだけで驚くほど人としての味が出るものだと私は感じる。