1年前
背景、あの頃の私へ
第二の就活を終え、新たに自分の足で人生を歩むために試行錯誤しながら環境に合わせた自分を創り始めている所でしょう。
ですが、自身が思ったよりも遥かに新しい人間関係は複雑で困難だったことを思い知らされました。
毎日進んでは、戻って、転んでは、立ち上がる。
果てしなく長い道のりを、石橋を叩きすぎて路頭に迷うような感覚になる事もありました。
それでも、一分一秒の時間がとても惜しくてノートが底を尽きるまで、手の甲が黒くなるまで、勉学に励み自分を奮い立たせて将来の糧にした事は今思えばとても感謝をしています。
でも、その一方で、その努力を気にいらない人も沢山いて、嘲笑を買うことも多々あり正直、心が何度も折れかけました。
それぞれの人間には苦い経験が複数あると聞きます。
私も今になっては1年前の経験が苦い分類に入ってしまいましたが、だからこそ人に寄り添えてる部分があり前の自分よりも少しまた成長したのかなと自負しています。
沢山の経験をくれてありがとう。
そしてここまでよく頑張りました。
現在は1年前の経験が役に立つことがかなり多く、毎日が良い意味で充実してる一日になっています。
笑顔溢れるとは行きませんが、私の知識を必要としてくださる方々のお役に立つことがこんなにも嬉しいことなんだと日々実感させられています。
でもまだ人生においては抱えてた荷物を下ろすのは早すぎると思いますがどうでしょうか?
それだけではなく、今の状態はスタートラインに立って二歩歩いただけの距離に居るんですよ。
また歩き出すには新しい靴を買って履き買えないと行けませんね。
まだ人生の道のりを歩いて行けそうですか?
そうですか。良かった。
でも、疲れたら休まないといけません。
ある詩人の言葉を借りますと、、。
「急がば回れ」と言うんでしょうね。
貴方の帰りを何時でもお待ちしております。
それでは、、、、。
「未来の私より」
明日世界が終わるなら
普通の日常を噛み締めるのも良し。
大切な人に感謝の手紙を綴ったり、歌を作詞するのも悪くない。
また、人生を振り返りながら思い出の地を巡るのも人間としての趣きがあり美しい。
ある少女はまさに今人生の最期を迎えようとしている。
部屋を見渡せば全体的に殺風景な部屋があり、大きな窓がひとつあるのみだ。だが、今日はいつも見える窓とは少し違った。それは、窓の隅に置いてある白い花瓶に入った薄紫の花が1輪あることだった。
でも、少女は皮肉なことに筋力が底を尽き無表情に見つめていた。
その花をしばらく見つめていると、花の蜜に誘われるように雀が2羽遊びに来ている。
だが、部屋は締め切っているようだが花はユラユラと揺れている様だ。
少女は管のいばらが巻きついた青白い手を棚に伸ばし白い紙に描いていく。
空の色。 青、水色、大地の色。緑、褐色
そして世界を巡る命の色。茶色、白、黒
一つ一つに命を吹き込む作業は少女の心を穏やかにしていくが、たちまち紙を埋め尽くす紅に覆い隠されてしまった。
急いで消そうとするが視界が歪み地面に叩きつけられる。更には鼓動が落ち着いてくる。
辛じて耳だけは生き残っているが時間がない。
聞こえる音は複数な足音と機械音。
そして私の名を呼ぶ両親の声。
ああ、もうすぐか、、、
私は願う。
もし明日という日を過ごせるのなら。
「ほかほかの白ごはんと湯気が立ち上る味噌汁を質素で簡易的でも幸せと感じる感性をもつ大切な人と大切な時(とき)を永遠に過ごしたい。」 と。
瞼が落ちる最期の筋力で表情を創る。
不思議と心は穏やかだ。
白い線を描く時。薄紫の花が手の甲に触れた気がした。
風に乗って
玄関を開け外に出てみる。
その瞬間、目を通じて入ってくる光景がある。
電車やバスなどの交通の音。
人の話し声や歩く音。
鳥のさえずりや羽を広げ飛び立つ鳥の音。
マンションを出てビル街を抜けるとそこには見慣れた商店街が立ち並ぶ場所にでる。
この場所には特に思い入れがないが何故か通る度に足が向いてしまうのだ。
その原因は、、、
店内に漂う食欲をそそるようなニンニクの香りと黄色い油の中にジュワと音を立てながら入れられるお肉の塊。
さらに言えば、塩、醤油などの調味料を手際よくかけ白い器にトッピングしていく店主の手捌きにはいつも目を奪われてしまう程だ。
「おっ!今日は珍しく来たんさかいな、、最近は見かけなくて心配しとったんや」と気さくに声をかけてくれた店主の声に我に返った。
「今日は用事があってたまたま通り掛かっただけですよ、、」
「でも、残念ながらあいにく現金がなくてカードならあるんですけどね、、、」と苦笑いを浮かべる。
学生の頃は、いわゆる部活少年で食べ盛りな頃だった為に家のご飯では満足できず、母親には隠れて毎日このお店に通っては店主と雑談しながら唐揚げをほうばっていたのもいい思い出だった。
だが、新社会人になった俺は環境に適応するのに精一杯で商店街に足を運ぶのも少なくなっていった。
そんな俺は、あの味が忘れられなくて出来るだけ店主に会いに行ける様に時間を調整して行こうと頑張ってはいたのだが、その努力も虚しく、いつも閉店していたり定休日だったりと運が悪く買うことが出来なかった。
そんな俺に更に追い打ちをかけるように、今朝電話で上司から今年の秋頃に他の部署への異動が決まったと言われたばかりだった。
異動が決まればこの店に来るのはほんとに次の休みが最後になると思いわざわざ有給を利用して来たのだが現金払いなのをすっかり忘れていたのだ。
「ほんとにこうゆうとこなんだろな、、つくずく俺にガッカリする。今日こそは買おうと思っていたのに、、」
とガックリ肩を落とす姿を見かねた店主はある質問を投げかけてきた。
「君の大事な物は現金で買えるものなのか?」と
一瞬頭がフリーズするが俺は直ぐに答えられた。
「世の中には現金で買えないものはないと聞きます。」
その答えに店主は一瞬眉をひそめるが「そうか」と頷き袋に入った唐揚げのパックを差し出してきた。
いつもの俺だったらすぐ受け取るのだが、俺の決意は変わらなかった。
「俺、もうすぐ転勤するんです。
だから、最後に稼いだ自分のお金で買いたくて。」
それから俺の今の現状と俺なりの最後の決意を伝えた後の店主は数秒下を向きながら言葉を探しているようだった。
突然の事で動揺してるがまあ、無理もないだろう。
俺は、店主の言葉を待った。
その数分後、店主は重い口を開き「この商店街は今年の秋に閉店になる。このお店も別の場所に移転になるが俺はこの街のこの商店街だから続けてこれた。だから今日で店じまいをする。」と言葉を続けた。
更に「俺の寿命はもう長くない、、医者にもこのお店を一人で数年続けてこれたのが奇跡だと言いやがる。余計なお世話だよな、、ははっ。」
覚悟はしてた。
だが、いざ店主から聞く閉店の言葉と命の儚さを知る言葉の重みは改めて心に強い不甲斐なさを残していった。
これも神様のいたずらだと思いたい。
だが、現実はそう、、、
本の小説や漫画みたいな展開は起こらないのだと社会を生きている人達やこの身をもって嫌ほど分かっていた。
俺は言葉よりも先に足が動いていた。
店主が止める間もなくコンビニに駆け込みありったけの金を下ろし戻ってきて差し出した。
「この金で店主自慢の最高の唐揚げを俺に作ってくれと」
店主は「おう、、、」と笑い震える手で準備に取り掛かっていく。
その間の話は数年の隙間を埋めるほど濃く、熱く時が流れていった。
あれから数年後、俺には大切な部下や妻が出来た。
その報告を店主に会って話すことすら二度と出来なくなったが今でも店主の言葉が人生の強さを教えてくれる活力になった事には間違いない。
でも社会で学ぶことも沢山あった。
そのひとつに悲しいことと嬉しいことは
紙一重だと言うことも。
今日は妻の誕生日だ。
妻は俺が作る特性の唐揚げが大好きである。
なんでも今は亡き親父の味に似てるのだとか?
これもあの店主がいたずらで仕組んだ風の噂に乗ってきてるのかと思うとあの出会いも悪くないなと感じる。
「ただいま」と玄関を開ける。
「おかえり」と愛しの妻が迎えに来てくれる。
「あら?今日はいつもよりもご機嫌ね。」
「まあ、少し嬉しいこともあったからな。」
「ま〜た、商店街の話?貴方も飽きないわね。」
「そりゃ地元の事業に関わる事がやっと出来るからな! 気合い入れないとライバルに抜かれるのだけは阻止しないと。」
「まあ、貴方が企業から認められたって事には変わりないし頑張ってみたら?」
「そのつもり」と妻の額に愛を落とし
一緒に食事を取った。
この幸せもいつまで続くか分からないがいつか向こうに呼ばれた時のお土産として取っておこうと思う。
店主に言われた現金では到底買えず、測れない。
幸せという名のプレミヤムなカードを持って。
遠くの街へ
枯葉が空を舞う。
風が次の出発点に導くように優しく運ぶ。
やがて新たな街を見つけ地面に力強く根を張る。
光が優しく差し込み、雨が成長を願う。
自然とはそれぞれの役割を全うしながらも生命の為に日々進化している。
ある人には夢がある。
だが、その人のレンズは暗く曇っている。
本来なら高く飛べるのに足がすくみ低飛行で様子を見ることしか出来ない。
恐怖と不安が入り交じる種は大きな器を求めるが過剰な心配により枯れてしまう。
だから、自分が知らない場所、土地、街に踏み出す勇気をくれないかと日々切実に願っている。
その一方で挑戦してみたが思ったよりも壁が高すぎて傷だらけの身体をみてはため息を付く人もいる。
「なぜ、未知なる場所に安易に踏み出してしまったのだろう」と
挑戦は経験だ。
未知は恐怖だ。
だからこそ価値があるのか?
答えは無い。
だから決断は他人ではなく自分自身になる。
でも恐れる必要は無い。 挫折から学ぶものも多い。
それでも君は遠くの街に行くというのか?
ならば私からは勇気を贈ろう。
光のように導く存在でありながらも風のように背中を押しyellを届ける存在になる事を願って。
現実逃避
芯が真面目な人ほど、気づけば息の吸い方を忘れる。
かと言って芯が揺らいでる人も、同調圧力で、我を扉の向こうに置いていってしまいがちだ。
そんな時こそ自分の時間はある意味、現実逃避というものは大切で貴重な時間なのだと実感させられるだろう。
そんな私の現実逃避はと言うと、旅行である。
金銭的な負担はかかるが、その分息抜きに入ったCafeでその土地の知らなかった情報やその土地の人達と交流が出来るのもまた旅行でしか味わえない醍醐味であり視野が大きく広がった気がして面白い。
また、空を飛ぶ乗り物にも興味しかないので、CAさんに質問してみたり他わいも無い会話を試みるが、なんせ忙しそうなのでいつも貴重な時間を逃して少し悲しくなってしまう。
次こそはと意気込むが、綺麗なCAさんを目の前にすると緊張して「あっ、、」としか言えず機会を取り逃す事だろう、、、。
いっその事、カンペを持っていった方が良いだろか?
「いつも応援してますと、、、。」
でも、ひとつ言えるのは、この旅行を楽しみにまた仕事や学業に身が入る事は間違いない事である。
さて、、今日も1日お客様の笑顔のために頑張ろう。
hava a nice trip。 素敵な時間をお過ごし下さい。
そう言って私は深々とお客様に対してお辞儀をした。