11/13/2024, 12:55:11 PM
額縁の中、冴えた笑みの君
受け入れ難い華やかさ
いつかになぞった輪郭を僕は忘失する
11/3/2024, 8:17:03 AM
私の気持ちを蔑ろにしないで
ただ貴女の肩を貸してよ
ごめん、嘘
11/1/2024, 1:38:25 PM
鼻に残る煙たさとか
アラームで起きる頭の重さとか
ふと目に入る爪の長さとか
なんでもないものが、なんだか大切な気がして
そのどれもがとても穏やかに映るものだから
いつも、ぎゅうと、抱きかかえているけれど
どうしてか、私は
そのどれもに対して優しくはいられなくて
卑屈な人間だなあ、なんて思うのですよ
10/16/2024, 12:35:25 PM
陽がだんだんと丸みを帯びてきた
辺りの緑がくすみ始め、あの背の高いイチョウの木が輝き出した
まだ鼻をくすぐる金木犀の香りは見当たらないけれど、それもきっと時期に来る
8/16/2024, 11:12:50 AM
尊厳と言える程大層なものは無く
あるのはただ人の形を模した何かだ
ジュクジュクと痛みだした柔らかい僕の一部は
踏み荒らされた跡でいっぱいだ
何だかとても疲れてしまった
早く眠りにつきたい