鴨居

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5/30/2025, 5:36:27 AM

沈められた頭の上でひたすら鳴く阿房鳥。昇りきらない朝日が連れ去っていったあの藍が、私の寂しさを駆り立てた。愛した白波、私は泳げないけれど、踏み入れた足はもう返してはくれない。
最期に、波の隙間にあなたを見た。憎くて仕方の無いあなたの顔だった。

4/14/2025, 1:23:20 PM

温かな日差しの中、呑気な顔をして眠ってしまった貴方の顔を見て、私は「嗚呼、今日なのね。」なんて思った。
あの頃思い描いていたような最期ではなかったけれど、それでも貴方が私の隣を選んでくれたことが、貴方の手を離してあげられる理由になった。

4/9/2025, 1:10:05 PM

私の死期を憂いた貴方の心に触れた時、私の全てが許された気がしました。ぶっきらぼうな、たったひとつの言葉だったけれど、私は確かにあの時、まだ生きようと思えたのです。
あれから何年と時が経ちました。
貴方のあの優しさが、今もまだ残っていたらいいなと、願わずにはいられないのです。

3/27/2025, 12:06:33 PM

淡く染まる道に想いを馳せる。
季節は巡って君の死んだ春へと戻った。
くすんだ空の温かさが、先へ進むことを諦めてしまった私を責め立てている気がする。

3/18/2025, 11:55:41 AM

少しばかりの下心と、貴女への誠実を混ぜて。

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