虚書/Kyokaki

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7/10/2023, 11:18:17 PM

【テーマ:目が覚めると】

 目が覚めると様々な会話が頭を巡っていく。空想の世界、空想のキャラクター、空想の情景。そこに実在はしていない。しかしそれらは今の私を作り上げた物語なのだ。
 そしてそこに己を投影し、自己分析兼妄想癖の解消を試みる。プロットもなしに作り上げると自分の無意識な想いが出てくるからこそ、後々客観視するのに役立つのだ。

 元よりこのアプリを始めたのはスランプがきっかけだった。以前のスランプでは他のゲームに没頭していることで気づけば再び案が生まれていた。しかし今回はそのように夢中になれるゲームの存在がなかったのだ。
 そうして見つけたこのアプリで私の文が評価されていく。それがとても楽しかった。
 まあ今となってはスランプを(多分)脱したので書く必要はないのだが、プライベートで疲れていなければ書くことにするよ。
 今日遅くなったのも疲れていたのが原因だしな。何かを楽しむためには義務感を感じるのはとてもよろしくないと私は思う。

7/9/2023, 11:29:14 AM

【テーマ:私の当たり前】

 当たり前。一番難しく、一番囚われやすい言葉だと思う。
 かくいう私も他の人とは当たり前が違う。過去はそれについて悩んだりもしたが、「違うなら違うでいいか。そういう感情だったりがあると理解してれば。」という考えに行き着いた今ではそこまで悩まなくなった。
 そうなのだ。人と交流するのに重要なのは“理解”。納得は別にしなくていい。それこそ議論の種となり話すネタとなるのだから。
 周りには似たような奴しか集まらないというが、当然私の周りにも変人揃いだ。主にニコ厨だったり思想が偏ったやつだったり…まあ今挙げた例はたった一人の特徴だが。
 そいつはまあ、思想が偏っているなら当然否定をする。多少の否定なら良いのだが、そいつは度が過ぎてるのだ。仕方なく話しているが、正直言うとあまり話したくない。なぜあんな奴と付き合ってたのか…過去の自分を殴りに行きたい気分だ。

 ちなみに私にとっての当たり前は…なんだろうな。テレビでニュースを見ることだろうか。知り合いと話すときにニュースでの事件を知らないということが多々あり、それはなかなかに驚いてしまうのだ。
 当たり前の違いもなかなかに面白い。君らも話すような友人が入れば語り合ってみるといい。


『SS』

 夜更かし(5時くらい)してしまったので今日はお休みします(´- ̯ก̀ )。o
 よいこのみんなは休みの日でもしっかり寝ような!(σ`・ω・´)σビシッ

7/8/2023, 11:28:52 AM

【テーマ:街の明かり】

 今日は関わりしかないテーマ。このアプリはまったく気分屋のようだね。
 私は街がライトアップされているのも、日光で残り香のみで若干薄暗いのも好きだ。ライトアップされているときは人の面影を感じられるし、薄暗いときは逢魔が時や黄昏時…つまりこれから何か起こりそうでとても楽しい。
 黄昏時の由来については映画『君の名は。』で知っている人も多いだろう。誰そ彼時、「あなたは誰だ?」と問うような時間。それを黄昏時という。
 逢魔が時は魔物(現代の言葉で近いのは妖怪)と逢うような時間である。私がわくわくするのは主にこちらだな。
 私はこのアプリを初めて最初に書いた作品のように、神隠しや妖魔などだったり都市伝説だったりというホラーが好きだ。得体のしれない存在が大好きだ。だからこそ逢魔が時はなんだか楽しく思えるのだ。まあ、それこそ糠喜びと言う他ないが。
 ああそう、今日は用事で外に出たのだが、そのとき竹林の側に様々な色の短冊が飾られた笹があった。風が吹くとヒラヒラと色が舞うのがとても綺麗だった。中には世界平和と書かれたものもあってくすっと笑ってしまったが、最近はあまり馬鹿にできない願いなのが悲しいことだな。

 私は出不精で旅行も滅多に行かないため、都市から外れた場所というのはどのくらい暗いのか実際には分からない。テレビで街灯一つもないような田んぼの近くの道を歩いているのを見たことがあるが、出演者を照らすライトを消した途端何も見えなかったのがとても衝撃だったよ。
 そのような道で空を見ながら帰路につきたいものだが、そんなことをしたら田んぼに落ちてしまいそうだ。それに小さな蜘蛛に悲鳴を上げるほどで、虫もあまり得意ではないしな。それを認識すると、私は都会から離れられないのだな、と虚しく思う。

 街灯という一つを挙げても地域によって格差があるのはとても面白い。私が住むような都の方では街灯が途絶えることなどないが、畑や山の方では車のライトくらいなのか?詳しくは分からないが、それもまた神秘的で素敵だと思う。
 田舎だから都会に出たい、と思うのは否定しない。確かに都会は良い。でも、田舎には田舎の良いところだってあるのだ。君らの知る場にしかないものを見つけてみるのもきっと楽しいだろう、と私は確信しているよ。


『以下練習用SS』

 光、光、光。この街は日の光を避け、月の光を皮切りにぞろぞろと出てくる。まるで幽霊や妖怪みたいに。夜は我らの時間だ、と言うように。
「おねーさん、俺らのお店で飲まない?」
「すいません、私お酒飲めないので。」
 横から出てきた男の誘いを決まり文句で断ると、素直に引き下がってくれた。よかった、これで駄目だったら股を蹴るしかなかったから。
 キラキラと煌めいた衣装と少しくたびれたスーツが交わって、スチール缶がぶつかる音や、喧騒が混ざり合う。
 まさにカオス。その他に言い表せる言葉はないだろう。

 そんな通りを抜け、駅に着いた。そこから蛍光灯に照らされて暫しの間揺れていると、漸く最寄り駅に到着した。
 あの場所とは違い、月よりも日を好む人が殆どな街だ。その分夜は本物の妖怪が出そうな闇さだが。少なくとも話が通じるようで通じない人間より、全く通じない妖怪の方が気が楽だと思う。
「ん、ふわぁ…」
 あくびが出て空を見ると、こんな道でも該当がないわけではないことに気づいた。
「月だ。」
 月が魔除けになってくれれば、街灯も人除けの効果を持ってくれるのだろうか。あんな道を通らなければならなかった今日を思い出して考えた。

7/7/2023, 4:14:54 PM

【テーマ:七夕】

 七夕の由縁となる織姫と彦星の話を知っているかい?まあ、知っているか否かという話であれば殆どが知っているだろう。
 簡単に言ってしまえば神が着るような凄い服か布を作る女(織姫)にふさわしい婿を探すと、川辺(天の川)に牛の世話をして真面目に働いてる男(彦星)が居て、付き合わせたら遊んでばかり、なので別れさせたら働かずという風に悩みの種となってしまったものの、真面目に仕事をすれば一年に一度会えることにすると、これまで以上に真面目に仕事をやるようになった…というものだ。
 君らはそんな逢引中やもしれん織姫彦星が今日邂逅した天の川は見れたかな。残念ながら私は相も変わらず星が幾つか瞬くか、若しくは一つも輝いていない地域だからね。いつの日か空いっぱいに広がる星や天の川を見てみたいものだ。

 さて、今日…正確に言うなら昨日かな。七夕らしいことはできた人はいるかな。私は残念ながらそんなこともなく夏休みに向けて少々変わった予定で一日が終わったよ。
 例えば短冊。短冊に願い事を書いて笹に飾ること。やった人はいるだろうか。私はこの文を書こうとして初めて七夕だったと気づいたくらい季節感がなかったね。
 短冊についての思い出となれば、中学校の頃のことが挙げられる。そのとき、生徒会だったかな。そのような感じの生徒たちが笹と短冊を用意してくれたことがある。当時の友人と“何書いた?”だ“秘密”などの会話をしたのも随分懐かしく感じるよ。

 七夕は行事の一つ。言い換えれば、己という物語に見出しをつけて紡げる話の一つだ。その物語は自分しか読まない自分だけの本。是非とも好きなように紡いでいくといい。

 今日は遅くなってすまないね。なにしろこのアプリを思い出したのは九時頃、そこから寝落ちして十二時頃、その後風呂から出てこれを書いている。できれば許してくれると嬉しい。なのでSSの練習も辞めておこうと思ったが、折角七夕というテーマなのだから書いてしまおうか。

《追記》
寝てる間にハートめっちゃ増えてるΣ(º ロ º๑)
僕のを楽しみにしてくれてると思うとモチベ⤴️⤴️なんですわぁ
こんな駄文を心待ちにしてくださってありがとうございます(>᎑<`๑)♡

『以下練習用SS』

 今までの夜空や星空とは何だったのだろうか。そう思わされるほど紺色が見えない空を見上げる。
 今日は七夕だ。しかしどうせ一人寂しく仕事をして帰って何もせずに寝るのだ。ならばいっそのこと、と思って休みをとって天の川を見に来たのだ。同じような考えなのか、周りには同じように空を見上げている人々が点在している。
 なかなかな田舎の方にあると言っていた友人の地元に来てよかった。家族連れの二組もこの広大な草原ではあまり騒がしくないように感じる。むしろ適度に聞こえる笑い声が風情をより増幅させているように思えた。

 ふと考える。自分の踏みしめている地球も、あの天の川のうちの一つの星から見れば同じようなものではないか、と。そんなちっぽけな星のちっぽけな人間を気にする人物なぞ、殆ど居ないのではないか、と。
「ふふ。」
 そう考えると気が楽になった。そうだ、元々地球もちっぽけな星なのだから、そこに生きる生物もちっぽけなものなのだ。だから細かいことを気にする必要はないのだ。
「よし。」
 明日は既に休み。少しゆっくりしてから帰って、明後日からまた仕事を頑張ろう。
 たまにはこういうご褒美も良いものだ、そう思って今の気分とは真逆なコーヒーをすすった。

7/6/2023, 10:48:42 AM

【テーマ:友だちの思い出】

 友人との思い出。私には少々難しいテーマと言える。
 私は小学生の頃転校をしたことがある。非常に苦痛だった。まるっきり地区も変わったので知り合いが0人だったことよりは、元々の友人から離れるということが耐え難かった。
 しかし結局転校はした。その結果どうなったか。人に対する情というものが極端に薄くなったのだ。
 つまるところだね、私に友だちの思い出というのは記憶にないのだ。転校前の幼馴染の名前は覚えているのだが、その他の情報が全く思い浮かばない。今友人と呼べる者はいるが、思い出と胸を張って言えるものは少々身バレの可能性があるので控えさせてもらう。

 閑話休題。

 私個人として言うなら、卒業式などの行事で泣ける人々が羨ましいのだ。確かに別れを悲しくは思うのだが、泣けないのだ。そもそも私自身が泣くということに関して特殊な認識を持ってしまっているというのもあるのだろうが、理解と行動は別である。
 恐らくは大きな別れを経験してしまっているが故に行く学校が変わるだけの別れではどうとも思わなくなってしまっているか、またあのような想いをしたくないから無意識に情をかけるのを避けているのか、それは定かではない。

 また少々話がズレてしまったね。私はプロットを作らないためにこういうことが多々あるのだ。許してくれると嬉しい。
 とりあえず、今親しくしている人は大事にするといい。いつ自分か相手が離れるのかも分からないのだから、思い出というのを作っておくべきだ。
 私はそれを作れずに離れたから名前以外忘れてしまっているという事態になってしまっている。それは少し悲しいように思えるのだ。

《関係ない話ではありますが》
 ハートを31も下さってありがとうございます。これからも心に届けられるような文章を書いていきたいと思っていますので、応援してくださると幸いです。


『以下練習用SS』

「あはは!これ遊園地のやつだ!」
 中学校の頃からの友人であ遥がスマホを見せてきたが、それは私が垂れてきたソフトクリームにあたふたしている写真だった。
「ちょっとやめてよ、恥ずかしいなぁ。」
「こっちはお弁当つけてる!」
 遥は私の言うことには耳を貸さず、思い出に浸っているようだ。ため息を吐いた後、漸く見つけた写真を映したスマホを遥の顔の前に持っていく。
「ちょ、なんでそんなの持ってんの!?」
「ふふ、仕返しだよ。」
 遥が体育祭で転んだときの写真。効果は覿面だったようだ。
 明後日、遥は親の転勤で引っ越す。私は明日親戚の葬式に行かなければならないため、今日が最後に会える日だ。
「ねえ。」
「ん?」
「…向こうでも元気でね。」
 本当はもっと凝ったことを言いたかった。でもこれ以外に言葉が思いつかなかったのである。
「そんな今昔の別れじゃないんだからしんみりしないでよ!」
 私を元気づけようと明るい声で言ってくれているので、今昔じゃなくて今生なのは言わないでおこう。
「ありがとう。」
「またいつか遊ぼうね!あ、これ目の前に蜘蛛が降ってきたときの…」
「もう…折角感動してたのに。」
「ちょっと、ごめんって〜!」

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