Rai

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2/9/2025, 12:28:22 PM

人はみんな守りたいものがある。

それは必ずしも、大切な人じゃなくていい。
「自分」でいい。

孤独と戦う自分を守れるのは、自分。

泣きたい夜から守れるのは、自分。

尊厳とプライドを守れるのも、“自分”だ。

人はみんな、背負ってる。
明日の自分、未来の自分を。

胸を張ろう。きみの背中は美しい。

【君の背中】

7/30/2024, 8:18:20 AM

吹き荒れるような毎日に、
いつしか心がしんどくなった。

暗闇の中で零す涙と嗚咽が
止まない嵐みたいなんだ。

「一人の夜は怖くなる」

誰かがそう言っていた。

こんなとき、

“同じ人がいて心強くなる”

なんて、嘘っぱちなんだよ。

今、この瞬間、毎分、毎秒、
この孤独と虚しさと、
戦っているのは私だけ。

この苦しみは私だけじゃないなんて、
そんな綺麗事はいらないよ。

それでも、明日が来てしまうから、
朝日が窓を照らすから、
何事もなかったように日々を生きるの。

【嵐が来ようとも】

7/29/2024, 9:48:36 AM

どこにでもいる女の子になりたかった。

今度こそはと、
友達と一緒に浴衣を着たの。

暗闇を飾る無数の提灯。
下駄を鳴らすたび、私の心も踊ったの。

だけど、奴らはそれを許さない。

土足で入って、私を掻き乱す。
すれ違う度、私を笑う。
指さし、私を罵ってゆく。

あなたがたに映る私は醜いのでしょうか?
あなたがたに映る私は弱いのでしょうか?
そんな私は、楽しむことも許されませんか?

あれから何年経ってもね、
喧騒や、鳴り響く下駄の音、罵倒が、
うるさい花火の音が、忘れられないの。

【お祭り】

7/28/2024, 10:19:37 AM

キャンバスに筆をなぞるだけの日々。

なんの感情もないその無機質な一枚に、
誰もが賞賛し、嫉妬する。

息もできないこの世界から
自分の世界に逃げるだけ。

自分が描く価値なんてどうでもよかった。

そんな一枚を、あなたが見つけてくれた。

「好きだよ」って、たった一言。
その輝きが、あなたの眩しさが、
僕は焦がれてしまったんだ。

僕の一枚と、僕の生き方に、
一等星の輝きを放ち出す。

突然現れたあなたは、
紛れもない僕のミューズなんだ。

【神様が舞い降りてきて、こう言った】

7/27/2024, 1:32:29 AM

“誰かのために”って、
ヒーローみたいで好きだった。

ヒーローでありたくて、
いっぱい、いっぱい、がんばった。

“誰かのために”、
痛いも、苦しいも、辛いも、悲しいも、
全部全部、押し殺して。

分かち合いたい何かも、
全部、なかったことにした。

ふとした時に、スポットライトから外れてた。

ほしかった光も全て、
私でははない、
他の誰かに当たってる。

“誰かのために”したことは、

“私を殺した”

【誰かのためになるならば】

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