冬至。

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11/25/2025, 9:52:23 AM

(君が隠した鍵)

間に合わない。
途中までで断念。
とりあえず場所確保。


君の心はどこにある?
どうしたら本心を教えてくれる?

11/24/2025, 9:37:48 AM

「ちょっと!!どこ行くのよ」
部屋から飛び出して行こうとしてる俺に後ろから声が掛かる。
「3ヶ月、」
「3ヶ月だろ?約束は」
気が焦って睨んでしまったかもしれない。
「それは目安って事で基本的には…」
「そんなの知らない。合っちゃ駄目なのは3ヶ月って言った」
「またそんな子供みたいな事言って」
心配して言ってくれてるマネージャーだろうけど、そんなこと知った事じゃない。
「ほとぼりが冷めるまでは極力2人で露出するのは避けて」
ドラマで共演した主演同士はまた共演することは無いとか。前のドラマのイメージが残るからとか。
そんな大人の事情なんて。
「関係ない」
「ちゃんと俺たちは守ったろ?」
会えない時間がどれ程だと思う?
早く逢って抱きしめたい。
駆け出すおれに何か叫ぶ声がしたけど、聞こえないことにした。
早く君に会いたい。



                (手放した時間)

11/23/2025, 9:25:38 AM

目線の先にはいつも彼奴がいて。
いくら好いても好いても気付きやしねぇ。
「俺はおめぇの絵は最高だと思ってる」
「俺にはおめぇが居ないとダメなんだって!」
睦言みてぇな事散々ほざいて離れなくして置いて。
しめぇには「おめぇにも誰かいい奴が現れっといいけどよぉ」だと。
その気がねぇのは充分に分かっちゃいたけどよ。
もう疲れちまったわ。

紅でも塗ればあいつもちょっとは俺の事好いてくれたのかねぇ。


                  (紅の記憶)

11/22/2025, 9:37:23 AM

3ヶ月弱に渡るドラマの撮影。
1日が終わり、疲れ果てて眠りについては起きてすぐまた撮影。その繰り返し。
忙しさに追われてがむしゃらに駆け抜けたあの夏。
楽しいときも苦しいときもいつも隣に居たあの人との日々は思い出すと夢だったのでないかと思う。
役とも現実とも区別がつかないようなじゃれ合い。愛を囁き求め合う。
気付けば始めの頃とは想像も付かないぐらい急激に距離も縮まって。
中盤に差し掛かる頃にはまるで、元から恋人同士だったみたいに気付けばどこかに触れ寄り添うようにふざけ合ってた。
劇中での目も合わせれないような恥ずかしくなるほどの度重なるキスシーン。
何度も何度も本気でぶつかり合い繰り返し撮ってるうちにこれが演技なのか現実なのか錯覚するほどに近く存在を感じるようになってた。
終わりに差し掛かるのが本当に嫌で毎晩お酒を飲まないと寝れなくなっていた。
そんな俺の変化にいち早く気付いて寄り添ってくれるのもあの人だった。
他愛もないことで笑って目の前に居れば構ってほしくて悪戯ばかり仕掛けた。
何をしても笑って受け止めてくれるあの人に甘えてばかりいた。
一緒に居るのが楽で、楽しくて居心地よくて落ち込んでるときは誰よりも親身になって側に居てくれて笑い合って。
そんな今は横を見てもそこには居ない。
会おうなんて約束しなくても会えたし、顔が見たければすぐそこにあったあの時はもう消えてなくなってしまった。
今だって電話掛けて「逢いたい」なんて漏らしてしまえば、あの人だって忙しいのに少しの時間を見つけてでも駆けつけてくれる。
それはそれで幸せなんだけど。
…まるであの時が夢であったかのように。


寂しいんだ。
あの人に触れたい。



                  (夢の断片)

11/20/2025, 3:40:58 PM

あたしはいま分岐点へ立っている。
これから先。
右へ行こうか左へ行こうかそれともまっすぐそのままに?
思い切って後ろに進むのもいいよね。
気持ちがいっぱいいっぱいな時って、前しか見えてなくてすごく細くて先も見えにくくて不安になる。
ちょっと顔をあげて深呼吸して周りを見渡せばこんなに道は広がってるのに。
どこにだって行ける。
崖があったって登ればいいし、川だって渡っちゃおう。
選べないなら納得のいくまで悩めばいいし、ちょっと進んで戻ってきてもいいじゃない?
どの道を選べば正解?普通なの?
そんなのどうでもいいよね。
結果、自分が少しでも満足出来る道を通れたらそれだけで全然おっけー!
もちろん楽しいだけじゃない道のりだけど。
ちょっぴりだけど、今日も元気に生き延びた!ご飯も食べれる。ゆっくり眠れる。
そんな日常がしあわせ。
元気ないときは思いっきり落ち込んで、ゆっくりでもいつかきっと起き上がれるから。
だからさー…

「長々演説してくれてるはいいんだけどさー」
止まらなくなった未来論に、後ろから喋る黒猫に強制的に制止される。
「待ってよネコちゃん。いま考えてるんだから」
「そんなこと言って何時間経ってると思ってるの?」
待ちくたびれたと言わんばかりに尻尾をぱたりぱたりと揺らす。
「でもさーなんかあっちはいろんな茂みとかあって楽しそうだし、あの先が見えない道とかも実は楽しかったりして?とか思っちゃうと中々決めれないんだよー!!」
その場でじたばたと騒いでみせる。

「で、結局きみはどの道を通るわけ?」
「もうさ!ネコちゃん選んでくれない??」
「は!?なんか偉そうに自分で選んだ道がどーとか言ってなかったっけ?」
黄色いお目目が大きく見開かれる。
「んーそれもそうなんだけどさーネコちゃんが選んでくれた道もまたそれを選んだあたし?みたいな??」
「とりあえず進まなきゃなにも出来ないしねー!!てことで始めの一歩を選んでください!よろしく」
明るくお願いしたつもりのあたしに黒猫は、
「そこら辺の棒拾って適当に倒れた方に行けば?」
鼻で笑って言った。

という事で、あたしの始まりの一歩は棒を探すことからになりそうだ。


               (見えない未来へ)

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