1度目の人生は選択を間違えてあの人を死なせてしまった。
やっと出逢えたのに止めることは出来なかった。
一縷の望みを込めてあなたと繋がっていたポストへ手紙を入れた。
どうにかあなたに届いて欲しい。
戻ってきて欲しい。
僕はいつでもそこで待っている、、
死なないで。
目まぐるしく過ぎる日々。
じっと辺りを見回し君を待つ。
どんなに掛かってもいい。
でもきっときっと戻ってきて欲しい。
絶対逢えると信じてる。
もう会えないかもしれない。
でも会えるかもしれない。
絶望の中の希望の中で、
やっと見つけた!!
路地裏で絡まれている彼はきっと。
間違いない。
風に導かれるようにそこに走り込む。
気付いたら手を取って共に走っていた。
戸惑いながらも付いてくるその彼。
間違いない。
ずっとずっと待ってた!!
今度は死なせない。
しつこく付きまとって、生きて生きて生きて。
今度は一緒に生きよう!!!
(吹き抜ける風)
みんなに是非とも観て欲しい🐳
大好き。
あなたは暗い暗い世界のなかにいた俺に、光をくれた。
出逢って間もないのにするりとおれの中に入ってきて、先の見えない未来に希望を示してくれた。
「この先どうなるか分からないけど一緒に居たい。」
そう告げた真っ直ぐな目を今でも覚えている。
いつでも不安なおれの先を照らしてくれるあの人。
いつも笑って「大丈夫だよ」と魔法の言葉をくれる。
記憶の中のあなたはいつも笑っていて、思い出すたびに何だか泣きたくなる。
絶対言えないけど。
絶対言わないけど。
愛してる。ただ、それだけでいいんだ。
(記憶のランタン)
「おーい。おーい」
随分と前からあたまを抱え込み悩んでる前方に声を掛ける。
「んー」とか「あれ?」とか1人で呟くだけで相手にしてくれない。
「ねぇ、聞いてる?」
めげずに声を掛けるけど。
「うるさいなー!!邪魔しないでくれる?」
一喝されてしまった。
「さっきから何してんの?」
ひょいと覗くと手元には何やらダイヤルらしきもの。
俺がいるの無視して「微妙なんだよなー絶妙なさじ加減…このちょっとがさー」なんてブツブツ。
ねぇねぇねぇ。
俺がいるんだからさー!
「相手してよーー!!!」と目の前の背中に寄り掛かれば。
絶叫に近い悲鳴。
「なにしてくれてんのさー!!!」
なになに?うるさいよ。なに?
口をぱくぱくさせながら手元のダイヤルを勢いよく指してくる。
だからさー。
「それって何なのよ?」
「もーう!!お前のせいで秋すっ飛ばして冬までダイヤル回しちゃったじゃん!!!」
「……え?それってなに。所謂季節をどーとかする何かってやつ??」
「そーだよ!!お前何やってくれてんのさ!!」
「あっつい暑い季節乗り越えた人間に少しでも過ごしやすい気温に設定してたのに一気に冬まで回しちゃったじゃん!!どーしてくれんの!!」
「ほんとにほんとに合わせるの大変なんだからね!!!」
次々に文句を浴びせられてもね、、、
「じゃあダイヤル戻しちゃえば?」
「そんな簡単なもんじゃねーよばかー!!」
「まぁまぁ冬もそんな悪いもんじゃないよ。好きだなーとか思ってるやつともくっ付けたりすんじゃん??」
自分よりひとつ分小さな頭を撫でる。
「そんな悪いもんでもねぇよ寒いのも」
乗せた手を払われながらその手でひらひらと追い払われる。
「じゃあ早くお前の力でくっ付け合わせてこいよ、北風小僧」
「任せろ。とびきりのぬくもりを届けてくるよ」
にやりと返した。
そんな悪いもんでもねぇのよ寒いのも。
温もりの愛しさを感じさせてやってんの。
(冬へ)
「あー最高楽しい気分いい」
ふらふらとほろ酔い気分で夜道を歩く。
今日の仕事も上手くいった。何事もなく楽しかった。その後のみんなとの飲み会もすごく楽しかった。今日も平和だった。
上機嫌で歩く帰り道。
ふと気付くといつもより明るいことに気付く。
「あー今日はすごい月がきれいじゃーん」
見上げると、空は澄み渡り明るい月の光が降りそそぐ。
「きれいだなー」
うんうん。ご機嫌にひとり呟きながらふと浮かんできた顔に笑みが浮かぶ。
「でも」
一緒に見たかったなー。
「無理だけど」
「あいたいよー……」
全然逢えない、恋しいひとの名を声に出さず呼ぶ。
「あいたい」
前に逢ったのはいつだろう。
まばゆい光りを仰ぎ見ながらふにゃりと笑う顔を思い出す。大好きな顔。
「本当にほんとにきれいだなぁ」
なんで横に居ないんだろ。
居れないのだろう。
こんなきれいな月も、
あなたが居ればもっと美しいのに。
そっとため息を吐く。
願わくば同じ月明かりのなかでいつか。きっと。
(君を照らす月)
(木漏れ日の跡)
もう少しでお話し降りて来そう。
でも間に合わないので居場所だけ。
あとで気まぐれにあげたい。
柔らかな光のなかでまどろむ君。
君の周りにはやさしくいつでも笑える世界が広がってるといい。