冬至。

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「あー最高楽しい気分いい」
ふらふらとほろ酔い気分で夜道を歩く。
今日の仕事も上手くいった。何事もなく楽しかった。その後のみんなとの飲み会もすごく楽しかった。今日も平和だった。
上機嫌で歩く帰り道。
ふと気付くといつもより明るいことに気付く。
「あー今日はすごい月がきれいじゃーん」
見上げると、空は澄み渡り明るい月の光が降りそそぐ。
「きれいだなー」
うんうん。ご機嫌にひとり呟きながらふと浮かんできた顔に笑みが浮かぶ。
「でも」
一緒に見たかったなー。
「無理だけど」

「あいたいよー……」
全然逢えない、恋しいひとの名を声に出さず呼ぶ。
「あいたい」
前に逢ったのはいつだろう。
まばゆい光りを仰ぎ見ながらふにゃりと笑う顔を思い出す。大好きな顔。
「本当にほんとにきれいだなぁ」
なんで横に居ないんだろ。
居れないのだろう。
こんなきれいな月も、
あなたが居ればもっと美しいのに。

そっとため息を吐く。
願わくば同じ月明かりのなかでいつか。きっと。



                (君を照らす月)

11/17/2025, 2:35:55 AM