「 どうすればいいの? 」
「 … う 〜 ん ,, 」
“ …… どうされましたか 、 我が君 , ? ”
「 否 ,, … その 、 … 好きな人 の 事で悩んでいてな 、 」
“ す 、、 好きな人 、 !? ”
「 ぇ あ 、 嗚呼 … どうしたんだ 、 ? 」
“ い 、 いえ 、 すみません … 。 … それで 好きな人 と言うのは 、 ?? ”
「 え っ とな ,, 最近 好きな人と 良い感じで 、 前よりも 話せているし 、 … もっと 近くなりたい って 言うか 、、 」
“ そうですか ,, … それなら 相手が 自分のことを どう思っているか 聞いてみては , ? ”
「 … ! その手が あったか 、 !! 」
「 …… じゃあ 、 … 吹雪 は 私のこと どう思っている 、 ? 」
(( ゎ 、 我が君 の 言ってた 好きな人って ,, 自分 だったのか 、 !? …… どうすれば 良いんだろう 、 ))
「 どうすればいいの? 」
「 たくさんの想い出 」
“ … 我が君 、 人 が 人を 忘れる順番 っ て 知ってますか , ? ”
「 え ッ 、 なんだ それ ? 」
“ 人が 人を忘れる 順番は 、 最初に 声 、 そして 顔 、 最後に 思い出 ,, だそうです 。 ”
“ 我が君 も 、 いつか 自分のことを 忘れてしまうんでしょうか … 。 ”
「 … ぇ 、 ッ 否 、 !! 私 が 君を 忘れる 訳 ないだろう ! 」
「 …… たとえ 、 君が 寝返っても ,, 絶対 に 声も 顔も 君との 思い出も … 忘れない 、 」
「 … はず だったのに ,, … 人間 の 記憶って 脆いんだな 、 」
「 吹雪 の 声 って 、 どんな 声 だったっけ … 。 」
「 思い出 」
「 冬になったら 」
「 もう 冬か 、 季節 が 過ぎるのは 早いな 。 」
“ そうですね 、 やはり そう感じるのは 不思議です 。 ”
「 … 吹雪 は 冬は好きか ? 」
“ …… 余り 、 好きでは ありません 。 そういう 我が君は , ? ”
「 そうか 、 .. 私は 好きだな 。 冬になったら 吹雪のことを ふと 思い出すんだ , 」
「 君の 髪色も 、 瞳の色も 。 私は 冬のイメージが あって 好きだぞ 。 」
“ ……… 嘘 吐きました 、 自分 も 冬は少しばかり 好きです 。 ”
「 冬になったら 」
「 はなればなれ 」 ( 逃げ若 ネタバレ注意 、ふぶ若 )
「 頭の 記憶は失くしても 体の記憶は あるようだな 、 吹雪 ! 」
“ … ちゃんと 憶えて居ますよ 、 時行殿 。 ”
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「 … 私は ,, 君 が 元足利の 出でも 、 構わなかった … 。 」
「 なのに なんで ,, … なんで 寝返ってしまったんだ 、 」
「 君が 師で 、 郎党で 居てくれた日々は 掛け替えの無い 宝物だ … 。 … 」
吹雪
「 … 安らかに 眠ってくれ 、 師冬 。 」
“ … 嗚呼 ,, 貴方 は 私の最期 まで そんな 顔をしてくれるのか 、 ”
“ あわよくば 、 私の 叶わぬ夢を 持って行って欲しかった ”
「 はなればなれ 」
「 鏡の中の自分 」 ( 妙 玄若 注意 、 現パロ 逃げ若 )
… 最近 、 鏡 に 映っている自分が自分じゃないような 気がする 。
偶に 違う動きをしていたり とか 、 笑っていたり とか 。 …… まぁ 勘違いだとは 思いたいが ,
『 我が君 、 こんな 話を知っていますか , ? 』
ヨウコ
『 “ 妖狐 ” と言う 、 中国 や 日本に伝わる 狐の妖怪 。 人間 を 誑かしたり 、 人間 の 姿に化けたりする と 言われて居ますよ 。 他には 化け狐 など , … もっと 聞きたいです , ? 』
「 あはは 、、 まさかな … 。 」
ふと 、 等身大の鏡の方へ と 視線を向ければ 視線を 手に持っていた スマホへと 戻して 、 でも 好奇心に 勝てなかったのか スマホを机の上に置き 等身大の鏡の方向へと歩き出した 。
「 ……… 。 」
無言で 鏡に手を置いては 息を吸って 口を開いて
“ … お前は 誰だ 。 ”
そう言った途端 、 手を置いて居た 所から段々と 鏡に 亀裂が入って行き 思わず 後退りを
数度瞬き を しては 割れて居た筈の 鏡が 元に戻っていた 。
「 … あれ 、 鏡 今 ,, 」
又 鏡に手を置けば まるで水に触れているような 感覚が指先に 伝って 、 思わず 声を漏らせば 鏡 の 反対側から 自分の手を握られるような 感覚 を 覚え
《 はは 、 気付かれちま ッ たか 。 》
《 薄々 気付い てたんだろ ? 若君 サマ , ❤︎ 》
「 …… 嗚呼 、 気付いて居たぞ 。 」
「 “ 最初 ” から , 」
「 鏡の中の自分 」