心躍る音楽が私を突き動かす。
裸足で、ボロボロのドレスで、
満身創痍の状態なんて知らない。
私は舞うわ。炎の中で。
私は死ぬわ。炎の中で。
私は調理される材料のようだわ。
身ぐるみを剥がされて、火で炙られてしまって。
どんなに醜くても、どんなに魔女と言われても、
構わないわ。
今はただ、この炎の賛美歌で踊りたいの。
ぱちぱちと鳴る炎の火花は私に対する賞賛のようだわ。
嗚呼、痛いわ。苦しいわ。楽しいわ。
私は昔から踊り子になりたかったの。
みんなに見てもらいたかったの。
私の舞を。
今、その夢が叶ったわ!!
最高よ!最高よ!
しかも死に際なんて、素晴らしいステージよ!!
狂っている?結構!上等だわ!
嗚呼、心も体も踊ってしまってしょうがないわ。
もっと、もっと、この時を続けさせて……。
束の間の休息。
僕にはちょっとでも必要だと思う。
さすがに僕は自分でも頑張りすぎだなと思う、
けど、みんなが僕を求めている声がするんだ。
僕はヒーロー。
自分を犠牲にしてまで、守らなければならないんだ。
ヒーローっていうのは、それが美しい死に方らしい。
助けても文句は言われて、
助けれなくても文句は言われる。
もうやめてくれよ。
もうやめたいよ。
僕は、普通に人間だし、休みたい。
四六時中勝手に暴れ回らないでほしい。
また僕を呼ぶ声が聞こえてきた。
深夜だって言うのに。
でもこの道を選んだのは僕だ。
ああ、なんでこの仕事を選んでしまったんだろうな。
僕には、元々救えなかった人がいた。
中学生の時、同じクラスだったあの子。
女子グループに虐められていたのをひた隠しにして、
耐えて、耐えて、
そして、壊れてしまった女の子。
僕は彼女が好きだったのに、
僕は見ていたのに、見なかったふりをした。
僕はそこで助ける勇気がなかった。弱虫だ。
彼女が死んだ時さえも、
だって、他人だから。なんて言って自分を正当化しようとした。でもそれを僕自身を許さなかった。
昔も同じ、声が聞こえる。
なんで助けなかった。お前のせいだ。
お前のせいだ。お前のせいだ。お前が悪いんだ。
お前が、死ねばよかったのに。
そうか、休む方法があったじゃないか。
いつまでも呼ばれない。声も聞こえない。
そんな方法が。
僕は彼女と同じように、
屋上に登って、
飛び降りた。
君と過ごして
過ぎた日を思う。
昔の君も好きだったけど、
今の君は、もっと好きだ。
僕は君とずっといたい。
この先も。
したいの、君と。
骨だけになった今の君は
昔の僕をいじめる君と違って、
数百倍、かわいいよ。
ここから下、
自分語り失礼致します。見なくても大丈夫です。ちょっと気持ちの整理をつけたいというか、文章におこしたくなりましたので……。
すみません。
文章を投稿する場で自分の事を語ってしまい大変申し訳ないんですが、
最近、あまり食欲がなくて中々固形物みたいなものとかが食べれなくて……。しかもそれが夜ご飯の時だけなんです。昼は食べれるし、朝も食べれるんです。
それが不思議で、大好きなお母さんのご飯が食べれなくて悲しくて。これって拒食症?ってやつなんでしょうか……。美味しいはずなのに、食べたいのに食べれなくて。正直辛くて、どうすればいいのか分からなくて。
ごめんなさい、自分でも何がいいたいのか分からないんですけど、こういう事あまり人に相談できなくて、というか、相談したら失望されそうで怖くて、怖くて堪らなくて、こういう場所でしか言えなかったんです。ごめんなさい。失礼しました。
これからまた、自分語りちょくちょく入るかもしれませんが、こんなどうでもいい話でも気になる方だけ、ちょっとこういうの語らせてほしいです。お願いします。
やたら星座に詳しかった君。
「好きだから、星が。」
なんて語る。
やたら虫を観察する君。
「苦手なんだけどさ……なんか見ちゃうんだよね。」
なんて語る。
やたら涙脆い君。
「うぅ……私、ちっちゃい頃から泣き虫だからしょうがないじゃん……」
なんて語る。
やたら綺麗な君。
「だって、好きな人がいるんだもん!」
なんて語る。
その好きな人は、誰だったんだろう。
それを伝えられることはなかった。
やたら弱虫な僕。
だって、君が好きだから。
なんて語る。
やたら強がりな僕。
だって、君に気持ちがバレたら怖いから。
なんて語る。
やたら泣いてる僕。
だって、君はもう居ないから。
なんて語る。
やたら旅をする僕。
この地球のどこかに君がいるかもしれないなんて思ってしまっているから。
なんて語る。
君が泣いてる時、僕は何も出来ず、
見てるだけだったよね。
ごめんね。
だからかな。後悔が僕の体に染み込んでる。
まるで海に入ったスポンジみたい。
君の海に溺れて死ねるなら。
でも僕は結局君を止めれなかったから。
ワガママでしかないんだろうな。
自殺なんて、なんでしちゃったんだよ。
あんなに明るくて、太陽みたいだったのに。
でも、それが分からないから僕はきっと、
君の好きな人も分からなかった。
あぁ、僕の恋心を奪っておいて何処へ行くの。
君の隣を歩きたかったなぁ。
僕は膝を着いて、君に手を差し出す。
僕と、踊りませんか?
君は恥ずかしがりながら、俯いて、小さく頷く。
体育館は歓声にみちる。
そんなにか……?まあでも、君が可愛いからかな。
そう思いながら、僕は立ち位置に君と立った。
曲が始まる。
学校はたちまち小さいダンスホールと化す。
フォークダンスを踊る他の皆なんて目に入らなかった。
君と僕だけの世界みたいにキラキラした時間。
皆は僕たちを見ていた。一際目を引く存在だからだ。
だって、余りにも君が綺麗だから。
君と、付き合えてよかった。
あぁ、好きだなぁ……。
君をエスコートしながらダンスをする。
君のダンスはまるで踊り子の舞のように可憐だった。
愛してるよ。
愛おしさが溢れてつい、ダンスが終わると同時に、僕はそういって君のおでこにそっと優しくキスを落とした。
やばっ……。君に怒られる……。
そう思ったら意外な反応をした。
君は徐々に林檎のように頬を赤く染める。
たちまち黄色い歓声に体育館が騒がしくなる。
僕は君の恥ずかしくて小さくなった声を聴き逃さなくてよかった。
私も。
って。