トハ@二次創作

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11/20/2024, 12:06:06 PM

お題『宝物』

宝物、
そう言い切ることが出来る物なんて無かった。
これから先もずっと、心の底から宝物だって、
大事なんだって、言えるものなんて
出会えない、出来ないそう思っていた。
まぁ思えるものが一生無くたって別にいい
だって俺は、恵まれてるから
愛されてるから、他の人よりも幸せなんだから
これ以上、何かを望んではいけないんだ。



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「もー!虎於!何しれっと
逃げようとしてんだよ!こっち来いって!」
「そうですよ御堂さん、ほら、
このヒゲメガネをかけてください」
「大丈夫、トラはなんでも似合うからさ!」
目の前にはカメラアプリを開いたスマホや
ヒゲメガネ、クラッカーを手に持った仲間達
物では無いが俺の宝物だ。
大事な物、いや、大事な人。
誰よりも大切な奴らだ。
何がなんでも守りたい、そんな奴らに
出会えるなんて、夢にも思わなかった。
「ヒゲメガネが似合うなんて言われても
普通嬉しくないだろ」
フッと笑いながら巳波からヒゲメガネを受け取り
渋々掛ける。
「よーし!虎於、やっと掛けてくれた
じゃあ撮るよー!」
こんなくだらないけど幸せな日々が
宝物だ、一生、手離したくない。


これは二次創作です

11/18/2024, 1:25:28 PM

お題『たくさんの思い出』

スマホの写真ファルダを開き
上の方へスライドしていると
出てきた写真は大好きな仲間達との写真や
同級生と放課後スイーツを食べたり
ゲーセンに行った時の写真、
仕事の休憩時間に先輩達と撮った写真などが
たくさん保存されていた
数年前までは、ばあちゃんとの写真しか
なかったのに今じゃたくさんの人との写真が
数え切れないほどスマホに保存されていた
ふっと微笑み写真アプリを閉じ
カメラアプリを起動する
自分の目の前で楽しそうに差し入れの
菓子などを食べている仲間にスマホを向け
シャッターボタンを押す
パシャッ
今日もまた思い出を増やしていく
この幸せな時間を永遠と忘れることが無いように



これは二次創作です

11/13/2024, 12:25:59 PM

お題『また会いましょう』

ふと目を開けるとそこは夢の中だった
目の前には川がありその向こうに側人影が見えた
そこに向かって歩いてみるといたのは
桜さんだった
「……桜さん…?」
無意識に話しかけていた
すると桜さんは振り返ってこちらを向き
手招きをした
桜さんの方へ向かおうと
足を1歩踏み出そうとした時
脳内に3人の仲間たちの顔が浮かんだ
あぁ、私はそちらにまだ行けない
仲間がいるから
川を渡ってあなたのいる岸の方に
行くことは出来ない
私は静かに後ろを向き静かに呟いた
「また会いましょう、桜さん」
この声が彼に聞こえていることを願って




これは二次創作です

11/12/2024, 12:30:59 PM

お題『スリル』

スリルを追い求め、ロマンを求めるトウマと共に
トレジャーハンターをしていた
2人とも求めるものは違えど
幼い頃から兄弟のように
一緒に過ごしていたのもあり
気が合いとても楽しかった
スリルのある冒険をしたり、
ロマンのある冒険をしたりと
お互いが追い求めるものに触れることも出来た
これがスリルなんだ、これ以上のスリルはない
そう思っていた
ある日町外れに住んでいる
錬金術師に賢者の石を取ってきて欲しいと頼まれた
賢者の石など何に使うのだろう
そう疑問を抱きながらも
遺跡へと行き賢者の石を探した
道中沢山の金塊や宝石などもみつけ
いくつか持って帰ろうと手に取っていた
罠なども多くスリルも味わうことができ最高だった
しばらく行くと奥の部屋が輝いていた
そこには賢者の石があったのだ
俺が賢者の石を手に取った瞬間
トウマの足元の地面が崩れ落ちた
トウマが絶望した顔で落ちて行く姿を
目にした瞬間石を投げ捨て手を伸ばし
トウマの手を取った
[違う、違う、俺の求めていたスリルは
こんなものじゃない、トウマの命の危険など
スリルでない、これは恐怖だ…]





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11/8/2024, 2:10:17 PM

お題『意味が無いこと』


禁忌術の蘇生に成功した
助手の悠を生き返らせることが出来た
幸い悠は死ぬ少し前から死ぬまでの記憶はなかった
自分の研究のせいで、自分のミスのせいで
何よりも大切だった助手を失ってしまった
その時自分をどれほど恨んだか、どれほど憎んだか
自分自身が許せなかった
死ぬ前の彼と今の彼は片目の色や髪の先の色が
少し違うが彼は彼だ、彼…なんだ…
あの時の前のままの彼と思わせてくれ
今目の前にいる彼の命は仮初だって分かってる
こんなことをして、生き返らせても
意味が無いことなんてわかってる
だけど、彼が、悠が隣にいなければ
俺は、もう到底まともに生きていける気がしない
少しの間だけでいい、少しでいいから
隣にいて欲しい、短い夢を見させて
意味の無い時間を過ごさせて







これは二次創作です

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