テーマ 放課後
「また..」
引っ越しでかけ離れた友達を想う。勉強してるかとか、どんな部活に入っているのかなど。
「通知来た」
気になって見てみると、
「仲良い子が増えた!」
僕はその一文を見て目の前が真っ暗になった。下の方の文章を見る気にはなれなかった。僕の世界から灯火が消えた。
どうしてどうしてどうしてどうして、僕にはあの子しかいないのに、なんでなんでなんでなんで君は僕を置いていくの?。
自分でも狂っているのは分かっている、分かっているけど吐き出したいほど苦しいんだ。
「おい、大丈夫か」
はっとすると引っ越し先で仲良くなったあいつが僕に声をかけた。
「..大丈夫大丈夫〜」
「...大丈夫じゃなかったら言えよな〜」
そう言い、あいつは部活があるからと教室から去っていった。これで教室に一人、僕だけがいた。
「へんなやつ」
こんな僕に構うなんて、
「面白いやつ」
僕の裏を知っても話しかけてくるやつ。
「さて、帰りますか」
外をみたら秋に近くなっているからなのか空が暗くなっていた。時間は6時、最終下校時になっていた。
今日も僕は狂気に飲まれ、重い感情を持ったまま生きる。
また、
「今日文化祭があってね〜あの部の子めっちゃ仲良くなれた!」
積もってく。この感情が消えることはないだろう。
おわり
テーマ カーテン
※ひらがなばっかで読みにくいです。
よるにカーテンをあける。カーテンのおくにはよぞらがある!。
「きれい..」
とことばをいう。
「どうしたんだろ」
ふとよこを見るとあかいろにぬれたカーテンが見ええた!。カーテンでおくがはっきりとは見えないけど..とっくみあい?してるのかな。
でも、カーテンのちかくでやっててあぶないよ!。
「ガシャン」
とそのカーテンからおとが聞こえた!。そのときにたおれちゃったひととたってる人がいた。
「だいじょーぶかな?」
気になったけどその日はもうカーテンをねちゃった。
ー 次の日 ー
「え、近所で人が死んだ?犯人逃走中?」
「..?」
ニュース?で見た家、きのうのいえ!。
「ままぁ」
「なに?」
「はんにん?しってるかも」
「..え」
「きのうなんかとっくみあい?してるのを見たんだぁ」
「わかった、一緒におまわりさんのとこへいこっか」
「うん!」
よくわからないけどおまわりさんとあえるらしい。
たのしみだなぁ。
その次の日、
一人の子供の死体が見つかったのとと同時に、
犯人が逮捕された。
「あのガキがいけないんだ!!!」
そう叫ぶ犯人。近所の人たち、警察の人たちの大半がまだ、まだ四歳の子供の死を悔やんでた。
おわり
テーマ 束の間の休息
「速報ー速報ー一時戦争が休戦にー」
「やっとかぁ」
「本部も危なくなってきたのかな」
「遅すぎだろ」
「この国大丈夫かな...」
ガヤガヤとたくさんの者たちが新聞を見ている。
「戦争ってあとちょっとで出動しなきゃじゃーん」
「しょうがないだろ、一週間したら僕も行くけど」
アイスを片手に駄々をこねるあいつ。
「まぁ生きれればオッケーということで」
「..そうだな」
「じゃあいってきまーす」
あいつが戦場へ出発した。
「ああ、僕もすぐに行くから絶対生きてろよー」
「生きれるって」
不安しかないな。
「じゃあ行ってきます。」
もう誰もいない家、あいつと二人だけだった家、また二人で帰ってくるから。
「おっ!いたいた〜」
「一週間ぶりー」
「戦争長引きすぎだよ〜」
「「「「皆発泡用意」」」」
声が聞こえた。
「「「撃て」」」
ドンッドンッと音がして、こちらの兵も撃たれて、
殺して
殺して
「 ぁ」
あいつも撃たれた。
横にいるけど、助けてやれない。
振り向いたら、
横を向いたら、
銃から視線を落としたら、
僕も死んでしまうから。
「ごめんっ..!ごめん..!
ごめんなさい...!」
拭いきれない後悔が残った。
戦争には勝ったらしい。でもそんなこと僕にはどうでもよかった。
おわり
テーマ 星座
「星が僕らを見ている」
何いってんだこいつ。
「でも、僕たちも星を見てる」
そう言い空に手をかざしていた。
「意味深にかっこつけるな」
「いてっ」
ふざけたことをぬかしたこいつは昔からの幼馴染。
こいつは、
「ねね、すっごい言葉ができたんだけど」
「ん?」
「星は結晶、月はそれを照らす光」
「「どやぁ」」
...期待した僕が馬鹿だった。
こんなこととか、
「ねね」
「何?」
「人は死んだら天国と地獄どっちかに行くって言ってるけど」
「うん、そうだね」
「実際に体験してないのによく知ってると思ってさ。体験談だったら死者だー(笑)」
「...お前このこと小さい子供が聞いてたら泣いてたぞ」
「涙もろっ」
「感動とかそっちじゃねぇよ!!!」
とか意味深なことをぬかす。
「あ、冬の大三角形」
「..わからん」
どこにあるのかがさっぱりわからない。暗くて見えないのか視力が悪いのとかが原因なんだろうけど。
「あの星綺麗..」
あいつが指を指していたのは綺麗に輝く一等星。
「一等星はきれいだよな」
「取れるかなー」
軽い気持ちで思いっきり手を伸ばすあいつ。
「ズルッ」
手を伸ばしていたせいで、足元をみていなかったあいつは深く落ちていった。
「お前..!!」
深く落ちているせいで姿が見れない。
次の日、あいつは死体で発見された。
「即死でした」
あの時、僕が止めていたら..!!
僕は僕が憎くなって、今もその気持ちを持ちながら生きている。
おわり
テーマ 踊りませんか?
いっしょに踊ろう歓喜のワルツを奏でて、
一緒に踊ろう罪人貴族も巻き添えに、
最後には皆が倒れる。
「人間誰しも死と隣り合わせなんだよ〜」
僕達が満月の下で踊っていた時、物陰から聞こえた。
「そう、でもいい、僕は今が大切なのだから、昔のこととかは忘れてる。」
「...そっか〜」
「そういう子、僕は嫌い」
物陰から飛び出して、殺しにかかってくる人。涙を流しながら、手を震わせながら、殺しに来ている。
「あなたは人を殺さないでしょう?」
「...は?」
僕はそう言い、満月の下、高い高い城の上、最後の踊りを君に披露した。
「グシャ」
「僕の大切な人を奪ったのに...!奪ったのに...!まだ償いもさせてない!」
嘆く、ただの屍に。嘆く、屍の罪を。
「僕が...僕がいけないのか?そんなはずじゃ..!本当は...ホントは...」
思い詰めた少年は綺麗に、華麗に、光に照らされていた。
おわり