漣 蓮斗 月一更新かも

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4/2/2025, 9:38:35 AM

テーマ はじめまして

「ねね!一緒にお出かけしよ〜」
いつも僕が話しかける。相手から誘ってくれることがないのに等しいから。
「..うん、いいよ」
いつもあの子の反応は微妙な感じ。
「じゃあ明日のこの場所ね」
そう言うと少しだるそうな顔が見えた。
「おっけ〜」

遊びが終わった日、大好きなゲームを開いた。あのこともフレンド、何気にやっている時、あの子のネットでの状況を見た。
「..へぇ」
その瞬間、あの子が苦手になった。あの子は僕とは違うフレンドと一緒に遊んでいたから。僕が誘わないで自分から言ったという事実があったことに反吐が出る。
「そっか、そうだ!」
僕は要らない存在だったんだ、せめてもの良心で一緒に遊んでくれていたんだ。自分が酷く醜い人間だということを知らされたようだった。

「..自分ばっかで疲れた」
もう誘うことを無くそうって言っても無理だと思うから、


さよなら、セカイ。

初めての教室で席を立つ。
「はじめまして、」
一生僕は誘う側。

おわり
微妙な物語だから書き直しがあるかも、書き直しは結構後かもだけど。

3/12/2025, 9:38:04 AM

テーマ 星

「私は将来研究者?になるの!」
窓から星と三日月に照らされている隣にいたこの少女が言う。
「なれるかな〜、」
意地悪そうに言うとあの子は食いついてきた。
「なにぃ、なれるからね〜」
そう少女は窓に置いていた手を力いっぱい伸ばそうとした。結構危ないことをしたので、反射的に手を引っ張って窓から離れさせた。
「..もうこんな時間だ、じゃあまた来るからね〜」
近くの古い扉を開けた。
「キシッ」
研究所の爆発の後が残ったこの場所から一歩一歩、気をつけて歩く。
「あの子は持って4日」
はは、速いなぁ。と思いながら半年前の最初を思い出す。


「うわぁ、結構壊れてるな」
その日、父さんが昔使っていた研究所、死んでしまった場所に初めて行った。
「..地下が空いてる」
ここの事件は山の奥深くだから家族以外知られてないはず、こんな所誰が来たんだろう。まして地下に、目的はなんだろう?。僕は気になって地下へ入ってきた。
「..歩きにく」
周りには壊れた照明や破損した望遠鏡が転がっていた。それが何個も。
「帰るか、」
地下には実験用具しかなく、帰ろうと後ろを向いた。
「..誰?」
いきなり話しかけられて背筋が凍った。
「は?」
後ろを見ると苔の生えた機械があった。
「ニンゲンか!」
人間だと分かると嬉しそうに走ってきた。
「..君は?」
少女は走っていた勢いを抑えて話し始めた。
「ただのニンゲン、でもあの人達が研究?をさせてくれなかったからただのお手伝いさんかな」
ニンゲン..そう思わせているのか。
「何年前から君はここにいるの?」
この言葉を聞いた後、少女は首を傾げた。
「何年前?分からないや」
他のことも聞いてみたが、知らないの一点張りだった。確証はないが分かった、この少女は父さん達研究者が造った機械だってことを。



「ねぇねぇ、」
あの少女が空の上にあるものが月だと分かることがなくなった日、
「ごめんね」
僕は終わりを告げて研究所をもう見なくなった。

おわり

2/23/2025, 10:41:27 AM

テーマ 魔法

「ここの施設に行くんだよ。」
お父さんから突然その言葉を発せられ、一つのサイトを見せてきた。
「なんか病院ってより、隔離されてる建物って感じだね。」
写真的には周りが森で場所が分からず、少し不気味な雰囲気があった。
「まぁまぁ、そういやここなら君を治せるらしいよ」
「..え?」
僕には生まれてから手と足がなかった。綺麗さっぱり切断されたように無かったらしい。

「..ん?」
いつものようにベッドで寝たら、知らないところで目を覚ました。
「こんにちは、」
「..こんにちは」
知らない白衣の人に話しかけられた。
「今日から君の世話とかをしていくよ」
部屋の周りは真っ白で何も無かった。この部屋は前居た病院より不気味で怖かったが、僕に手足をくれるということなので静かに人の言うことを聞いた。そういや、お父さんには予定があったら会えるようになるらしい。

「今日は手術なの」
あの先生に言われた。やっとくるんだ、手も足も。と思い、気持ちを高ぶらせた。
「じゃあ一旦おやすみ」
先生に言われると眠気が強く襲ってきた。

「鏡は見ちゃ駄目だよ。」
先生にそう言われたから言う通りに見ないようにした。といっても鏡はこの部屋のないのだから心配はしなかった。
「やっと、歩ける、起きれる」
自分のふわふわした手の感覚を覚えながら満足感に浸っていた。


手術が終わった後のお父さんと会う日がやってきた。これが最初、僕の手と足にびっくりするだろうなと思っていた。
「どうぞ、」
知らない白衣の人が僕とお父さんをガラスの反対側で会わせてくれた。
『..僕の子』
僕は久しぶりのお父さんに喜び、手をガラスに添えた。
「えぇ、そうですよ」
ニコニコしている白衣の人。
『ふざけるな!!なんてことをしたんだ!!』
怒り覚えているお父さんが白衣の人の近くに行った。
「はぁ..」
ため息を吐いて、白衣の人は僕のお父さんを叩いた。
「これはあなたの子です。」
叩いた白衣の人がとても高圧的な態度に自分は怒りが来て、強く手を使ってガラスを壊した。
「許さない」
そう言い、白衣の人に手を伸ばし、力いっぱいその人を潰した。
「これで大丈夫だよね」
『ごめんね、こんなことになっちゃって』
お父さんは僕より何倍も小さい手をガラスに合わせた。その時、違和感をやっと覚えた。

おわり

2/15/2025, 1:14:30 AM

テーマ ありがとう

「ねぇ知ってる?この森の奥深い所の滝の石の中にあるものを見つけたものはーーーーーー」
森の中遠くから囁くような声が聞こえた。その声は人間とは言い難い声をしていた。
「あほらしい、」
僕はそう言い、森を去ろうとした。けど、無理だった。
「あれ?逃げちゃうの?駄目だよ〜」
足下から声が聞こえたと思ったら、足を掴まれて転げ落ちた。それと一緒に強く頭を打った。
「..足、」
足、遠くにあったら面倒くさいな。幸い近くに転がっていたのですぐに動けるようになった。立とうとしたとき、頭がキーンと痛くなった。そこまで長く転んでないのに。
「あれ?もう治っちゃったか〜」
ヘラヘラした声が右の茂みから聞こえた。
「僕は帰る。」
僕は強く言葉を吐いた。
「ざ〜んねん、それは無理だよ!だってもう入っちゃってるからね。」
後ろを見ると、森にはさっきまで無かった壁があった。
「じゃあ、滝を探してね〜」
滝?あぁ、綺麗なあの場所か。
「ここは本当に人間が来ないな、」
静かで、少しさみしい場所。僕はその後石の近くにあるものというのを探してみた。だが、それも噂のようなものだからあまり期待はしていなかった。

「なんだこれ?」
一つの瓶が滝の石に隠されて置いてあった。その中には綺麗な、緑に輝く石が入っていた。
「開けてみるか」
固い瓶の蓋を開けた。すると、何かが瓶の中から出てきた。
「ありがとう、助かったよ。君のおかげで(笑)」
この言葉吐き捨て、悪霊が豪快に笑った。
「ほんと助かったよ〜」
足を取ったものは悪霊の近くへ行き、一緒に森を去っていった。


あれ?、なんで僕はこの森の封印を...

『ここの封印の守護神だから森からは出てはいけないよ。』

おわり

2/4/2025, 10:06:19 AM

テーマ 永遠の花束

「今日も来たよ〜」
扉で強く音を出して一人の少年がやってきた。
「君はよく僕に飽きないね〜」
光の灯らない少年は来た一人の少年に対して微笑むわけもなく見ていた。
「ねぇ、新しい少女を見せてよ!新しいのが見つかったんでしょ?」
曇りのない笑顔で少年は話した。
「はいはい、じゃあその少女のお話をしようか」
そう言うと机にあった砂時計を逆さにした。


「この宿題写させて!」
そう言い、ケラケラと笑って強引に自分のものを奪っていった少女。
「..あーあ、返ってこなくなっちゃったな」
これで5つ目、でも流石にワークは酷いな(笑)。
「事実に嘘を少々入れて話すのがいいんだよ」
誰かが耳元で話しかけてくる。あぁ、まただ。この声は今いる廊下、家、場所関係なく聞こえてくる。
「あなたは誰!!!」
こんなことを大きな声で言ったとする。でもその後、変なやつとして言われていくに違いない。そんなのは嫌だ。自分は最近は自分が友達と話せなくなってしまった。まぁ原因は目に見えているんだけど。うーん、あの子より多いのにね。
「いないなら奪えばいいじゃない」
後ろから聞こえる。うるさい、うるさい、うるさい。あなたにかまってる暇はないの。耳を必死で塞ぐ。
「ほら、地獄に落としてあげないと。」
あぁ、地獄に落としてあげないと。

『感謝の気持ちを伝えるには何をあげますか?』
黒板に先生が綺麗に書く。
「はいはい!」
元気なあの子が手を挙げる。
「プレゼントをあげます!」
「どういう物をあげるんですか?」
「花や手紙、お菓子などです!」
良い子ぶってるあいつを見ると吐き気がしてくる。

「気をつけ、礼」
「「「「ありがとうございました」」」」

やっと学校が終わった。退屈な学校生活だけど、面白いことを思いついたかもしれない。

「暇じゃないんだけど、何、」
少女がだるそうに見てきた。学校とは大違いだね(笑)。僕の持ってる凶器はすぐに殺せる。だけど、
「これをあげに来たんだ」
凶器を持ってる逆の手で持っていたものを渡す。
「これは...」
「黄色のカーネーションの花束だよ」
少女は驚いている。
「ずっと大切に持っててね!」
めいいっぱいの笑顔とともに少女を刺した。初めて人を殺した。
「だって、死んだら一生忘れないでしょ?」
ね、

少年。


「?、凄い少女だね〜」
「あぁ、凄い記憶だよ、傷一つないんだもの」
そう言って曇った顔の少年は結晶の中に入った黄色いカーネーションを見せた。
「..そうか、君が僕を殺したのか」
さっきまで笑顔だった少年の顔が曇っていく。
「あーあ、ばれちゃった。まぁいいけど」
手のひらにあったその水晶を少年は粉々にした。

「ねぇねぇ、新しい少女見せてよ!」
ほら元通り。だけど、昔の君はずーっと知ってる。
「新しくなっても意味がないよ」
「?」

おわり

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