ねちょねちょ系鯖缶

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3/6/2026, 5:55:31 AM

よく喋る人だった
愚痴や下世話という文化をよく知られていたような
それらの羅列が絆だとかな証ではなかったことも、ついこの頃知った
なら、なんだったんだろうと過ぎた嵐を窓の遠くから眺める
張り詰めた水素を掃き溜めに捨てただけだったのかと、素朴に思案している

あまり喋れない性根だった
厳密に言うと、言うべきでないこと程よく口走ったような
ぎちぐちとゼンマイを快くない拍で回す脳だった
嫌なことを都度吐きなさいと言われたので、試したこともあったが、上手くは立ち行かなかった

どうやっているの?と聞こうともしたが、やはり舌が回らない
極寒に這う心地と似ている
夢を見るのだ
苦しまない世界で貴方に刺し殺される夢
虚空とよく語り合う
面白かったのに、貴方だったらば
この目の前が、質量を持って見えないのだから、貴方に絶望の餞しか手渡せないのだ

奇っ怪種々雑多な夢を見ている


夢の貴方に夢を見ている
刃を向けようとも“大好きな君に”と涙を流さない貴方の夢に酔っぱらう
覚めたと聞いた世界を冷めて感じている
喚かないでよ、励まさないでよ、泥土に塗れて飽き飽きだから
いい所なんて無いようにってさ努めてるのさ。何一つ分からない貴方に世辞の一つさえ似合わないだろ
たまにはね、都合の悪いフィクションだとか見させないで

2/19/2026, 8:06:50 AM

看板にね、お月様がいるでしょう
その中のうさぎはくるくると、ぎゅるぎゅると
皆が手に持っていて、まるでこちらが非現実だとでも言うような
素晴らしい世界で息をしたんだよ

そのうさぎがね、見守っていたホットケーキ
勘定場がこんなにも広く、誰一人置いていくことなく笑いあったテーブル席
小波も沈むような南国色に、目を桃や緑とさせながら、最後まで遺さないようしていたよ
そんな姿もね、うさぎはずっとそこにいて、
時折視界に飛びかかってい

そう、うさぎはね、その後だろうと
ずっとずっと髪を引いて幾星霜をも凌駕した
帰りも、泊まりも、赤くなる目の前も
とても長いことそこにいる
今日にさよならまた来来年
大丈夫、そこにいるならね
血ぃが転んだ


なんでだろうね
灰緑な部屋への安堵感
日が斜に構える絶望感

2/13/2026, 9:07:41 AM

花束だなんて好まれますか
愛する足首さんへ
どうにもね、何故か花を枯らしちゃう人というのもいますね
限りあった時間、手前勝手に拝借しますね

そう。そう貴方もね、己のこと愛していたのでしょ
理解できています。だって貴方はいないから
周りの人、身近な人、愛した人もね
誰もがみんな、平等でしたからね

愛するってね、何だったんですかな
教える前に、地に足つけるのやめないで
されどね、1つ知ったのはね。
消えるなら、まだある内に止めてしまうのも吉ですね
要は食べるのもよいですね。生憎まるっと飲む程なら可能らしいさ

花束ってね。沢山の花が入ることもありますけれど
人混みと1つ違うことはね、綺麗な調にまとめられる所ですよ
己はね、花束のようにな人を集めては、全て枯らさせますからね
恩をいくつ何度も溜め込んで、なに1つ吐けてはいないから、
伝えたいよな。貴方にも、どちらにだって、愛してたこと
悔いは慣れるのも嫌になるようですから、以降しゃんとしますからね
そうだ、貴方も。そうしとけばよかったか、まずったや


さ、終わりましたね。完成、お疲れ様です
次があるならね、団子虫が羨ましい
そしたら、共にいますから

2/8/2026, 11:36:02 AM

擦れた手のひらに目がいっていた
レンガが溶け錆び付いたような気になって、のでまた一層叩きのされる
どうにもこうにも上手くもいかない。堂々巡りの趣味もない
そうともこのような杵柄取ったこともない為に、可笑しな形でまた振りかぶる

始まりは貴方が伏したことだった
当たり前が凶器だなんて知らないことで、貴方には非当たり前となって溺れていった
それを何遍も何人にも繰り返した。当たり前に振り回す腕が残らず手にかけた

慄き顔を覆い逃げて逃げ
白背景ウドの大木と、ついで瓦礫がらくた
二階建てとかそれ以上、そんなよくは知らない廃墟のひと部屋
溢れる気持ちが昂るままに、乱れた拍しで飛沫が少し
夢がさめるまでを延々に、夢さめやらぬようにさ延々と
レシートのように散らかる音声
例えば、なんでこうまですくわれない。どうして亡霊にされきらない。
呪詛のように心情を
未練のようにバターに棘を


なぁ貴方、ただ今お聞きなさりますりますか
走り行かぬでおくれなせ、こちとあまり反射も足も鋭なくあるから
懐にねさ、しまったる心がおありなもんでや
あっこに屠った貴方の頭は砂塵となって昇っとてますのか
願望もしすれば希望みたくな観測にでもすぎんましょうが、そんなものを手ぇ合わせて必死こきってす
され安心くだって、幸か不幸とか察しはかねども、己の頭は昇らんしょうだな
現在この所で潰するよ、その方へ征く程ならその半歩前に砕いてしまうよう
だからとね、罪と混じらず綺麗に何度も生まれてになさって
かよう焼き爛れた藁人形だれど、ながく長く分長く土に平伏致しておるらすかさわ

12/29/2025, 2:51:54 PM

人を生かすには苦労が要ります
そんなことが分かっていれば

大切にしていればよかった
大切を理解できるまで、時間が待っていていれば
無尽蔵に有る筈なかった
何もかもでも、上限は課されていた

今日は雪が降らなかった
窓も見られなかった
いっそ降るなら
しんしんと、しんしん
重なり積もる時間、そこに混ぜられただろう感情、言葉、思い出。
質量だけが残った


ぽつりと途切れる
静かな終わり
喚いてくれれば

そうしたら、

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