ネジが外れたウサギ

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9/3/2024, 6:13:28 AM

いじめられたり、裏切られたあの頃。

悔しくて、情けなくて、腹立たしい。

そんな言葉たちしか出てこない、闇の日々。


心の灯火はいつも推しの言葉だった。

言葉といえど私の場合は彼女が紡ぐ歌詞。


不幸な境遇をたどって生きてきた彼女だからこそ

書ける歌詞があった。

私はそんな歌詞に励まされ、

何かあったときは彼女を思い出し、踏ん張った。


今となっては推しが変わって

今流行りのバンドの曲の歌詞が心の灯火だ。

「ケセラセラ」と頭で唱えながら、仕事している。


今でも私の学生の頃の彼女が書いた歌詞は

私のつらい時に生かされている。


時代の流れや人生の岐路によって

そのときの心の灯火の曲は変わる。


それでも、

一度でも支えてくれた心の灯火となった推しの歌詞は

頭のどこかに刻まれていて、

不意を突いて助けてくれることがある。

それが私にとって小さくても光る心の灯火。

9/2/2024, 5:47:49 AM

LINEの通知を見て返信に困ったときが度々ある。


友達に長文を送られて
通知のプレビューでは途切れてて続きを読みたいけど
返信する余裕がないとき。

元彼に「まだ俺のこと好き?」
って思い上がりもいい加減にしろよと思うけど、
未練という綺麗にはがせないシールが脳に貼ってある

意味がわからない返信を送られて
逆になんと答えたらいいかわからない時もある。


すぐに返信できず今は既読をつけたくないLINEは
どうしたらいいのかいつも迷う。

LINEに既読機能がついていて助かると思う反面、
そんな機能作らないでほしかったと嘆く自分がいる。

会って話せば解決できそうな内容なのに
LINEで丸く収めようさせようとしたあの日の自分が
今でも嫌いだ。

既読をつけたくないから開かずにいて後悔するのが
あの頃の人生の誤りだったのかと今思った。



9/1/2024, 6:03:21 AM

(小説になってます)


体育祭には必ずリレーに選ばれる

速読が得意で読解力は人並み以上

計算問題なら朝飯前

誰とでもすぐに打ち解ける

初めて恋人ができたのは幼稚園の頃


そんな風に自分を誇れる僕は欠点がある


体育祭の練習で一番に揉め事を起こすのは自分

読解力はあるのに暗記は苦手

計算は得意だけど、人の心理の計算はミスする

自分を嫌ってる人に対しては対抗心を見せて拒する

恋人ができても期間は長くて二年ほど


そんな不完全な僕に

優しく接してくれる女性がいた

結局は僕のわがままで彼女を傷つけ喧嘩してしまった

でも、彼女は仲直りしてくれて許してくれた

その日から僕は彼女のことを一番に思いやって接した

僕の懸命なところに彼女は応えてくれた

このままなら、ずっと続くと思っていた


悪い機会は突然訪れた

ある日、彼女からストーカーの相談を受けた

それからボディーガードを必死に努めた

ある夜。いつも通り彼女を家に送る時

ナイフを持った男が無言で向こうから走ってきた

彼女を守るため男と揉み合っているうちに

僕が男を刺してしまった

それから僕は人殺しとして生きる道へ進んだ

そして彼女は心を病み障害者の道へ進んでしまった


あの夜から僕は不完全どころか

何もかも未完成なゴミクズになってしまった

8/31/2024, 12:02:24 AM

私の高校の先輩は
フルーティーな香りの香水が似合う人だった。

ベビーフェイスで
明るくて笑顔で接し、思いやりがあって
誰とでもすぐに打ち解ける、
そんな人の鑑みたいな人。

私も先輩のようになりたくて必死だった。
でも、どんなに頑張っても
彼女のようにはなれなかった。

誰にでも向き不向きがあるように
人の性格って変えられないと
なんとなく思った。

そんな時、私はその先輩に相談した。
「どうしたら、先輩みたいになれますか?」
答えは一つだった。

「あなたにしか似合わない香水があるの。
その香水さえ見つけられれば、
きっとあなたは『自分らしさ』を見つけられる。
あなたにはあなたの良さがある。
それを忘れないで」

その日からさまざまな香水をテスターで試して
金木犀のような甘い懐かしい香りの香水を選んだ。

8/30/2024, 5:41:58 AM

自分から別れを切り出したのは理由がある

あなたを嫌いになったからではない

私と一緒にいるとあなたは前に進めない

私があなたの本来の幸せの扉の鍵になってしまう

だから最後にもう一度だけ言葉の代わりにキスをして

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