ネジが外れたウサギ

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いじめられたり、裏切られたあの頃。

悔しくて、情けなくて、腹立たしい。

そんな言葉たちしか出てこない、闇の日々。


心の灯火はいつも推しの言葉だった。

言葉といえど私の場合は彼女が紡ぐ歌詞。


不幸な境遇をたどって生きてきた彼女だからこそ

書ける歌詞があった。

私はそんな歌詞に励まされ、

何かあったときは彼女を思い出し、踏ん張った。


今となっては推しが変わって

今流行りのバンドの曲の歌詞が心の灯火だ。

「ケセラセラ」と頭で唱えながら、仕事している。


今でも私の学生の頃の彼女が書いた歌詞は

私のつらい時に生かされている。


時代の流れや人生の岐路によって

そのときの心の灯火の曲は変わる。


それでも、

一度でも支えてくれた心の灯火となった推しの歌詞は

頭のどこかに刻まれていて、

不意を突いて助けてくれることがある。

それが私にとって小さくても光る心の灯火。

9/3/2024, 6:13:28 AM