西の護符屋

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8/21/2024, 8:23:46 AM

また明日ね。
また来週ね。
また今度ね。
また、ね。
またねを繰り返して、さよならが来ないことを祈っていた。

さよならが来る前にあなたに伝えたかったことが
さよならの後にこぽこぽと湧き出でるから
送られないメッセージが溜まっていく。

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 see you again や 再見 など、だいたいの外国語にも「またね」があるんですね。
 フランス語にもあるんだな、Au revoirか、軽いと思っていたアデューの方が重いんだふーんなどと思って調べていたら、脳内BGMはオフコースのさよならから、いつの間にか恐山アンナさんの恐山ル・ヴォワールに変わりました。別れの曲は名曲が多すぎます。泣く。

 袖触れ合った人への別れの挨拶に神のご加護を的な幸せを祈る挨拶にはちょっと憧れます。Goodbyeも「God be with you」から派生した言葉だとか。スペイン語のAdiós、ポルトガル語のAdeusとかも同じ意味らしい。こちらも素敵だけれど、韓国語の안녕:アンニョン、アラビア語のالسلامة:マアッサラーマには、相手の安全を願う意味から来ているとか。
 
 来日した外国の方になんとか道案内とかした時に「Have a nice trip!」とかいって別れるとなんだかこちらが幸せな気分になるから、日本語混じりで案内していたクセに最後はサヨナラよりそう言ってしまう英会話下手です。

8/20/2024, 10:15:41 AM

珈琲に ミルクで描いた 空模様
食事に買い物、懐中電灯
台風準備に一息をつく

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 空模様が穏やかでなくなり、その暑さとは裏腹に秋の天気になってきましたね。
 「女心と秋の空」なんて言われるようになったのが実は最近数十年の話で、もともと「男心と秋の空」だったという話はなんとなく知っていたのですが、女心の慣用句のもとにイギリスの慣用句があった可能性があることを今回初めて知りました。A woman‘s mind and winter wind change often
これを尾崎紅葉が「男心と秋の空」に続いてヨーロッパには「女心と冬日和」というのがあると紹介して、その後浅草オペラで『風の中の 羽のように いつも変わる 女心――』と歌う『女心の歌』が大ヒットしたのが背景にあるとか。
 並列思考が女性の方が得意なんていうのもただの都市伝説らしいですし、今の時代の価値観では男も女もなくそのうちまた別の諺になるのかもしれませんね。

8/19/2024, 9:47:45 AM

 もう視力を失った母の鏡台にはずっと、幼い私が描いた母の似顔絵が挟まっている。添えられた「だいすき」の「す」は、鏡文字だ。
 鏡にはあの頃の母の歳を超えた私がいて、冷蔵庫にいつも貼ってある息子の手紙を思った。
 母の愛情深いところが息子にも鏡写しのように似れば良いと祈りながら顔を擦って母の忘れ物探しに戻った。

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 日本では鏡が度々御神体となって信仰されていますが、海外ではあまり、神格化されていないのか見つからないのが面白かったです。
 ナルキッソスが見た水鏡とか、メデューサの邪眼の効果を防ぐため相手を確認するために鏡のように磨かれたアイギスの盾とか、神話や童話の中にでてくることはあるのですが。

8/17/2024, 12:47:42 PM

あの人との想い出

テーマ いつまでも捨てられないもの

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 ねぇ、夢にまで出てこないで。

8/17/2024, 9:25:13 AM

 私は何の努力もしてないからそれを誰かに誇ることなんてできないけれど、ただこの国の民である誇らしさを与えてくれた数々の人と自然に御礼を言いたくなることはあります。

 今日で言えば、通りすがりの子ども連れの自転車の方が落としてしまったものを、降りなくても良いよー!と即座にニコニコしながら拾ってあげていた、ちょっと派手目のお姉さん、あなたのことです。

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