西の護符屋

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8/15/2024, 11:19:47 AM

わだつみの こえはまだ届くか 
漁火が灯籠に変わる 終戦記念日

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 脳内BGMは元ちとせさんの「ワダツミの木」

 終戦記念日って盆の最中にあるんだなと、改めて感じています。地獄の釜の蓋もあく明日16日だけでなく、15日も休んでおられる漁師さんもおられるでしょう。盆の送り火として、海へ灯籠流しをされる地域もあるとききます。

 私が本で読んだあの「きけ わだつみのこえ」を書いた人々も現世へいらしたりしたかしら。

 ずっと戦前ではなく戦後でいたいよと心の中で呟いて、旅行先でもあまり出ない夜の海に思いを馳せていました。

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 冬にしか見られないらしいのですが、空の氷の粒に漁火の光が反射する漁火光柱というのがあるんですって。いつか夜の海の空で見えたら良いな。

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 地獄の釜の蓋があくという慣用句で、地獄の釜は蓋をせずに咎人を煮るイメージがあるので、いつも違和感を感じています。
 地獄の釜の蓋という別名が雑草だと思っていたキランソウについているのを初めて知りました。万能な薬草で、地獄に行きかけの病人も現世に帰ってくるからだそうですが、これは使わないから蓋をするわけで、使わないときに蓋をあける慣用句とは反対のニュアンスだよね?と頭を抱えました。
 これ、時間経てばどっちかわからなくなるやつですね…。

8/14/2024, 1:09:12 PM

熱風寒風吹き荒ぶ 大きな橋の自転車レーン
空とうみを独占して 自分のために張り上げる歌

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 左右前後はもちろん確認して、後は車の窓の防音性を信じています。

 なお、うみが平仮名なのは私にとって湖ですが、多くの人によっては海の方が想像がつきやすいかと思ったからです。

 川縁を走る時もついつい鼻歌を口ずさんでしまうんですよね。ペダルでビートを刻める前方まっすぐの道。

 誰かに何かを伝えたい歌も素敵だけど、自分を楽しますだけの歌がもっと私にもあっていい(迷惑でないか周りは見るとして)

8/13/2024, 11:36:08 AM

 テーマは心の健康か。創作に昇華するには生々しいから独り言。

 他人の身体の病気や個々の境遇でさえわかってあげられないのに、心となったら余計だよね。貴方の心がわからないのも、私の心がわかってもらえないのもそりゃそうだ。

 風邪みたいに早く治ってくれたら良いのにね。

 辛いことは辛いとして、やろうと決めたことや日常のことを1つでもできたらいい。

 今日は耳をウルフルズの「ええねん」でフタをして、シンクを磨いてこようか。


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 そういえば、特撮ヒーローもので汚れた心を取り出して洗う映像をテレビでたまたま見た記憶があります。
 他人への怒りに囚われてしまった時などは、それを思い出して私も洗いたいなと思ったりします。
 変な映像だったもんなぁ。あれは夢だったのかな。

8/12/2024, 10:30:37 PM

息子は大抵何かを歌っているから
静かなのには原因がある。
身体の具合が悪い時。
何かに集中している時。

さっきまでふんふん言ってたのにまた静かだ。
心配になってそっと覗き見る。
ベッドシーツを巻き取ったミノムシがそこに居た。

楽しそうにゆらゆらしているので問題はなさそう。

シーツちゃんと直してねと言うのは、
鼻歌が再開してからでいいだろう。


8/12/2024, 12:28:16 AM

背を追い越した ぬいぐるみ 目線を合わせて
麦わら帽子を被せたら まだ終わらない夏

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 そこまでぬいぐるみの収集癖はないはずなのですが、贈り物でいただいたりして、ちょっと大きめのぬいぐるみが、必ずおうちにいます。初代はウサギのチャッタン、今はスヌーピー。
 その頭に被れなくなったりした季節の帽子をポンと置くまでが衣替えの儀式。立秋とはいえ、しばらくは息子が園児として被っていた麦わら帽子かな。

 今日の脳内BGMはあいみょんのマリーゴールド。グリーンラベルのCMの2人が可愛くて好きでした。あの世界の樹々になりたい。

 大人の園芸用の麦わら帽子も欲しくなり、実用的で気持ちも上がるような良いのないかなとついAmazon達で検索。一言麦わら帽子で調べても、実際に本物の麦わらを素材とするとのは一握りなんですね。高級でなくて良いんだけどなぁ。

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 せっかく調べたし、麦藁が中空でストローとして使われていたのとから言われるストローハットの多種な素材をメモしておこう。

麦藁 日本では、麦稈真田(ばっかんさなだ)という裂いた麦藁を編んだ真田紐をぐるぐるミシンで縫ったものが一般的だった。ブレードものという。幅が狭いほど高級。真田紐というと一気に日本独自の発展感あるなぁ!他にも編んだりシート状にしたり、いろんな形状がある。他の天然素材と比べてはどうかは不明ですが、紙や化学繊維のものより、遮熱放熱効果が高く紫外線防止効果も高いそうな。

ちなみに中空がない稲藁 叩いて草鞋などに使われる。ご飯炊くのにとても良い火種だって読んだことがある。

麻の種類である、リネン、ジュート、ヘンプ

畳に使われるイグサや、竹なんかもあった。タイあたり、バンブーハットのイメージあるなぁ。

ラフィア 南アフリカやマダガスカル原産のラフィアヤシの葉から取る。樹脂を含み耐水力と柔軟性に富む。畳める、頭にフィットする柔らかさが人気。折れにくく加工しやすいため、現地で草で作るビロードの布のような敷物、籠、帽子、ロープ、伝統衣装など、様々なものの素材として使われていた。
 日本でもラッピングの緩衝材や、盆栽等の園芸で幹や花の向きを固定したり、針金が食い込まないように巻いて使ったりするため、紐の状態で売っている。やたらレビューに臭うとかかれている…子牛だとか燻製だとか…気になる!

パナマ帽 エクアドルで栽培されるトキヤ草(パハ・トキージャ)というヤシ科の人の背丈より少し高い程度の草の葉から取る繊維で作られるストローハット。パナマ運河の工夫達と訪れたアメリカ大統領が被ったことからその名がついた。パナマ原産ちゃうんかい。細いものを編んだものほど高級品。因みに高級草履としてパナマ草履なんてのもあった。

パンダン草 東洋のバニラと言われる香草パンダンリーフと同じパンダナス(和名タコノキ属、沖縄ではアダン)の仲間が600種くらいあって、その中でもアボリジニ等から昔から敷物や籠などの工芸品に使われてきたもの。熱帯地域帯でとれ、東南アジアでは食用に、オセアニアでは加工品に主に利用されてきたものらしい。タヒチのフラダンスで使うラウハラハットもパンダナスで作られたもの。

空芯草 いわゆる空芯菜と同じものなんだろうか。不明だがおそらく違う気がする。

 水兵さんに採用されたカンカン帽は、てっぺんを平らにノリで固めたストローハットて、叩くとカンカンいうほどだったのでカンカン帽というらしい。

紙素材のものは比較的安価

化学繊維素材のものはもっと安価


 天然素材のものはそれぞれ匂いがあるそうなので、並べて比較してみたいなぁ。ジュートの匂いは苦手だけれど、他はどうかな。天然素材、紙素材は皆洗えなさそうなのは辛いかも。

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