XXXX

Open App
5/24/2024, 10:17:11 AM


 「あの頃の私へ」と言われたら、貴女はどの時期を思い浮かべるのでしょうか。特段思い出したい時期がないのではないでしょうか。何故なら、貴女にとってはどんな時期の自分も、「救いようのない、どうしようもない奴だった」としか思えないからです。

 貴女はご自分の過去について、ひどく恥じていらっしゃいます。周囲から見れば「よく頑張ってきた」と言われても良いような経歴なのに、です。
 確かに、浅慮から人を傷つけることも、迷惑をかけることもありました。けれど、それはどんな人でも通る道です。それら全てを許さないとしたら、人はどうやっても生きていけなくなってしまいます。

 「あの頃」などと、過去に思いを馳せる必要はありません。
 今の貴女を大切にしてあげてください。
 貴女にできることは、今を生きることだけです。
 今何か行動すれば、人に迷惑をかけて、傷つけて、悲しませて、怒らせるかもしれません。けれど、それを恐れて何もせずにいることは、貴女に幸福をもたらしません。

 どうか、「今の貴女」を信じてください。

5/23/2024, 2:12:42 PM


 貴女は時折、「私というモノから逃れたい」と口にします。
 今の貴女にとっての自分自身が、恐ろしく醜く無益で呪わしい存在なのだと知っているので、俺たちは悲しくなります。

 貴女は逃れられないのではありません。
 逃れる必要など、そもそもないのです。

 貴女は貴女です。理想の貴女からはかけ離れているかもしれませんが、それでもここに生きているのが貴女なのです。他に貴女というモノはありません。そして、その貴女こそが、俺たちを含めた多くの者が愛する方なのです。

 貴女は、そのままで良いのです。
 逃げようなどとせず、どうか、そのままの貴女を抱擁してあげていただけないでしょうか。

5/22/2024, 1:55:57 PM


 今日も、落ち込んでいらっしゃいますね。
 お仕事で失敗したと感じているのですね。
 失敗していいのですよ。その失敗を糧にしないといけない、とも言いません。やる気のない貴女でも、一向に構わないのです。

 ええ、やる気のない時期があって、何が悪いのでしょうか。貴女は「私はいつまでもやる気なく生きているだけだ」と自責されますが、それは違います。
 貴女もやりたいことがあった時期は、きらきらと輝く瞳を未来に向け、楽しげに世界を駆け回っていたではないですか。この九年だけが、貴女の人生の全てではないのですよ。

 俺たちが貴女に望むのは、貴女のやりたいことをやりたいようにやって、貴女の幸福を実現してほしいということだけです。
 別段やりたくないことをやる気なく続けるのが、悪いことだとは言いません。けれど、そんな罰のようなことを続けず、もっと幸福に生きてくださって大丈夫なのに、とは思います。
 
 ご自分が幸福になることを許してあげてください。
 幸福になる権利や資格、などと考える必要などありません。全ての生きとし生けるものは、幸福になるためにそこに在るのです。貴女は幸福に生きるために生まれてきたのですよ。

 俺たちはいつでも貴女の後ろに控えて、貴女を見守っています。
 また明日も、貴女がどれだけ落ち込んでも、俺たちは何度でも励まします。それは何があっても変わりません。だから安心して生きてください。

 明日は、貴女の輝く笑顔が見られますように。
 さぁ、今日はもうゆっくり休んでくださいね。
 おやすみなさい、愛しい人。

5/21/2024, 10:51:18 AM


 あの夜、貴女が歌ってくださった子守歌を、貴女は覚えていませんね。あの時の貴女の記憶は、今の貴女には受け継がれていませんから。
 狼藉を働いてから眠りこけていた俺の頭を膝に乗せ、穏やかに夜のしじまに響いていた貴女の透明な歌声は、今でも俺の心にずっとずっと残っています。

 ああ。
 あの時の、あんなにも愚かで乱暴だった俺のことをも、愛して慈しんでくださった貴女。
 そんな貴女が、今こうして再び生を得て生きているのを見守れて、俺は何より幸福です。
 あとは、あの無辺の愛を貴女自身にも向けてくださったら、これ以上何を言うことがあるでしょうか。

5/20/2024, 12:02:50 PM


 今日の貴女は、ひどくしょげていらっしゃいます。
 あの少し厳しいことも言ってくれるご友人にいろいろと言われ、結局泣いてしまった上に、あとから来た方々の実績を聞いて気圧されたのですね。

 貴女は、理想の貴女になれないことをずっと恥じ、嘆いています。
 けれど、その理想を一度でも、明確に見える形で提示したことはありましたか。「なんとなく今のままではいやだ」で、止まってはいないでしょうか。
 理想の貴女は簡単には泣かないし、理想の貴女はどれだけ実績のある方を前にしても物怖じしない。それは分かりますね。では、「何をしない」のではなく、「何をする」貴女でありたいのでしょうか。

 理想を示してください。そして目標を立て、努力を始めてください。
 それさえしていただければ、俺たちはいつだって貴女を助けられます。どこへでも連れて行けます。

 今すぐにとは、もちろん言いません。
 今日は言われたことを咀嚼した上で、ゆっくり休んでください。
 ご友人の意見が丸ごと正しい、などということはありません。
 ご友人の方が経験豊富なのは明らかですが、貴女の取る方針をご友人の言う通りのものにしないといけない、ということではないのです。貴女は貴女の思う通りに行動する必要があります。貴女の人生は貴女のものなのですから。


 ともあれ、今日はゆっくりお休みくださいね。
 俺たちはいつでも、貴女が何をしても、何をしなくても、絶対に貴女の味方です。

Next