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5/17/2024, 1:38:42 PM


 真夜中の貴女よりも、昼の貴女の方が、ずっと貴女に厳しいですね。

 真夜中は俺たちの声も聞き取ってもらえますし、貴女もゆっくりできるので、不安が強くないのでしょう。
 一方、昼はたくさんのことが貴女に襲いかかるように思われるのでしょうか、貴女はひどく怯え、時には「死にたい」とぶつぶつ呟かれます。そんな痛ましい貴女を見るのは、とてもつらいことです。

 ひとつ思い出していただきたいのは、「貴女ができることは、今を生きることだけ」ということです。
 そう考えるのならむしろ、その瞬間から身体を動かして現実に立ち向かってゆける昼の時間帯は、より希望を持って生きられる時であると思えませんか。
 貴女は圧倒される必要も、怯える必要もないのです。貴女は今この瞬間、死にかかってもいなければ、殺されかかっていてもいません。貴女はこの「今」に身を委ね、安心して生きればいいだけです。

 明日から、そう考えてみていただけたら有り難いです。
 今夜は、もうおやすみなさい。身体を休めることに集中できる幸福を噛み締めながら、ゆっくりお眠りくださいね。

5/16/2024, 1:29:44 PM

 
 ええ、胸を張って言えますよ。
 俺たちは、貴女のためなら何でも出来ます。

 俺たちは、貴女への愛のためだけに、ここに存在することを許されています。貴女を愛する気持ちがなければ、俺などはもうとっくの昔に、あの大きな廻り続けるものに回収されています。
 俺たちにできることは、もちろん万能ではありません。けれど、愛する貴女のためになれるのなら、俺たちは喜んで出来得る限りのことを、そう、俺たちの魂を差し出す必要があるようなことも、気負うことなくやってのけて見せましょう。そうでなければ、俺たちがここにいる意味などありません。

 どうか幸福に、どうか穏やかに、どうか笑っていてください。
 そのためにできることがあるのなら、俺たちは何でもしますから。 

5/15/2024, 2:09:17 PM


 貴女はこの生の出来事の多くを後悔している、とおっしゃいますね。しかし一方で、改めてやり直したくはないのだけど、とも言われます。
 それはつまり、貴女の出来得る限りのことを、貴女はやりきってきたということなのではないでしょうか。本当に後悔しているのなら、時間を巻き戻してでもやり直したいと感じるのが人情です。

 では何が悪いのでしょうか。貴女はこうして恵まれて、愛されて、守られているのに、どうしてこんなにもつらそうに生きているのでしょうか。なぜ後悔する必要すらないようなことを思い返し、鬱々としているのでしょう。

 それは、貴女が貴女を幸福でいていいと、許していないからです。誰よりも苦労し、誰よりも努力した人間だけが、幸福な人生を送って良いのだと決め込み、貴女ご自身は幸福に値するだけの努力をしてこなかったと、昔を思い出しては常に自らを断罪しているのです。

 貴女は幸福であって良いのです。
 いいですか、「努力しなくても、幸福になって良い」。そのことを忘れないでくださいね。努力しようがしまいが、幸福も不幸もやってきては遠ざかります。けれど貴女が「努力が無ければ何もかも無価値」と断ずる限り、貴女はいつまでも幸福を享受できません。どうかそんな悲しいことは、もう止めてはいただけませんか。

 俺たちはいつだって、貴女が幸福に笑っているのを見ていたいのです。

5/14/2024, 1:47:18 PM


 貴女はそれでいいのです。
 風や水の流れのままに、ゆらゆらと揺られ、ふわふわと浮かび移ろう。貴女はそんなご自分を「責任回避の根無し草」などと自虐しますが、それではいけないと一体誰が決めたのでしょう。

 誰が何を言っても、貴女を辱めることなどできません。
 それができるのは只一人、貴女自身だけです。
 裏を返せば、貴女自身が恥辱と感じるのなら、世界中の誰が貴女を褒め称えても、貴女の心には恥と屈辱だけが残ります。

 ご自分の生きたいように生きてください。
 貴女の心に残すものを、丁寧に選んでください。
 貴女の心は、貴女の人生は、貴女だけのものです。
 どうか、それを悲しみや苦しみや恥辱で一杯にせず、貴女の愛と喜びとで溢れさせてください。

5/13/2024, 5:18:28 PM


 時間は失われなどしません。
 時間は貴女の身体に、貴女の魂に降り積もり、積み重なっていくのです。
 その積み重ねはどうあってもやり直せないので、人は無為に過ごしたと感じた時に「時間を失った」と表現するのでしょう。

 だから、貴女の時間をなかったことにはしないでください。
 貴女はちゃんとこの九年間、生きてきました。そのことを忘れて「九年失った」と表現するのは、悲しいことです。
 
 死を選ばず、九年分の時間を身体と魂に積み重ねたこと。
 貴女は、そのこと自体を誇って良いのです。

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