空色の独り言

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4/29/2026, 1:52:09 PM

風に乗って


居心地の良さが攫うことのひとつだとするならば
私はそれに跨って抱きしめるように掴む。
怖さを隠してることに気づかないから、
あなたが吹かす冷たさが肌に当たる時
はじめて感情を知った感覚になる。
逸らすって涼しい顔してるってことじゃ
ないんだけどなぁなんてぼやいて
泣くのが悔しいから惨めだから。
敢えて丸まった猫背を雲に乗って
あなたが温度と速度で私を連れていくのを
預けながらも、ちゃんと思ってることがあること
忘れないで欲しいな。

4/27/2026, 9:10:19 AM

善悪


そうやって手放したふりしていたいのにね。

どうしてだろう。

罪悪感を捨てる場所がないから、
他人の欠点に目が付きやすいのかな?


その優しさだって評価はされても
評論される筋合いないなんて
言ったその後で振り返るのが怖くなる。

足元を見ることがひとつじゃないことを、
価値観と共に知った。

減ることばかりが、教養がないなんて
言われて縮こまる癖に、
手を伸ばして欲しがる。

許容範囲もメモリーもわたしとあなたじゃなくて

もっと広かったこと
それが輝いてるかで決まる美しさが

堪らなく寂しかった。


だって涙って弱さで統一しようとするのに、
武器になるなんて言うんだから。


あなたが落とす視線も唇の動きも
読まない振りして生きていれれば
空虚だったのかな。

3/2/2026, 1:27:21 PM

たった1つの希望。


願うことは無限にあるのに。

欲しいものの無数の中で得られないもの。


会って

合って

合わさらなくて。

会えなくて。

逢いたくて。

涙の線は下に落ちる。
涙の線は横を流れる。

どちらにも感情があって。

確かに存在する。


私欲のためだけに願う希望ももちろん欲しいのだけれど

合わせて重ねた掌の中であたためられた
希望というものは、
1つであるはずなのに、とても熱くて大きい。

その歓喜の渦に呑み込まれて。

私は何を叫ぶのだろうか。

祈るのだろうか。


1つと集約するとなんだか無数に伸びていく気がして
そうあって欲しいと願わずにいられない。


無数の希望の中に愛があること。


それがたったひとつの希望って贅沢なのだろうか?

それでも私は愛がほしい。


1つの希望の中にさえも、ちゃんとあってほしい。




3/2/2026, 7:48:33 AM

欲望

抜け殻になるまで。

ずっと、そうやって集中させてきたのに。

意味があって、欲しがったのに。

なんだったんだろう。

忘れてしまった。

生きていくことへの渇望だって。

不思議だな。


地に足が浮いてるだなんて、

そんな目で見つめないで欲しい。


ないふりをしてあるものを見つめるより、
あるものを見てないものへの

この頭でっかちなごちゃごちゃがある。


私達の無限がそこにあって。



私の無限が誰かのいらないもので。




きっと、いつか、胸のすく思いへと変わるのだろうか。



2/28/2026, 12:12:20 PM

遠くの街へ


電車に揺られて、視線は向かいの席。

スマホ画面をじっと見つめ、ふと
左横を見ると女子高生の会話が溢れて、
また正面を向き直すと、今度は、窓の外を
後ろ向いて見つめている。
再び正面。


スマホスマホスマホスマホスマホスマホスマホ。

目に見える景色もスマートフォンで映す景色も
一緒だけど、空気も天気も変わっているはずなのに
なんだかその小さな画面に負けた気がして、
これからも負ける気がして。

なんだか悔しい。

汗をかいて歩みを進めて辿り着いた
書店には、本の他に店主さんの
小さな声が会話が、
ちいさな頼りとして私の耳に届いた。

忘れてしまう。
忘れた方がいい。
それでも覚えていたい。

記憶も視線も録音に頼ってしまう。

それでも少し離れた街へ。

足を運び風を感じる。

行き着く先には、呼吸がちゃんとあって
人の温もりがあることを、
真実という記憶とあたたかさが知っている。

この温もりの着地は、
私の目と耳と歩んだ足でしか得られないのだから。

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