頭の悪い高校生

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5/6/2023, 10:23:29 AM

「ねぇ 、もし明日世界がなくなるとしたら、何願う?」
「…またそんなことを、」
「いいじゃん別に!減るもんじゃないしさー!」
基本的に冷静で静かな僕とは違って、とても明るく、思い立ったらすぐ行動するような君。
そんな彼女はもしも話が好きだった。
「もしもさぁ…」
なんて、口を開けそればかり。
別にそういう話が嫌いなわけでは無いけれど、こうももしも話を何回もされると、うんざりしてしまう。

だから僕は、初めて彼女に聞き返してみた。
「じゃあ逆に、君は何を願うの?」
僕がこんなことを言うのは初めてだったからか、彼女はキョトンとしている。
「えぇ、?私?w 珍しいねそんなこと聞くなんて」
「別に、いつも僕だけが答えてちゃつまらないかと思って」
「私は君の話を聞くのが好きなのに、」
「…なぜ?」
別に聞く必要なんてなかっただろうに。
いつの間にか、疑問を抱いて、彼女に問いかけていた。
「…私と君は性格が正反対で、考えることも違うから、いつも君の意見を聞いて驚かされてるんだ。あぁ、そういう考えもあるんだ、って」
「それが好きなの、君で新しい発見をするのが」
「僕で、?」
「そう。」
なんだそれ。僕にはよく分からないや。
やっぱり君と僕は、正反対だ。

まぁでも、たまには君の意見も聞いてみたいかも。なんて。
「君は、君はどうなの?世界が終わるとしたら、何を願うの?」
「私はねー、神様にお願いしに行くの。」
「…は?」
「あ、今、子供っぽい考えだな。っておもったでしょ?w」
「…まぁ、」
神様なんているか分からないのに。誰かがつくりあげたでっち話かもしれないのに。君はどうしてそこまで純粋に物事を信じられるのか、僕は不思議で仕方ない。
「…神様に、もう一度つくりあげてください。あの素晴らしい世界をまた。ってね、」
…何が素晴らしいのだろうか。こんなに汚らしい世界の何が素晴らしいのか、僕には分からない。
「この世界は、奇跡と奇跡が積み重なって、できた、素晴らしい世界だから。」

Fin.
よく分からない作品になってしまいました泣

4/12/2023, 5:26:30 PM

季節は春。
春と言えば、入学式。
私は、憧れだった華のJKになるため、つい先日、入学式を終えてきた。
でも、私が思っていた高校生活とは なんだか違くて、楽しいとは中々思えない。
中学生の頃のが楽しかったな。
中三の頃に、中二の頃に、戻りたいな。
友達に会いたいな。
なんて、最近は毎日思っている。

高校の友達ができないのか?と聞かれると、
そうではない。2人ほど、話せる相手ができた。
でも、私は人見知りで、初対面の人と話したり友達になるのはどうも苦手。
気使って話さなきゃ。
気まずくならないよう何とかしなきゃ。
なんて考えてしまって、中々楽しめない。

高校生活始まって間もないのに、
もう行きたくない。
なんて気持ちに襲われてしまって、最近は何もやる気が出ない。
気力がなくたって空を見上げることくらい簡単なのに、それすらも最近はしていない気がする。
青空を見たら、少しは気持ちが晴れるのかな。

遠くの空は、どうなっているのだろうか。
私の空は、真っ暗。
みんなは、快晴なんだろうか?
不安しかない高校生活。これから、楽しくなるんだろうか?

Fin.
高校生活が不安です

3/21/2023, 10:51:44 AM

私には友達がいない。
よっぽどの事がない限り、みんな私には話しかけてこない。

「ねぇ、最近調子乗ってるでしょ」
そんなある日、私に話しかけてくる子なんて今まで居なかったのに、世間で言う、所謂陽キャ女子に話しかけられてしまった。
しかも、嫌な予感しかしない。
「…のってないけど」
「なんかあんた、ムカつくんだよね」
3人揃って急に喧嘩売ってくる方がムカつくけど。
なんて言えば、火に油を注ぐことになるだろうから、さすがにやめた。
「何が言いたいわけ?」
「…うっざ、おいバケツ」
なんて、この3人グループのリーダーなんだろう女が、後ろの取り巻き女子にそういうと、元気よく「はーい!」
なんて返事をし、水入りバケツを構える。
あ、水かけるんだなこいつら。と、理解した頃には、私は既に…
「…やめな、よ。」
「え、?」
濡れていなかった。濡れるより先に、止めてくれるような声が耳に入った。
「は?」
「…先生、呼んだから、」
「あんた…、覚えときな、」
なんて漫画のような捨て台詞を吐くと、三人衆は走って逃げた。

「…なんで、助けてくれたの」
「なんでって、…君も私の事、助けてくれたじゃん」
そう、ニコッと微笑む彼女は、前の頃とはなんだか少し雰囲気が変わっている気がした。
「…2人で、助け合おう?、」
「…、ありがと」
「ひとりぼっちじゃなくてふたりぼっちだね!w」
そんな可愛い彼女の笑顔を、私だけのものにできることを、心の底から感謝した。
ふたりぼっち。案外いい響きかも、なんてね。

3/10/2023, 3:18:00 PM

僕は、人間関係を上手くこなしていくために、
自分で決めたルールがある。
それは、不用意に人に近付きすぎないこと。
だから僕は基本的に1人行動が多かった。
そもそも、僕は人と関わるのがあまり得意な方ではなかったし、常に馬鹿騒ぎしているような 、所謂 "陽キャ" という存在が嫌いだった。

もうひとつは、人の意見を否定しないこと。
なるべく快く受け入れてあげることで、
相手が不快な気持ちになることは、きっと滅多にないだろう。
そう思って生きてきた。

僕はこれでいいんだ。なぜならば、誰かに危害を与えることも、与えられることも少ないのだから。
これが 平和主義者 という者なのだろうか。
それとも、僕はただめんどくさい物事を避けたいだけなのだろうか。
…きっと、後者の方が僕には合っているだろう。
でも、平和が嫌いなわけじゃない。
いや、嫌いな奴なんているのだろうか。

この2つのルールは、自分を守る行為ではありつつも、平和を望んでいるとも読み取れる。

中学生からそんなふうに生活してきた僕は、
今でもこのルールを忘れてはいない。なんなら、癖になってしまっているだろう。
ただ、そのせいで、僕は "愛" という名の、人生において重要な役割を果たしているそれを、
どこかで捨ててきてしまったようだ。

Fin.
4月から高校生になる作者でした。

2/10/2023, 11:10:16 AM

誰もがみんな 、
1度は想像したことがあるだろう 。

例えば 、中学生の頃 、教室に不審者が来たら
自分がクラスのみんなを守ってヒーローになる 。
とか 、そんな想像を 。
実際 そんなこと出来るわけないだろうに 、人間はそういう妄想をするのを好む傾向にあるのではないかと 、勝手にそう思っている 。

でも私は 、そんなくだらない妄想をしてる時間が 、結構幸せだったりする 。

Fin .

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