通り雨

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11/12/2025, 10:03:04 AM

「夜明け」

だんだんと明るくなってきた夜明け
迷い悩みすべて
置き去りにしたままなのに

過ぎてゆく時間は
まるで時計の針みたいに
追いつこうとすると
また前に進み始めてしまう

たとえば明日が
世界の終わる日だったら
こんな風に終わりたくはないな
たとえば明日が
そんなことばかり考えて家を出た

吉祥寺駅改札を出て
公園の入り口まで走った
池に移るのは朝焼けか
それともやつれた私の顔か

知らないもう知らないよ

やみくもに走り続けた夢の中
重い足取りに
追いつかない思考が絡みつく

過ぎてゆく時間は
まるで時計の針みたいに
身動きの取れない中で
逃げることしかできない

たとえば明日が
最高に運のいい日だったら
今日を頑張れる気がしたんだ
たとえば明日が
そんなことばかり考えて家を出た

吉祥寺駅改札を出て
公園の入り口まで走った
だけどいつもと何かが違う
あぁそうかここはまだ夢の中か

知らない もう知らないよ

また日が沈んで
また朝はやってくる
これで何度目なんだろう
眠れない朝を迎えたのは

11/11/2025, 8:05:17 AM

「真夜中の君と」

誰もが寝静まった深夜
私はそっと目を開けた
夢さえ見れないまま
今日も君を待つ
月のような君が見える

夜にだけ現れるの
強い光惹き付けられて
手が伸びていってしまう
どんなに厚い雲に身を隠しても
薄闇の中に君が顔を出す

フィルムに写っていたワンピース
暗い部屋の隅っこで泣いている
記憶の断片をつなぎ合わせた
形ないジグゾーパズル

足りないのは君だけだよ
灰色の空の向こう側
掴めないのはずっと
夜間信号が青になるの
待つようなこと
意味が無いよな

11/9/2025, 1:50:01 AM

「透明な羽根」

片目が浴びた太陽が
目が眩むほど全部真っ白だった
朝方の冷たい空気と
昨日の涙を枯らすお気に入りの一曲

始まりはいつだって白紙から
台本は置いて 裸足のまま風のまま

重ねた手で三角を作った
飛行機に願い込めるような
おまじないはもういらない
指と指の間漏れる光線が
胸の鼓動を刻んで鮮やかに走り出す

鼻に浮かんだ朝露は
痛いような夜超えて
残る透明のドロップ

弱いままでももういいから
強さを持ちたい
踏み出すための一曲

続きはいつだって余白から
塗り替えてくほどに綺麗になりたい

重ねた手で三角を作った
飛行機に願い込めるような
おまじないはもういらない
誰も傷つかない夢なんて叶わない
形の無い雲つかんで
鳥になって空へ羽ばたけ

片目が浴びた太陽が
目が眩むほどに全部真っ白だった

重ねた手で三角を作った
飛行機に願い込めるような
おまじないはもういらない
指と指の間漏れる光線が
胸の鼓動を刻んで鮮やかに走り出す

11/8/2025, 2:13:14 AM

「灯火に囲まれて」

ふと思い出したんだ
君はちゃんと話してくれた
ずっとひとり温めてた夢を
震える手を抑えながら

君とふたりでどこまでも
喜びと不安を分け合って
少しずつ重ねてった日々も
ずっとそばに居てくれた

君がひとり遠くでない泣かないように
暗い足元照らす灯火でいるから
君は君の思う歩幅でほら
恐れずに踏み出して
見上げた空は同じはずだ

夕焼けは永遠だった
時間は忘れたことにして
暗くなるまで話した帰り道
何度も電車を見送って

気づけば遠くぼやけていた
君の背中に手を伸ばすよ
忘れかけてた約束を
もう一度紡ぎだす

君の笑顔はあの頃のままで
幼気な表情も話し方の癖も
「待ってたよ」
「遅くなってごめんね」
あの日描いたふたり
今ここで交わり合ったの

いちょう並木駆けた朝
隣合うふたつの影
根拠の無い大丈夫の言葉
抜け出した見た屋上の空
朝まで語った夢も全部
きっと繋がる

君が初めて夢を語ったとき
真っ直ぐな目が私の胸を貫いた
紛れもなくあの日から始まったの
何ものにも変えられない
ふたりの物語

きっと私たちならやれるよと
無邪気に讚え合った日々が繋いできた
また会いたいと強く願うことで
実った夢の続きを
また君と叶えていくよ

11/2/2025, 3:38:35 AM



足元は冷えてきて 息は白くなった
寂しがっていたコートに袖を通した
冬の香りがした

寒い朝は君に会いたくなる
こんな日にはそばに居て温めて欲しかった
そんなことは言えるはずもないけれど
本当はちょっと期待してしまっていたんだ

少し漏れたため息が朝陽に包まれる
このままずっとなんて無理な話だ

少し前を歩く君の背中が
知らない間に大きくなってた
ちょっと寂しくなったけど
それはたしかに君で大人になったななんて思った
今日は君の好きな曲を聴いて眠ろうか

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