想叶空色

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6/11/2024, 12:01:11 PM





私は今、〇〇街のある山を登っている。
理由は、ただ山が好きだからだ。
街からみる山も。山からみる街も。
全て、色があり、生きている。
どんな季節であってもそれは変わらない。

さて、少し話を逸らすが、今現在、山を登っているが、周りに人はいない。
そう、誰一人として。
何故なのか。

それは雨上がりだからだ。
足元は泥濘んでいるし、滑りやすいところも多々ある。
そりゃ危ないのでいないだろう。
だが、私は、今登っている。
雨上がりの山が一番好きだという理由でだ。

あれだ、水も滴るいい男で言う、
水も滴るいいお山、というやつだ。
大丈夫かこいつ、と思ったろうが大丈夫だ。
山の限界オタクなだけなので。

雨上がりで発生している霧。
前は少しだけしか見えない。
それでも、それでも観たいのだ。

頂上から観る、霧に隠れた、街の風景を。

 


(力尽きました…あとはご想像にお任せ)


6/1/2024, 4:13:03 PM

あー、頭が痛い…

梅雨は辛い。
何がって、頭痛やら、何やら。
色々と暗いテンションになる。
だが、それが嫌ってだけで、雨は嫌いではない。

何より眩しくない。
晴れもいいけど、眩しいのだ。

私は眩しいのが苦手だ。
車を乗っている時は、前の車が反射で眩しかったり。
道路を歩いてたって、下を向いてもコンクリートが反射で眩しいのだ。
コンクリートの反射でさえ辛い。

それぞれ天気の良いところ悪いところがある。

私は梅雨が好きだ。頭痛で辛くたって、眩しくないのでいいのだ。

他の人はどの天候が好きだろうか。

是非聴きたいところだ。

3/29/2024, 3:51:12 PM

「お前のせいで!俺の人生が狂ったんだ!!!」

今日は雨の降る、普通に天気の悪い日だった。
こんな雨の中会議だと…?
面倒くさいったらありゃしない。
傘、OK レインコート、OK 長靴、OK
長靴は子供用ではないぞ!ちゃんと大人用だからな!
そう自分に言い聞かせる。
…足が成長しないんだ。ついでに手も。
音楽活動しておいてあれだが、楽器向いてないのか?と、自信がなくなる。
「会議の忘れ物はない?」「うん、ないよ。」
「そっか。気を付けてね?雨の日って危ないんだから。」「大丈夫だよ。なんなら、すぐに終わらして速攻で帰って来てあげる。」「早く帰って来てほしいけど…何かあった後じゃ、遅いから言ってるの!」「ごめんごめん。心配してくれてありがと。」「もー…あ、遅刻しちゃうよ!ほら!急いでね!気を付けて、行ってらっしゃい。」「うん、行ってきます。」
あーーーーー、幸せだ。うん。可愛くない?夫可愛くない?自慢したい。この人、僕の夫です!って。
天気は雨だが、僕の心は晴れってか?そうだよ(?)
はぁ、帰りてぇ。会議だるいって。
いや、でも、弟達や夫に怒られるのは勘弁。
僕がショックで死ぬ。好きな人に怒られるのは誰だって嫌だろ?いや、まぁ、いる人はいるだろうけど…

はい、速攻で終わり





ませんでした。はい。泣きてぇ。夫に抱きついて大泣きしたい。ただの迷惑っていうのはわかる。でもな。
甘えたいんだ…。え、引いた?すまん。
と り あ え ず
走れ僕。帰ったら愛の言葉を呟こうじゃあないか!!


プルルルルルル
あれ、電話だ、しかも夫の望晴からの。取り敢えず出よう。
「はいもしも「叶斗!今は絶対に家に来るな!」
「え、どうしたの」「どうもこうも、だめなんだ。お願いだ、暫くは帰ってこないでくれ。」「暫く?ちょちょ、詳しく聞かないと納得できないって。」「ごめん、詳しくは言えない。後で、会えた時にはな、っ!」
ゴンッ!!
「え?望晴?!何があった?!」「っ、はっ、なせ!!!」「ごめんねぇ、それはできない。」
この、声は
「あー、久しぶり〜。元気してた?俺はね、ずっっっっっと、憂鬱だったんだよ。お前のせいでさ。」
「なんで、家にいるんだよ。」「えー?お前に会うため?」「っ、今来たって何も変わらんぞ。」「それがね、変わるんだよ。」「は?」「お前も、俺の気持ちを倍にわからせてやらないとなぁ?」「もう、充分やったろ?!」「あー、これだけじゃあ物足りないから、そこら辺にいた双子も ブスッ って刺してやったんだ。今頃どうなってんだろーな〜。」「な、んだと」「叶斗!こいつに耳を貸すな!君だけでもっ、」「うるせーなぁ?今すぐやっちまうか。」
「なっ、やめっっっ」

ザシュッ

「っ、!!」
「望晴?!待ってろ、今すぐ」
「あらら!血がダクダク出てるね。大丈夫?死んじゃうんだねぇ?はは、やっぱりこんな考えは俺にしかできない。俺って天才だ。だから色んな人に好かれるんだ。あいつも、俺の事が大好きでしかたなかったのに…。お前のせいで…。お前のせいであいつは変わった!!!俺が一番なのに!お前ができたから!あいつは俺を見なくなった!!!!お前のせいで、お前のせいで!俺の人生が狂ったんだ!!!」
いつもの暴走。最後に話していた事は、僕の母の話だ。母は僕ができたことで育児に集中。そんなことを話題に出したら、狂ったあいつが勘違いして、母を…
こんなこと、僕だけにすればいいのに。そうすれば、死んだ母の恨みは殺せるのに。
父の言葉を無視して、走る。運動は嫌いだ。疲れるから。なのに、今は足が止まらない。泣くなまだ。生きられるかもしれない。弟達は何処にいるかわからない。何としても聞き出そう。もしかしたらこのサイレンは弟達によるものかもしれない。速く。もっと速く。傘なんてどうでもいい。長靴なんて脱いでしまえ。僕の邪魔をしないで。どうか、間に合わせて。

閉まった玄関を無理矢理開ける。廊下は濡れていた。
あいつだ。血も混じっていた。きっと弟達のだ。ごめん。ごめんね。僕のせいで。濡れた階段を登る。
寝室のドアを思いっ切り開けた。目の前には父が立っていた。
「あー、やっと来たか。まだ、そいつは生きてるぞ。もう死ぬけどな!」「っ、」「俺の事、殺したいだろ?復讐したいだろ?そうだよなぁ?最愛の人が殺されたんだもんなぁ?呪い合おうじゃないか?復讐を果たすまで。」
そう言ったあと、父は弟達や、望晴を刺した包丁で自分の首を刺した。
父は、微笑んでこう言った。
「やっとあいつに会える。お前を地獄に落とせる。」

きっとこれは、1人だけが幸せになれた話。

                ハッピーエンド?

3/23/2024, 3:22:09 PM

「俺は、君の事が大好きなんだ」

そう言われた時、僕は救われた気がした。
僕の名前は叶斗。自分でつけた名前だ。
僕は皆に嫌われていた。
ある人は、「人とは思えない。」だとか
ある人は、「人殺しだ。」だとか
そんなことを言われた。
【貴方が生まれた時にあの子は亡くなったのよ。】
と、祖母が言っていた。
僕の母は相当愛されていたらしい。
母のことは聞いたことがないため、どんな人かは知らない。
でも、皆と同じように、母を愛するのだろうと思った。

「趣味が悪いな。」

一目惚れ。なんて、本当にあるんだと知った。
俺は望晴。読み方は、 みはる だ。
俺が一目惚れをした日。
それは天気が悪い日だった。
空は雲で覆われていて、今にも雨が降りそうだった。
そんな時に、何故か公園で遊びたくなったんだ。
猫がよく捨てられる場所。
だから猫公園なんて読んでいた。
なんとなく、ブランコが思い浮かんで、靴はどこまで飛ぶかな、とか、自分ごと飛んだら危ないかな、とか考えていた。
猫公園についた時、やはり天気が良くないからか、人は見かけなかった。
やっぱりやめたほうがいいかなと、思った矢先、
誰かがブランコで座っていた。
俯いていたし、体調が悪いと思ってすぐに声をかけた。
「大丈夫?何処か体調が悪いの?」
と、声をかければ、相手は反応して顔を上げた。
瞳は黒く染まっていて光がなかった。
何処か、 助けて 、と言っているように感じた。
あ、好きだ。
そう思った。
別にそういう趣味があるわけじゃない。
本当に全てが好きなのだ。
おかしい、今さっき知った人なのに。
心臓がうるさい。
「…いえ、大丈夫です。心配をおかけしてすみません。」
今更ながら、子供にしては敬語ってやばいなぁ、と思う。
この声も当然ながら好きだと感じた。
流石に自分を心配した。
まぁ、今の俺には関係ないだろう。
例のその子とは今、幸せ絶好調な日々を送っている。
弟二人には最初心配されたが、最終的に幸せを祈ってくれた。

救い出せて良かった。
そして、愛してくれてありがとう。
世界一、愛してる。

                   特別な存在

3/21/2024, 1:48:58 PM

「ずっと二人でいようね」

弟の晴夏はそういった。
俺達は双子だ。
俺が兄で、名前は明記。
弟は、晴夏。
極一般的な家庭に生まれた。
僕達は、前世の記憶、というものがある。
いや、生まれ変わりと言えば良いものか。
生まれ変われば、必ず晴夏がいた。
不思議とそれを受け入れていた。

「また、だめだった。」

何度目なんだろうか。
明記が兄と姉を救えなかったたびに、
涙を流し、どれだけ悔やんだのだろう。
いつしか、俺は諦めていた。
諦めざる終えなかった。
姉は兄を愛し、兄は姉を愛した。
俺は明記を愛していた。もちろん家族愛だ。
明記も、俺のことを愛してくれた。
でも、知ってるんだ。
明記が、姉に恋心を抱いていることを。
兄弟のテレパシーというものか。なんとなく察していた。
でも、その愛に姉は答えなかった。
いや、答えられなかった。
きっと気づいていたのだろう。そして兄も同様に。
俺は、明記を慰めた。愛を返してくれなくとも別に良かった。
だから、許して。気づいたって別にいい。

二人でいようね


               二人ぼっち

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