想叶空色

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私は今、〇〇街のある山を登っている。
理由は、ただ山が好きだからだ。
街からみる山も。山からみる街も。
全て、色があり、生きている。
どんな季節であってもそれは変わらない。

さて、少し話を逸らすが、今現在、山を登っているが、周りに人はいない。
そう、誰一人として。
何故なのか。

それは雨上がりだからだ。
足元は泥濘んでいるし、滑りやすいところも多々ある。
そりゃ危ないのでいないだろう。
だが、私は、今登っている。
雨上がりの山が一番好きだという理由でだ。

あれだ、水も滴るいい男で言う、
水も滴るいいお山、というやつだ。
大丈夫かこいつ、と思ったろうが大丈夫だ。
山の限界オタクなだけなので。

雨上がりで発生している霧。
前は少しだけしか見えない。
それでも、それでも観たいのだ。

頂上から観る、霧に隠れた、街の風景を。

 


(力尽きました…あとはご想像にお任せ)


6/11/2024, 12:01:11 PM