かおる

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5/8/2025, 8:15:22 AM

どうしてこの肉体を着飾らなきゃいけないのかどうして化粧をしなくちゃならないのと思ってそういうものから抜け出したくて脱ぎ捨てられ気に入られなかった残骸たちがベッドに積み上げられていてその山が風で冷えてしまっているのを確認したらようやく窮屈な心地が少しマシになる。肌に触れるものすべてが煩わしくてたまらない時わたしはどうするべきなのかわからなくて空でも飛べたらいいのかもしれないわたしは鳥が好きだ私は鳥になりたいだからスカートなんて要らない。

5/5/2025, 6:20:34 PM

ヨーグルトを冷蔵庫に常備しておきたいし、楽しいと思えることが手を伸ばせる範囲の中に見つけることができなくとも、元気に動いた後に流れる汗を拭いたい。理想の形とは、口上で説明できるほどに、単純明快なテーマであるわけでもない。それでも憧れを模したいし、その先の、無駄の美しさを知るための過程を歩みたい。

安牌の囲いから抜け出したい衝動に駆られることがある。だから、ここにあるお菓子の包装紙を勢いに任せてつかみ破ったっていいけど、空腹を極めた末の明け方っていう時間を選ぶことによって、食べられる側もより嬉しくなるかもしれない。だから今は食べない。こうしたらいいよっていう、自他に用意され基準を、裏切る選択をし続けたい。

5/4/2025, 11:54:51 AM

幼少期にハマった、ままごとと読書
それがわたしの限られた遊びの中のツートップだった
何かを模する時間は理由なんて考える前に常にそこにあった
すべてすべて真似事

異様な熱中の経験から根付いた作家という生活と言葉を大切にする文化への憧れと尊敬
そして、これらになんの感情も抱かない時は、どん底と言うことができるので、精神状態の判定に使える

文章の熱量や完成度に酔う心地が欲しい、言葉の美しさに触れたい、ことばが好きだ、異常なほどの熱が欲しい、個性を求めている、作家の個性に触れたい

5/3/2025, 11:13:04 AM

深夜の食事も運動も、ベッドから足を踏み出さなければできないこと全てを、太陽が顔を見せない間、いつ行ってもよいものとする
私はやるべきことを手放して生まれたこの時間で、好きな曲の歌詞をそらんじて、その価値観や理想の輪郭に触れる
創作物を近くに感じることも、知己を得たと思うことも、心を委ねることも、その世界が変わってゆく恐怖を感じながら、なんてそんな必要はないのである
私は全てが欲しいと思った
この本の音楽の絵の、存在する創作物の、言葉も感性も想いも、全て奪い取れたらと、思った

5/2/2025, 1:35:23 PM

大雨だ
さむい、すごく寒い
流れ続ける新しい映画の音声を無視することも、作った紅茶のマドレーヌを残してきた冷蔵庫の低い音も、眠くて仕方がなくて現実との境界上をとろとろとさまよう時にすべて、手に触れたものを壊したくなる衝動に変わる
手放さずにいたい何か、しがらみのない自然な愛着のその温度を思い出すことができない

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