特別な存在
特別な存在などほんの一人握りで良いと自分は考えている
特別だ ということは誰もが憧れる存在になりかねなく
また それを妬みの目で見られた上で成すべきことを貫かなくてはいけないからだと思うから
それ故に特別な存在というのはある意味大昔、古で言うところの英雄や賢人に等しかったのではと考えたりもしていた
本当に特別な存在ならなおのこと
子供の頃の自分も特別な存在に憧れていた
なりたかったのだと夢を見た が、いつしか忘れる
いつのころだったのかわからないのだが
しかし
少し前から壊れた機械が直りつつあり歯車が回り始めた時計に何か、とても特別な何かが組み込まれるようになった
壊れた機械の歯車というのはほかでもない己のことだが、そんな不要なものに 何故か という
一つの歯車がその特別な存在に問う
「あなたは既にたくさんのものをもっているのでしょう?このような壊れかけた機械を手に入れても何もございませんよ」と
もう一つの歯車が特別な存在に言う
「あなた様は誰よりも特別でしょう?この機械はもう終の場所を探しております。他の素晴らしき血筋の方におっしゃってくださいませ」と
でも2つの歯車のその特別な存在は一切聞いてくれなかった
「あなたのすべてを手に入れるまで、私は全てを破壊しても、捨てても、切り捨てても、得る。あなたを最初に見たあの日から」
機械は何度も思う
一度も合ったことがないのに
何故 と
不条理
憎まれっ子世にはばかる
と、私は常日頃からそう思う
しかしそれは私もそうなのだが死が誘おうとすると何故か一切の光無きところまで来て連れ戻されるのだ
貴女は何もしていないし、悪の根源を知っているのに!ずっと探していたのに!
と
物語のような話。しかし、何度もある
悪の根源、それを討つ要になるものはわかるのだが実行には力がなかった
それ故に本来なら普通に生きていた同胞も
それ故に罪を犯す必要がなかった同胞も
石を投げられるのである
不条理なイキモノに
だからこそ、自分も同胞たちに続きたかった
そのイキモノたちは自分も憎むから
でも、結果として何度も生き残ることになる
やはり不条理だと 三重奏のように私は聞こえる
過ぎ去った日々
過ぎ去った日々に今日も自分は想いを馳せる
肥後さ肥後何処さと謳う
肥後の場所なぞ一切わからないのに
その御山には狸がおってさ
それを猟師が撃ってさと
口ずさむ
絆と人は言う
でもその絆はたった一筋の太刀によって
切られるかもしれない
その絆が本当でも鎖に繋がれて絡み合う
運命なのかもしれない
過ぎ去った日々を忘れ、時にふと思い出し
最後に己を信じぬいたものだけが生き残れると
思う
自分は太く短くを信念に生きていたかった
途中何度も真っ暗な闇に堕ちた が
そこには(私)を欲しがる…いや書かないでおく
何にせよ狂ってしまった世界であるならば
痛覚を麻痺させて最後まで己を信じ抜くことを決めた
過ぎ去った日々に さよならを
お題 たまには
昔の記憶 遠い夢の泡沫の記憶
自分が自分でなかった頃 瑞穂の国または秋津島に
行く前に琉球という國に行ったらしい
たまたま通ったとも言える
主様に【國が危険でございます。仙女である御主人様とて危険であると申し上げます】
このように告げたらしい
そこで琉球の國を通って今では暁すら見えない日の出國を目指したそうな
自分と仙女様は大層歓迎されたと言われる
当時から『日の出の国 黄金と称された国 瑞穂の国』よりもこちらの方が交流があり、一つの【國として認められていた】からである
ただ、その時はその当時の姫君に気づかなかった
いや、女神だったのかはわからない
しかし、姫か女神かわからないが歳上だったにもかかわらず自分は歳下の方と勘違いをしてしまった…そうな
本当にたまたまだった また、朝が来ると覚める夢
泡沫であり月城なのかもしれない
ふと、根の国であるニライカナイを探したからなのかもしれない
ひな祭り
健やかにと願う 私の子どもたち
と、私には子供はいないけど雛人形を飾る
何故なら3月3日という子供が喜ぶ日に
つまるところ、私にとってとても嬉しい日に祝わない理由はないからだ
大したものではない
だけど、作って飾り、そしてしまう
どうかこの先【祝福され】【幸せになってほしいから】
と
偽善と笑われても構わない。私は逆にそのような人がいたらあぁ悲しい人だと視るだけである
私は子供の頃、お雛様を飾ってもらえたし嫁に行ってほしくないからと仕舞われなかったが
ある時母に「孫はいらない。めんどうだし子供嫌いだからね」 と言われた
しかし、それも時が経つと不思議と薄れる
悲しい記憶が。母もたくさん苦労をしたから
今元気で生きているだけでいい 雛人形を飾ってもらえたことが何よりも【私にとってのお祝い】だったから
だから私は子供がいない
けれど飾る 子供たちが 幸せになれますようにと
私は子供が大好きだから