「脳裏」
脳裏に巣食う嫌な記憶が消えてくれますように。
多くの人の心が癒され、安らぎに満ちますように。
今夜もおやすみなさい、良い眠りを。
「理想郷」
自分で自分への目標の難易度をあげてしまい、達成できなくて落ち込むことの繰り返し。つくづく学習能力がない行動をしている自覚がある。
そして、書くことから逃げないと宣言しながら、
お題について全く書けない日が出て来た。それにより、書くことが私の全てではないことを毎度思い知らされるようになった。
おそらく、私が書けなくなったのは、無自覚に自分自身を言葉で縛っていたのだろう。これからは、「書け無い時は休む。書きたくなった時だけ書く」ということにしよう。これはあくまでも趣味である。心を壊してまで続けたら元も子もない。
何でも書ける私が存在しているのは理想郷だ。だが、それは実現できない。だから、身の丈に合った目標を立てて気ままに一文字ずつ綴っていきたい。
「紅茶の香り」
ブランデーティーに憧れる。
紅茶の香りとブランデーの芳香の組み合わせ。
どんな香りなのだろう。
空想を膨らませながらお湯が沸くのを待つ夜。
「行かないで」
あなたが遠くへ行ってしまう。
うっかり手を離してしまった風船のように。
いつまでも見える背中はとてもたくましい。
私は勘違いしていた。
私は一人でも大丈夫だと強がってしまった。
ここにいてと言えなかった。
行かないでと言いたかった。
飛んで行ったあの風船はもう帰っては来ない。
「どこまでも続く青い空」
顔をあげると、高く高く薄い雲が流れている。
気づいていないだけですでに季節は秋だった。
過ぎた日を想い、後悔に身も心も閉じ込める日々。
どこまでも続く青い空を羨ましく見上げる。
涙の理由には目を伏せて、がむしゃらに
曇った胸の内を言葉に変えて、また泣いて。
濁った視界に映るものはただの虚構だけで
本当に青い空は見えてなどいなかった。