ストック1

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4/14/2025, 11:09:34 AM

死ぬまでにやりたい5000のこと、はちょっと多すぎたな
まだ2325個しか達成できてないぞ
半分もいってない
未来図を広げすぎた
僕はいったい何歳まで生きられるのか
18歳から始めて、今は52歳だから、長生きできたとしても、肉体の衰えなどを考慮に入れたら、達成不可能じゃないか
そもそも、仮に今のペースを継続できたとして、僕は達成できるまで長生きしないだろうな
90歳を越えることになる
別に毎日5000のやりたいことだけ考えていたわけではない
リスト外のことだってたくさんやってきた
だから、この歳でここまで達成できたのは、よくやったほうではないかな?
しかし、展開した未来図の収拾をつけたい、というのも本音だ
どうにかいい方法はないものか
2325個達成したわけだけれども、この先、それが4000個になったところで、大して気分は変わらないだろう
最初に決めた5000個だからこそ意味がある
どうせ達成できないなら、僕は大きな賭けに出よう
今のままだと長生きも達成も絶望的なら、可能な状態に変えればいいのだ
一旦、死ぬまでにやりたいこと、は停止する
僕は5000個を達成するためだけに、ある研究を、共感する仲間を集めて極秘裏に開始した
いや、実は昔から暇つぶしに研究はひとりで行っていたのだ
しかし、ひとりではできることは限られる
なので、事実上、研究は頓挫していた
だが今、温めていた研究を一気に押し進める時が来た

10年後
ようやく僕たちは研究を完成させた
資金繰りと露見しないようにするのは苦労したが、報われた
さっそく、研究によって完成した薬を1錠飲む
体が熱を帯び、苦しくなってきた
息がしづらい
安全性は確認されているとはいえ、恐怖感はある
どのくらいのたうち回っていただろう?
苦しさが収まり、立ち上がって姿見を見ると、僕の体は10代後半ほどに若返っていた
さらに、実感はないが、僕は不老不死になっているはずだ
研究は成功だ
仲間たちも続けて不老不死になっていった
僕達は、公にはできない方法で新たな戸籍やその他諸々を得て、第二の人生を開始した
もはや5000という数字にこだわる必要もない
不老不死なのだから未来図は広げ放題
際限なく、やりたいことをたくさん楽しもうと、僕は心を踊らせるのだった

4/13/2025, 10:40:38 AM

さて、今回諸君に集まってもらったのはほかでもない
「ひとひら」という言葉についてだ
私はこの言葉に対して、花びらと雪ぐらいにしか、使い道を見い出せない
そこで、諸君にはそれ以外の使い道を私に提案してほしい
なにかあるか?
すぐに出なくても、しばらく考えてくれて構わない
最近はひとひらが気になって、毎日夜三時くらいまで、全く眠れないのだ
いい案を期待している

「雪から思いついたんですけど、紙吹雪とかどうですか?」

ひとひらの紙吹雪か
大量に降ったり、目まぐるしく飛んだりする紙吹雪の中の一枚に注目するというのも、なかなか面白いな
他にあるか?

「ひとひらの刻み海苔なんていうのは、ダメですかね?」

いいじゃないか!
情景はさっぱり浮かばないが、それが逆に想像力を試されているようでわくわくする!
変わり種というのも、ひとつくらいは欲しいしな
まだまだ募集するぞ

「火山灰なんて、エモくないです?」

おお、活火山という恐ろしいものから出る灰を、ひとひら、という柔らかな言葉で表現するとは、ストーリー性や神秘性を感じる素晴らしい案だ

「ひとひらの花びらときたら、ひとひらの葉っぱも外せないと思います!」

ここに来て王道だな!
確かに、花びらにばかり気を取られて、葉っぱの方に意識が向いていなかった
これは私の反省点だな
ありがとう
なにか大切なものに気づけた気がするよ

……うむ
四つの案が出たわけだが、どれも心に響くとてもいい提案だった
諸君のおかげで、新たな発見や、それによる自分の成長を感じられた
今日からは安眠できそうだ
考えれば他にも案が出るかもしれない
だが、今日はここまでにしよう
改めて、ありがとう!

「「「「お疲れ様でした!」」」」

4/12/2025, 10:43:09 AM

懐かしき日々
君と私の、故郷で過ごしたあの日々
あの頃、私の目に映る君はいつも、見慣れた風景の中で笑っていた
幸せそうに、楽しそうに
なんの不安も不満も無い、きれいな瞳で
だが、私たちは故郷を離れた
追い求めるもの、夢があったからだ
そして、見知らぬ風景の中へ飛び込んでいった
そのことに後悔はない
目まぐるしく変わっていく環境
日々起こる様々な出来事
苦労することも多かったが、得るものも多く、とても楽しかった
そんな中で、君とともに歩めることに幸せを感じていた
だから、それらは無駄ではない
意味のあることだったのだろう
けれど長い時が流れ、私も君も、この日々に疲れてしまったようだ
名残惜しさは感じるが、この風景に別れを告げ、再び静かな故郷の風景の中に身を置くことにした
帰ってきた私たちを、故郷がまた受け入れてくれるかどうか、不安はあるが、きっと大丈夫
君となら、どこだろうと幸せになれる
それに、私は君を幸せにするためなら、どんなことでもできるから
だから、帰ろう
私たちの故郷へ
あの頃の、見慣れた風景の中へ

4/11/2025, 11:11:27 AM

山田君と僕(しもべ)の魔物は仲が良い
高名な家柄の中には、自分の子供に僕となる魔物を与え、手足のように使わせるところもある
正直、まともな思考をしていたらそんなことはしないと思うけど、なぜか合法なので、そういう家もあるのだ
同級生の山田君も、そんな家柄の子だけど、山田君は両親の高慢なところを嫌っていて、魔物にも僕としてではなく、友達として接しているいいやつだ
魔物の名前はマロン
山田君が名付けたのだ
二人は本当に仲がよく、いつも楽しそうに遊んでいる
見ているこっちも笑顔になるほどに

そんなある日、マロンがいなくなったと、慌てながら山田君が青ざめた顔で告げた
とても心配だ
すぐに魔法で痕跡を見つけ、山田君と一緒にマロンを探す
痕跡を辿っていくと、マロンが何人かに暴行を受けている場面に遭遇した
あいつらは、家柄はいいが性格は最悪のやつと、その取り巻きか
そういえば、魔物を友達扱いする山田君に突っかかったり、馬鹿にするような発言をしてたな
すぐさま二人で相手へ攻撃魔法を撃ち、先制した
向こうはいきなりの攻撃に対処できず、転がった後、蜘蛛の子を散らすように逃げていった
山田君がマロンに駆け寄る
怪我はしているが、幸い大事には至ってない
山田君はマロンを抱えながら、涙目で何度も感謝の言葉を言ってきた
でも、助けるのは当たり前だよ
だってマロンは、君と僕(ぼく)の大切な友達なのだから

4/10/2025, 11:19:47 AM

俺たちは起きながら明晰夢を見ている
眠ることなく夢へ!
俺たちは起きている間、ずっと明晰夢が消えないのだ
眠る時は明晰夢ではない普通の夢を見るが、起きればいつもの明晰夢が始まる
その明晰夢は、みんな同じ内容だ
楽しく夢を見て、みんなでその夢の話で盛り上がる
同じ明晰夢だから、みんなで楽しめる
この先も俺たちは、この明晰夢を見続けるのだろう
だが、いつかこの明晰夢が俺たちの頭から消え去る日が来る
そして、明晰夢が消え去る理由が、その夢が叶ったから、であるように、俺たちはみんなで頑張り続ける
いずれにしろ、消え去った後は、また新たな明晰夢を見ることになるだろう
けど今は、今見ている明晰夢を楽しもう

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